あなたは今、自社のリスティング広告のコンバージョン率が高いかどうか知りたいのだろう。そして、「数値が低いのであれば改善したい」と思っているのではないか?
そう思うのは当然だ。
コンバージョン率は売上に直結する指標だ。できることなら100%にしたい。
そこで本日は、下記の2点を徹底解説する。
- 平均コンバージョン率
- コンバージョン率の改善方法
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
【読まないと損するかも?】
リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
- 弁護士事務所
- 投資用不動産販売会社
- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
1.リスティング広告のコンバージョン率とは
リスティング広告のコンバージョン率とは、「ランディングページに訪れたユーザーのうち、コンバージョンに繋がったユーザーの割合」のことだ。
別名、CVR(Conversion Rate)と呼ぶ。
計算式は下記の通りだ。
「コンバージョン率=コンバージョン数÷訪問ユーザー数×100(%)」
例えば、下表の条件の場合、コンバージョン率は3%(=3件÷100人×100)となる。
広告クリック数(=訪問ユーザー数) | 100回 |
クリック数 | 3件 |
リスティング広告のコンバージョン率の重要性
リスティング広告のコンバージョン率次第で、クリック数あたりのコンバージョン数が変わる。
クリック課金型なことから、数値が大きくなるほどCPAが低くなる。
つまり、リスティング広告のコンバージョン率は、運用成果を左右する重要な要素なのだ。
リスティング広告のコンバージョン率の外的変動要因3選
リスティング広告のコンバージョン率には、3つの外的変動要因がある。
改善点を発見するために必要な知識だ。
じっくり読んで、確実に理解してほしい。
リスティング広告のコンバージョン率の外的変動要因1:広告配信時期
繁忙期に近づくにつれて、コンバージョン意欲が高いユーザーは増えていく。一方で、繁忙期を過ぎると徐々に減っていく。
変動が激しい業種では、「繁忙期」と「閑散期」でリスティング広告のコンバージョン率が2倍以上も変わる。
リスティング広告のコンバージョン率の外的変動要因2:競合他社の動向
競合他社の広告が魅力的になるほど、ユーザーから選ばれにくくなる。
過去には、競合他社がランディングページを改善したことで、リスティング広告のコンバージョン率が25%も下がった。
リスティング広告のコンバージョン率の外的変動要因3:時流
商材に興味を持つユーザーが増えることから、流行の商材ほどコンバージョン意欲が高いユーザーが多い。一方で、流行が過ぎると一気に少なくなる。
過去の事例では、「流行中」と「流行後」でリスティング広告のコンバージョン率が10倍以上変わった。
リスティング広告のコンバージョン率の計測時はコンバージョンタグの設置ページに注意!
コンバージョンタグの設置ページが表示されるたびに、コンバージョン数はカウントされる。
誤ったページに設置すると、正確なコンバージョン数を計測できないため、リスティング広告のコンバージョン率が実際の数値と異なってしまう。
必ずサンクスページに設置して、適切な効果測定を実施しなくてはいけない。
よく起こるミスなので、強い注意が必要だ。
2.リスティング広告の平均コンバージョン率【キーワードタイプ別】
リスティング広告の平均コンバージョン率を、下表4種類のキーワードタイプ別に紹介していく。
キーワードタイプ | キーワード例 |
指名キーワード |
「会社名」 |
「ブランド名」 | |
「商品名」 | |
購入キーワード | 「商品ジャンル 購入」 |
「商品ジャンル 通販」 | |
「商品ジャンル 販売」 | |
検討キーワード | 「商品ジャンル 比較」 |
「商品ジャンル 費用」 | |
「商品ジャンル 効果」 | |
一般キーワード | 「関連キーワード 方法」 |
「関連キーワード 改善」 | |
「関連キーワード 始め方」 |
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
リスティング広告の平均コンバージョン率【指名キーワード】
指名キーワードでリスティング広告を配信したときの平均コンバージョン率は、下表の通りだ。
商材単価 | コンバージョンポイント | コンバージョン率の目安 |
10万円〜 | 資料請求または問い合わせ | 5% |
1〜10万円 | 資料請求または問い合わせ | 9% |
購入 | 5% | |
〜1万円 | 購入 | 10% |
特定商材の購入を決めているユーザーが調べるキーワードのため、4種類のキーワードタイプの中でコンバージョン率が最も高い。
リスティング広告の平均コンバージョン率【購入キーワード】
購入キーワードでリスティング広告を配信したときの平均コンバージョン率は、下表の通りだ。
商材単価 | コンバージョンポイント | コンバージョン率の目安 |
10万円〜 | 資料請求または問い合わせ | 2.5% |
1〜10万円 | 資料請求または問い合わせ | 4% |
購入 | 3% | |
〜1万円 | 購入 | 5% |
何らかの商材の購入を決めているユーザーが調べるキーワードのため、指名キーワードの次にコンバージョン率が高い。
リスティング広告の平均コンバージョン率【比較検討キーワード】
比較検討キーワードでリスティング広告を配信したときの平均コンバージョン率は、下表の通りだ。
商材単価 | コンバージョンポイント | コンバージョン率の目安 |
10万円〜 | 資料請求または問い合わせ | 1% |
1〜10万円 | 資料請求または問い合わせ | 2% |
購入 | 0.5% | |
〜1万円 | 購入 | 2% |
購入検討中のユーザーが調べるキーワードのため、購入キーワードよりはコンバージョン率が低い。
リスティング広告の平均コンバージョン率【その他キーワード】
その他キーワードでリスティング広告を配信したときの平均コンバージョン率は、下表の通りだ。
商材単価 | コンバージョンポイント | コンバージョン率の目安 |
10万円〜 | 資料請求または問い合わせ | 0.5% |
1〜10万円 | 資料請求または問い合わせ | 1% |
購入 | 0.3% | |
〜1万円 | 購入 | 1% |
購入意欲が湧いていないユーザーが調べるキーワードのため、4種類のキーワードタイプの中でコンバージョン率が最も低い。
3.リスティング広告のコンバージョン率の改善方法6選
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法は6つある。
それぞれ詳しく説明していく。
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法1:広告配信媒体を見直す
広告配信媒体を見直すことで、リスティング広告のコンバージョン率は改善する。
やり方は下表の通りだ。
商材 | 利用媒体 |
BtoB |
Google広告 |
BtoC | Yahoo!プロモーション広告 |
Googleには法人ユーザーが多く、Yahoo!JAPANには個人ユーザーが多いことから、コンバージョン対象ユーザーの割合が高くなるのだ。
ただし、月間運用額が100万円以上の場合は、2つの媒体を利用すべきだ。1つの媒体しか使っていないと、コンバージョン率の低いキーワードにも広告を配信しなくてはいけなくなる。
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法2:広告表示オプションを設定
広告表示オプションを設定することで、リスティング広告のコンバージョン率は改善する。
ユーザーニーズに合ったページにユーザーを誘導できるため、ユーザーのコンバージョン意欲を効率的に高められるのだ。
ただし、商材によって相性の良し悪しがある。商材特性を見極めた上で、設定する広告表示オプションを決めるべきだ。
全種類の広告表示オプションを、「広告表示オプション」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法3:キーワードに適したリンク先を設定
キーワードに適したリンク先を設定することで、リスティング広告のコンバージョン率を上げられる。
具体例は下表の通りだ。
キーワード | リンク先 |
「◯◯ 購入」 |
購入ページ |
「◯◯ 住所」 | 所在地案内ページ |
「◯◯ 費用」 | 価格説明ページ |
リンク先で違和感を感じるユーザーが減少するため、ランディングページを読み込むユーザーが増えるのだ。
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法4:ランディングページを改善
ランディングページを改善することで、リスティング広告のコンバージョン率が改善する。
やるべきことは下記の8つだ。
- 目を引くアイキャッチ画像を設置
- 魅力的なキャッチコピーを付ける
- ファーストビュー内で権威性を演出
- 説明文でベネフィットを伝える
- 利用者の声を載せる
- 購入までの手順を明記
- Q&Aを記載
- 入力フォームの項目を減らす
商材にメリットを感じるユーザーが増えるため、コンバージョン数が増加するのだ。
ランディングページの改善方法は、「【完全保存版】必見!成果を上げるランディングページの作り方|LISKUL」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法5:コンバージョン時の特典を付ける
コンバージョン時の特典を付けることで、リスティング広告のコンバージョン率は改善する。
具体例は下記の通りだ。
- 無料ebookプレゼント
- 無料増量キャンペーン
- 初月無料キャンペーン
お得感を抱くユーザーが増加するため、コンバージョンを決断するユーザーが増えるのだ。
ただし、あまりに強力な特典を用意すると、クレーム率が高くなる。その点は十分注意すべきだ。
リスティング広告のコンバージョン率の改善方法6:認知度向上施策を実施
下記7種類の認知度向上施策を実施することで、リスティング広告のコンバージョン率は改善する。
- バナー広告
- 記事広告
- インフィード広告
- レコメンドウィジェット広告
- SNS運用
- オウンドメディア運営
- テレビCM
「商材」と「会社」の2つに馴染みを持つユーザーが増えるため、競合他社と比較されたときに選ばれやすくなるのだ。
最後に
本記事では、リスティング広告のコンバージョン率を徹底解説した。
解説した内容は、下記の通りだ。
- 概要
- キーワードタイプ別の平均値
- 6の改善方法
まずは1の内容を確実に理解してほしい。そして、「2に記載のデータ」と「貴社のコンバージョン率」を比較して、コンバージョン率が平均値を下回っていた場合は、3の内容を実践してほしい。
そうすることで、リスティング広告の運用成果は大きく向上する。
現在、公式LINEで「たった6ヶ月で利益を平均80.4%増やすWebマーケティング手法」を無料で発信している。弊社のクライアントがWebマーケティングに取り組み、実際に成果を出したやり方・考え方が分かる。
「Adell公式LINEの登録ページ」にて3秒で登録できる。今すぐクリックして、QRコードを読み込んでほしい。
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
クライアント様に実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPAの変化、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事2:リスティング広告の代理店10選
参考記事3:インターネット広告代理店30社のおすすめランキング
参考記事4:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事5:東京都のインターネット広告代理店10選