メッセージ表示オプション|概要と効果的に使う4のポイント

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あなたは今、メッセージ表示オプションを設定しているのだろう。しかし、「使い方が分からない」と悩んでいるのではないか?

そう悩むのも無理はない。

メッセージ表示オプションを設定しているリスティングは少ない。イメージが湧きづらいため、経験がなければ、使いこなせないのも当然なのだ。

しかし安心してほしい。この記事を読めば、構造化スニペット表示オプションの全てが分かる。

じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。

※ リスティング広告の概要を知らないのであれば、下記の7つの記事を読んでほしい。そうしないと、本記事の内容を理解できない。
参考記事1:リスティング広告とは
参考記事2:リスティング広告とSEO対策の違い
参考記事3:リスティング広告の目的
参考記事4:Web広告の種類
参考記事5:スマホ広告の種類
参考記事6:ネイティブ広告の種類
参考記事7:ネイティブ広告とは
 
 

目次

1.メッセージ表示オプションとは

メッセージ表示オプションとは、「配信デバイスがモバイルのときに、リスティング広告の広告文の下にSMSの送信ボタンを表示させる機能」のことだ。

広告表示オプションの一種である。

具体例は、下図の通りだ。

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「緑枠」と「青枠」のそれぞれのテキスト名は下表の通りで、どちらも自由に設定できる。

枠色 テキスト名
拡張テキスト
メッセージテキスト

また、自動返信メッセージの設定も可能だ。

Google広告限定の機能で、Yahoo!プロモーション広告には搭載されていない。

メッセージ表示オプションが表示される仕組み

下記の2つの条件を満たしたときに、メッセージ表示オプションは表示される。

上限表示数は1個だ。

なお、広告表示オプションを複数設定している場合は、推定クリック率が最も高い組み合わせに含まれているときのみ表示される。

メッセージ表示オプションの入稿規定

メッセージ表示オプションの入稿規定は、下表の通りだ。

項目 入稿規定
会社名 半角25文字以内
注.リスティング広告上で会社名は表示されない
拡張テキスト 半角35文字以内
メッセージテキスト 半角100文字以内
自動返信メッセージ 半角100文字以内
注.省略可能
最低必要設定数 1個
上限設定数 1個
電話番号 SMSの送受信が可能な電話番号
開始日/終了日 1日単位で設定可能
曜日と時間帯 15分単位で設定可能

メッセージ表示オプションの広告ポリシー要件

メッセージ表示オプションの広告ポリシー要件は、下記の7つだ。

  1. 不正確・無効・無関係な電話番号の使用禁止
  2. 国外の電話番号の使用禁止
  3. プレミアムナンバーの使用禁止
  4. 返信スピードが遅いと利用禁止
  5. 不必要なメッセージの返信禁止
  6. 財務情報の収集禁止
  7. 公的な身分証明書の提出は禁止

詳しくは「メッセージ表示オプションの要件|Google広告ポリシーヘルプ」で説明しているので、ぜひ参照してほしい。

メッセージ表示オプションの設定単位

メッセージ表示オプションの設定単位は、下記の3つだ。

例えば、アカウント単位で設定した場合、設定したアカウント内の全ての広告でメッセージ表示オプションが表示される。

なお、1つの広告に複数の単位で設定がされていたときは、下位階層の設定が適用される。

メッセージ表示オプションの料金発生ルール

メッセージ表示オプションの料金発生ルールは、下記の5つだ。

  1. ユーザーが広告文をクリックしたら料金発生
  2. ユーザーがメッセージ表示オプションをクリックしたら料金発生
  3. 1と2のそれぞれの料金発生回数は1回まで
  4. 2の料金は1の料金と同額
  5. メッセージ表示オプションの設定には料金が発生しない

通常のリスティング広告と微妙に異なるので、十分注意してほしい。

※ クリック単価の決まり方は、下記の5つの記事で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告のクリック単価
参考記事2:リスティング広告の仕組み
参考記事3:品質スコアの改善方法
参考記事4:広告ランクとは
参考記事5:リスティング広告の費用

2.メッセージ表示オプションを設定する2のメリット

メッセージ表示オプションを設定するメリットは2つある。

それぞれ詳しく説明していく。

メッセージ表示オプションを設定するメリット1:コンバージョン意欲があるユーザーの取りこぼしを防止

メッセージ表示オプションを設定することで、下記2種類のユーザーの取りこぼしを防げる。

  • コンバージョン意欲が高いユーザー
  • コンバージョンを検討中のユーザー

理由は下記の2つだ。

  1. すぐに問い合わせできる
  2. メッセージ送信は心理的ハードルが低い

コンバージョン意欲が高いユーザーは問い合わせ意欲が高い。また、コンバージョン検討中のユーザーは情報収集意欲が高い。

どちらのユーザーのニーズにも沿えることから、取りこぼしを防げるのだ。

※ コンバージョン意欲があるユーザーの取りこぼしを防ぐことで、コンバージョン率が向上する。平均コンバージョン率を「リスティング広告のコンバージョン率」で紹介しているので、そちらと比較して、どの程度向上したのか確認してほしい。

メッセージ表示オプションを設定するメリット2:クリック率が向上

メッセージ表示オプションを設定することで、リスティング広告のクリック率が向上する。

なぜならば、デバイス画面内での広告の占有面積が大きくなるからだ。

広告に目を通すユーザーが増えるため、商材に興味を示すユーザーが増える。

結果、リスティング広告のクリック率が向上するのだ。

※ リスティング広告の業種別のクリック率を、「リスティング広告のクリック率」で紹介している。そちらと比較して、どの程度向上したのか確認してほしい。

3.メッセージ表示オプションを効果的に使う4のポイント

メッセージ表示オプションを効果的に使うポイントは4つある。

それぞれ詳しく説明していく。

※ リスティング広告の効果の基本的な上げ方を知らないのであれば、下記の4つの記事を読んでほしい。そうすることで、本章の内容を理解しやすくなる。
参考記事1:リスティング広告の効果の上げ方
参考記事2:リスティング広告の運用で成果を出すポイント
参考記事3:ネイティブ広告の効果の上げ方
参考記事4:Web広告の効果の上げ方

メッセージ表示オプションを効果的に使うポイント1:メッセージレポートをオンにする

メッセージレポートをオンにすることで、メッセージ表示オプションを効果的に使える。

なぜならば、下記のような項目の効果測定が可能になるからだ。

  • やりとりしたメッセージ数
  • チャット継続時間
  • ユーザーの市外局番

改善案の精度が上がるため、PDCAの回転速度が速くなる。

結果、短期間でリスティング広告の成果が向上するのだ。

注.メッセージレポートをオンにする方法は、本記事の「6.メッセージ表示オプションの設定手順」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

メッセージ表示オプションを効果的に使うポイント2:2つの広告表示オプションと組み合わせる

下記の2つの広告表示オプションと組み合わせることで、メッセージ表示オプションを効果的に使える。

なぜならば、下記の2つをクリック前に伝えられるからだ。

  • 商材のアピールポイント
  • 商材の内容

コンバージョン検討中ユーザーの情報収集意欲を上げられるため、メッセージ表示オプションに興味を示すユーザーが増える。

結果、リスティング広告のクリック率が向上するのだ。

メッセージ表示オプションを効果的に使うポイント3:メール送信を促す文言を拡張テキストに設定する

メース送信を促す文言を拡張テキストに設定することで、メッセージ表示オプションを効果的に使える。

具体例は、下記の通りだ。

  • 「資料請求はこちら」
  • 「お問い合わせはこちら」
  • 「メールでのご相談はこちら」

メッセージの送信目的が分かるため、クリックに対するユーザーの不安が軽減する。

結果、リスティング広告のクリック率が向上するのだ。

メッセージ表示オプションを効果的に使うポイント4:拡張テキストに合ったメッセージテキストを設定する

拡張テキストに合ったメッセージテキストを設定することで、メッセージ表示オプションを効果的に使える。

具体例は、下表の通りだ。

拡張テキスト メッセージテキスト
資料請求はこちら 資料を請求したいので、折り返しのメッセージをお願い致します。
無料見積もりはこちら 無料見積もりを依頼したいです。折り返しのご連絡お待ちしております。
ご質問はこちら ◯◯の件で質問がございます。折り返しのメッセージをいただけますと幸いに存じます。

メッセージ送信画面で違和感を感じるユーザーが減るため、クリック後にメッセージを送信せずに離脱するユーザーを減少する。

結果、リスティング広告のコンバージョン率が向上するのだ。

4.メッセージ表示オプション使用時の4の注意点

メッセージ表示オプションを使用するときの注意点が4つある。

それぞれ詳しく説明していく。

メッセージ表示オプション使用時の注意点1:低価格商材での使用

メッセージ表示オプションは低価格商材との相性が悪い。

なぜならば、コンバージョンハードルが低いからだ。

コンバージョン検討中ユーザーの数が少ないため、メッセージ表示オプションのニーズが少ない。

設定したとしても、リスティング広告のクリック率が大きく向上しないのだ。

そういった事態を回避するためにも、低価格商材では使用しないでほしい。

※ リスティング広告と相性の良い業種を、「リスティング広告の業種」で紹介している。低価格商材でのメッセージ表示オプションの使用を注意するのと同時に、そちらを参考にして、貴社商材とリスティング広告との相性も確認してほしい。

メッセージ表示オプション使用時の注意点2:審査期間

メッセージ表示オプションの審査期間は最短2日だ。

その他の広告表示オプションに比べて長いことから、最適だった設定を誤って変更してしまう人が多数いる。

そういった事態を回避するためにも、審査期間は気長に待ってほしい。

メッセージ表示オプション使用時の注意点3:電話番号

メッセージ表示オプションでは基本的に、携帯番号を設定する。

大多数の人に携帯番号が知れ渡ることから、下記のような迷惑行為を受けてしまう。

  • 迷惑電話
  • 登録した覚えのないサイトからのSMS

そういった事態を避けるためにも、下記のような電話番号を設定してほしい。

  • 現在は使っていない携帯の番号
  • メッセージ表示オプション専用の携帯番号

メッセージ表示オプション使用時の注意点4:メッセージ送信回数と料金発生回数の一致率

メッセージ表示オプションでは、メッセージ送信回数と料金発生回数が合わない。

なぜならば、メッセージ送信ボタンがクリックされるたびに料金が発生するからだ。

クリック後にメッセージを送らずに離脱するユーザーが一定数いるため、「メッセージ送信回数」よりも「料金発生回数」の方が多くなる。

この点を知らないと、効果的な改善案を実施できなくなるため、十分注意してほしい。

5.メッセージ表示オプションの使用事例3選

メッセージ表示オプションの使用事例を3つ紹介する。

じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。

メッセージ表示オプションの使用事例1:弁護士事務所

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某弁護士事務所では、上図の通りにメッセージ表示オプションを設定した。

メッセージ対応に慣れているスタッフが在籍していたことから、拡張テキストを「ご質問」にして、コンバージョン意欲が低いユーザーからのアポ取りもおこなった。

また、テキストメッセージの最後に「質問内容:」という文章を含めて、初回から質問内容をヒアリングすることで、その後のメッセージのやり取りを短縮している。

設定後の変化は、下表の通りだ。

指標 設定前 設定後
クリック率 1.91% 3.02%
コンバージョン率 1.05% 1.07%
アポ数 25件 39件

メッセージ表示オプションの使用事例2:リフォーム会社

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某リフォーム会社では、上図の通りにメッセージ表示オプションを設定した。

メッセージ対応のスタッフを確保できなかったことから、拡張テキストを「無料見積もり」にして、コンバージョン意欲が高いユーザーからのメッセージのみを受け付けた。

また、テキストメッセージの最後に「希望日時:」という文章を含めて、初回から希望日時をヒアリングすることで、情報収集目的のユーザーを振り落としている。

設定後の変化は下表の通りだ。

指標 設定前 設定後
クリック率 1.57% 1.58%
コンバージョン率 1.22% 4.41%

メッセージ表示オプションの使用事例3:蟹販売サイト

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某蟹販売サイトでは、上図の通りにメッセージ表示オプションを設定した。

サイズの問い合わせ電話が多かったことから、拡張テキストを「サイズのお問い合わせ」にして、多数のユーザーのニーズに応えた。

また、自動返信メッセージに料金別の蟹のサイズの記述を設定して、コンバージョンまでの流れを効率化した。

設定後の変化は下表の通りだ。

指標 設定前 設定後
クリック率 2.37% 3.26%
コンバージョン率 5.02% 5.01%
 
※ 効果が高かったリスティング広告の事例を、下記の3つの記事で紹介している。そちらでもメッセージ表示オプションの使用事例が載っているので、ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告の事例20選
参考記事2:ネイティブ広告の事例20選
参考記事3:Web広告の事例10選

6.メッセージ表示オプションの設定手順

メッセージ表示オプションの設定手順を説明する。

じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。

メッセージ表示オプションの設定手順1:管理画面内の「広告と広告表示オプション」を選択後、「広告表示オプション」タブ内の「+」をクリック

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メッセージ表示オプションの設定手順2:「メッセージ表示オプション」をクリック

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メッセージ表示オプションの設定手順3:必要事項を入力

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メッセージ表示オプションの設定手順4:「保存」をクリック

google-listing-message-extensions-setting-procedure-4

メッセージ表示オプションの設定手順5:管理画面内の「設定」を選択後、「アカウント設定」タブ内の「メッセージレポート」をクリック

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メッセージ表示オプションの設定手順6:「オン」を選択後、「保存」をクリック

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最後に

本記事では、メッセージ表示オプションを徹底解説した。

解説した内容は、下記の通りだ。

  1. 概要
  2. 設定する2のメリット
  3. 効果的に使う4のポイント
  4. 使用時の4の注意点
  5. 使用事例3選
  6. 設定手順

まずは1と2の内容を理解してほしい。そして、3と4の内容を確実に押さえながら、5を参考にして、メッセージ表示オプションを設定してほしい。

そうすることで、リスティング広告の運用成果が大きく向上する。

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