あなたは今、リスティング広告の運用設定を改善しようとしているのだろう。しかし、「正しいABテストのやり方が分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
リスティング広告のABテストは、その他Webマーケティング施策のABテストと下記の2つが異なる。
- 実施項目
- コツ
経験がなければ、やり方が分からないのも当然なのだ。
しかし安心してほしい。この記事を読めば、正しいやり方が分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
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リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
- 弁護士事務所
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- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
目次
1.リスティング広告のABテストとは
リスティング広告のABテストとは、「一部分が異なる広告を2つ用意して、特定の期間中にどちらが大きな成果を出したのか検証すること」だ。
具体例は、下図の通りである。
改善を加えるたびに下記の2つで実施するのが一般的だ。
- 改善前の広告
- 改善後の広告
コツさえ掴めば誰でも簡単におこなえる作業である。
2.リスティング広告でABテストを実施する3の項目
リスティング広告でABテストを実施する項目は3つある。
それぞれ詳しく説明していく。
リスティング広告のABテスト実施項目1:タイトル
リスティング広告では、タイトルのABテストを実施する。
なぜならば、ユーザーの視覚に最も入りやすいからだ。
クリック率が大きく変動することから、成果に大きな影響を及ぼす。
したがって、タイトルを改善したら、タイトルのABテストを実施しなくてはいけないのだ。
リスティング広告のABテスト実施項目2:説明文
リスティング広告では、説明文のABテストを実施する。
なぜならば、説明文を見てユーザーは下記の2つをおこなうからだ。
- リンク先の内容を推測
- 商材の基礎知識を取得
下記の2つの指標が変動することから、費用対効果に大きな影響を及ぼす。
- クリック率
- コンバージョン率
したがって、説明文を改善したら、説明文のABテストを実施しなくてはいけないのだ。
リスティング広告のABテスト実施項目3:リンク先
リスティング広告では、リンク先(ランディングページ)のABテストを実施する。
なぜならば、リンク先を見てユーザーは購入(または問い合わせ)を決めるからだ。
コンバージョン率が大きく変動することから、売上にも大きな影響を及ぼす。
したがって、リンク先を改善したら、リンク先のABテストを実施しなくてはいけないのだ。
3.リスティング広告のABテストを実施するときの5のポイント
リスティング広告のABテストを実施するときのポイントは5つある。
それぞれ詳しく説明していく。
リスティング広告のABテストを実施するときのポイント1:目的を明確化
リスティング広告のABテストを実施するときは、目的を明確化してほしい。
なぜならば、目的によってABテストを実施すべき項目が変わるからだ。
例えば、目的が「クリック率向上」なのであれば、下記のいずれかのABテストを実施するのが適切だろう。
- タイトル
- 説明文
一方で、目的が「コンバージョン率向上」なのであれば、下記のいずれかのABテストを実施するのが適切だ。
- 説明文
- リンク先
このように実施すべき項目が変わることから、リスティング広告のABテストを実施するときは、目的を明確化してほしい。
リスティング広告のABテストを実施するときのポイント2:実施項目を1つに絞る
リスティング広告のABテストを実施するときは、実施項目を1つに絞ってほしい。
なぜならば、効果があった改善案が分からなくなるからだ。
例えば、下表の場合、「タイトル」と「説明文」のどちらの改善案が効果的だったのかが分からない。
改善状況 | タイトル | 説明文 | リンク先 |
改善前 | A | A | A |
改善後 | B | B | A |
こういった事態を避けるためにも、リスティング広告のABテストを実施するときは、実施項目を1つに絞ってほしいのだ。
リスティング広告のABテストを実施するときのポイント3:明確な改善後に実施
リスティング広告では、明確な改善後にのみABテストを実施してほしい。
なぜならば、少しの改善では効果に差が出ないからだ。
例えば、下記の2つのタイトルでは、クリック率に差は出ない。
- 「リスティング広告の運用代行なら」
- 「リスティング広告の運用代行なら!」
ABテストを実施するだけ時間の無駄になってしまう。
効率的に作業を進めるためにも、明確な改善をした後にのみリスティング広告のABテストを実施してほしい。
リスティング広告のABテストを実施するときのポイント4:タイトルのABテストは入念に実施
リスティング広告では、タイトルのABテストを入念に実施してほしい。
なぜならば、成果に最も大きな影響を及ぼすからだ。
訴求内容が同じだったとしても、文言を変えただけでクリック率が2倍以上になった事例は多数ある。
なるべく大きな成果を得るためにも、リスティング広告ではタイトルのABテストを入念に実施してほしいのだ。
リスティング広告のABテストを実施するときのポイント5:100クリック以上で結果を判断
リスティング広告のABテストを実施するときは、100クリック以上で結果を判断してほしい。
なぜならば、クリック数が少ないと正確な数値を計測できないからだ。
極論だが、下表の広告のクリック率は「正確」と言えるだろうか?
表示回数 | 3回 |
クリック数 | 1回 |
クリック率 | 33.3% |
確実に言えないだろう。
ABテストの精度の高めるためにも、リスティング広告のABテストを実施するときは、100クリック以上で結果を判断してほしいのだ。
4.リスティング広告のABテストの実施事例3選
リスティング広告のABテスト事例を3つ紹介する。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
リスティング広告のABテストの実施事例1:タイトル
「リスティング広告 代理店 東京」というキーワードで、下表2つのタイトルのABテストを実施した。
改善状況 | タイトル |
改善前 | 手数料10%で運用代行! |
改善後 | 東京のリスティング広告代理店! |
結果は下表の通りだ。
改善状況 | クリック率 | 品質スコア | コンバージョン率 | 平均CPA |
改善前 | 1.2% | 4 | 3.0% | 25,854円 |
改善後 | 2.5% | 7 | 3.0% | 19,319円 |
クリック率が向上したことから、品質スコアが向上した。
平均CPAが大幅に改善したため、「改善案が効果的だった」と言える。
リスティング広告のABテストの実施事例2:説明文
下表2つの文末で、説明文のABテストを実施した。
改善状況 | 説明文の文末 |
改善前 | 資料請求はこちら |
改善後 | 先着30社限定!資料請求はこちら |
結果は下表の通りだ。
改善状況 | クリック率 | 品質スコア | コンバージョン率 | 平均CPA |
改善前 | 1.1% | 5 | 2.9% | 9,199円 |
改善後 | 2.6% | 6 | 1.4% | 17,236円 |
クリック率は向上したが、それ以上にコンバージョン率が下落した。
平均CPAが大幅に悪化したことから、「改善案が効果的ではなかった」と言える。
リスティング広告のABテストの実施事例3:リンク先
下表の2つでリンク先のABテストを実施した。
改善状況 | リンク先 |
改善前 | 青色のCTAボタン |
改善後 | 緑色のCTAボタン |
結果は下表の通りだ。
改善状況 | コンバージョン率 |
改善前 | 1.3% |
改善後 | 2.0% |
コンバージョン率が大幅に向上したことから、「改善案が効果的だった」と言える。
最後に
本記事では、リスティング広告のABテストについて、下記の4点を徹底解説した。
- 概要
- 4の実施項目
- 実施時の5のポイント
- 3の実施事例
まずは全ての内容を確実に理解してほしい。そして、3の事例を参考にしながら、5のポイントを守って、ABテストを実施してほしい。
そうすることで、最短で成果を得られるようになる。
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