あなたは今、リスティング広告のアカウント構成をしているのだろう。しかし、「キャンペーンの正しい作り方が分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
リスティング広告のキャンペーンの仕組みは複雑だ。その上、作成パターンが無数にある。
知識・経験がなければ、何も分からないのは当然だ。
ベテランの広告運用担当者の中にも、正しい作り方を知らない人もいる。
しかし安心してほしい。この記事を読めば全てが分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
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リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
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- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
1.リスティング広告のキャンペーンとは
キャンペーンとは、リスティング広告のアカウント構成要素だ。
アカウントの一階層下に属している。
複数の広告グループを一元管理できる。
設定可能項目は、下表の7つだ。
設定可能項目 | 説明 |
日予算 | キャンペーンの1日の予算のこと。あくまで目安なので、最大で設定金額の2倍の費用が発生。 |
配信日時 | 15分単位で設定可能。 |
配信地域 | 下記の2つのいずれかで設定。 1.都道府県 2.範囲(ex.渋谷駅から半径1km) |
配信デバイス | 下記の3つの配信割合を設定。 1.パソコン 2.モバイル 3.タブレット |
除外キーワード | キャンペーン単位で広告配信しないキーワードのこと。 |
入札単価 | キャンペーン内のキーワードで適用される上限クリック単価のこと。1〜9,999円で設定。 |
広告表示オプション | 広告文の下に補足情報を表示させる機能。 |
リスティング広告のキャンペーンの入稿規定
項目 | Google広告 | Yahoo!プロモーション広告 |
1アカウント内に設定可能なキャンペーン数 | 10,000個 | 100個 |
1キャンペーン内に設定可能な広告グループ数 | 20,000個 | 2,000個 |
リスティング広告におけるキャンペーンの重要性
キャンペーン構成によって、キーワードごとの予算の過不足度合いが変わる。
機会損失の有無が変わるため、目標CPA内でのコンバージョン数に影響を及ぼす。
つまり、リスティング広告の効果を決める重要な要素なのだ。
2.リスティング広告のキャンペーン作成方法
リスティング広告のキャンペーン作成方法を手順ごとに詳しく説明していく
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
リスティング広告のキャンペーン作成手順1:広告グループをキーワードの合計検索数で分ける
リスティング広告の広告グループを作成した後、広告グループを合計検索数ごとにグルーピングしていく。
この手順を飛ばしてキャンペーンを作成すると、同一キャンペーン内にキーワードの合計検索数が異なる広告グループが混在する。検索数が少ないキーワードに予算が行き届かなくなるため、機会損失が生じてしまう。
そういった事態を防ぐためにも、入念に実施すべきだ。
リスティング広告のキャンペーン作成手順2:広告グループを商材カテゴリで更に分ける
キーワードの合計検索数で広告グループを分けた後、商材カテゴリで更にグルーピングしていく。
具体例は下図の通りだ。
キャンペーン構成を分かりやすくするための作業だ。必ず実施してほしい。
リスティング広告のキャンペーン作成手順3:4種類のキーワードタイプで広告グループをまとめる
同一グループ内の広告グループを下表4種類のキーワードタイプでまとめて、キャンペーンを作成していく。
キーワードタイプ | 具体例 |
指名系 | 「会社名」 |
「ブランド名」 | |
「商材名」 | |
購入系 | 「商材ジャンル 購入」 |
「商材ジャンル 通販」 | |
「商材ジャンル 地名」 | |
比較検討系 | 「商材ジャンル 比較」 |
「商材ジャンル 費用」 | |
「商材ジャンル 効果」 | |
その他 | 「関連キーワード 方法」 |
「関連キーワード やり方」 | |
「関連キーワード ノウハウ」 |
具体例は下図の通りだ。
簡単な作業なので、できるだけスピーディーに実施すべきだ。
リスティング広告のキャンペーン作成手順4:日予算を設定
キャンペーンごとに日予算を設定していく。
手順は下記の通りだ。
- 1日の広告予算を算出
- キーワードごとのクリック単価相場を調査
- キーワードごとの想定クリック率を調査
- 1日の検索数を算出
- キーワードごとに1日の想定広告費用を算出
- キャンペーンごとに1日の想定広告費用を算出
- 「指名系→購入系→比較検討系→その他」の順に日予算を割り振る
例えば、表1の条件の場合、表2の通りに日予算を設定する。
表1 | ||
広告予算 | 45万円 | |
運用期間 | 30日間 | |
1日の広告予算 | 1.5万円(=45万円÷30日間) |
表2 | |||||||
キャンペーン | キーワードタイプ | キーワード | クリック単価相場 | 1日の検索数 | 想定クリック率 | 1日の想定広告費用 | 日予算 |
A | 指名系 | E | 700円 | 30回 | 10% | 3,100円(=700円×30回×10%+500円×20回×10%) | 3,100円 |
F | 500円 | 20回 | |||||
B | 購入系 | G | 1,000円 | 100回 | 6% | 10,500円(=1,000円×100回×6%+1,500円×50回×6%) | 10,500円 |
H | 1,500円 | 50回 | |||||
C | 比較検討系 | I | 600円 | 50回 | 3% | 1,620円(=600円×50回×3%+400円×60回×3%) | 400円(=1.5万円−3,100円−10,500円) |
J | 400円 | 60回 | |||||
D | その他 | K | 200円 | 150回 | 1% | 900円(=200円×150回×1%+300円×200回×1%) | 0円 |
L | 300円 | 200回 |
日予算を割り振れないキャンペーンがあった場合、そのキャンペーンでの広告配信を停止する。コンバージョン率が低いキーワードへの広告配信を減らせるため、リスティング広告の費用対効果が改善する。
なお、広告予算を調整するたびにこの手順を実施する。
ここまででキャンペーンの作成は終了だ。
3.リスティング広告のキャンペーン調整でやるべき2のこと
リスティング広告のキャンペーン調整でやるべきことは2つだ。
それぞれ詳しく説明する。
確実に理解して、両方とも忠実に実践してほしい。
リスティング広告のキャンペーン調整でやるべきこと1:重複キーワードを除外
キーワードのマッチタイプを部分一致にすると、異なるキャンペーン同士で広告配信キーワードが重複する。
適さない広告が設定されているキャンペーンで、重複キーワードを除外設定することで、広告配信キーワードに適した広告を表示できるのだ。
この手順を繰り返すたびに、「クリック率」と「品質スコア」の2つが改善していく。定期的に実施すべきだ。
リスティング広告のキャンペーン調整でやるべきこと2:ステータスが「予算による制限」のキャンペーンの日予算を上げる
リスティング広告を運用開始後、ステータスが「予算による制限」のキャンペーン(=日予算が足りていないキャンペーン)が生じる。
そういったキャンペーンの日予算を引き上げることで、機会損失を解消できるのだ。
ただし、一気に15%以上引き上げると、システムエラーが生じて設定金額以上の日予算が適用されてしまう。1回の引き上げ率は5〜10%にするべきだ。
最後に
本記事では、リスティング広告のキャンペーンを徹底解説した。
解説した内容は、下記の通りだ。
- 概要
- 作成方法
- 調整方法
まずは、1の内容を確実に理解してほしい。そして、2と3の内容を忠実に実践してほしい。
そうすることで、貴社の満足のいく結果を得られる。
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