あなたは今、リスティング広告の予算を決めているのだろう。しかし、「やり方が分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
商材によって最適な予算の決め方は異なる。知識・経験がなければ、分からないのも当然だ。
しかし安心してほしい。この記事を読めば、全てが分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
【読まないと損するかも?】
リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
- 弁護士事務所
- 投資用不動産販売会社
- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
目次
1.リスティング広告の費用の仕組み
リスティング広告の運用にかかる費用は、広告掲載料金のみだ。「基本料金」や「アカウント開設料金」等は一切発生しない。
また、最低料金が設けられていないため、1円から広告掲載が可能だ。
クリック課金型を用いていて、合計広告費用は下式で決まる。
「合計広告費用=クリック単価×クリック数」
リスティング広告の費用の仕組みは、「リスティング広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
2.リスティング広告の予算を決める4の手順
リスティング広告の予算を決める4の手順を詳しく説明していく。
成果を出している会社は共通して、最適な予算を設定している。
確実に実践してほしい。
リスティング広告の予算を決める手順1:売上目標から目標コンバージョン数を逆算
リスティング広告の予算を決めるとき、目標コンバージョン数を最初に設定する。
手順は下記の通りだ。
- 売上目標を設定
- 過去データを基に1コンバージョンあたりの売上を算出
- 「売上目標÷1コンバージョンあたりの売上」で目標コンバージョン数を算出
例えば、表1の条件だった場合、表2が目標コンバージョン数となる。
表1 | ||
売上目標 | 100万円 | |
商材単価 | 10万円 |
表2 | |||
コンバージョンポイント | 個別条件 | 1コンバージョンあたりの売上 | 目標コンバージョン数 |
購入 | なし | 10万円 | 10件 (=100万円÷10万円) |
問い合わせ | 成約率10% (=成約数÷問い合わせ数) |
1万円 (=10万円×10%) |
100件 (=100万円÷1万円) |
資料請求 |
商談率20% (=商談数÷資料請求数) |
0.5万円 (=10万×25%×20%) |
200件 (=100万円÷0.5万円) |
成約率25% (=成約数÷商談数) |
コンバージョンポイントに応じて、成約率・商談率を考慮することで、正確な目標コンバージョン数を算出できる。
リスティング広告の予算を決める手順2:目標CPAを設定
目標コンバージョン数を設定した後は、リスティング広告の目標CPAを設定する。
やり方は2つだ。
リスティング広告の目標CPA設定方法1:損益分岐点から逆算
損益分岐点から逆算して、リスティング広告の目標CPAを設定する方法だ。
単発購入商材で用いる。
手順は下記の通りだ。
- 1コンバージョンあたりの利益を算出
- 確保したい利益率を設定
- 「1購入あたりの利益×(100%−確保したい利益率)」で目標CPAを算出
例えば、下表の条件の場合、目標CPAは3万円(={10万円−5万円}×{100%−40%})となる。
コンバージョンポイント | 購入 | |
商材単価 | 10万円 | |
製造・販売コスト | 5万円 | |
確保したい利益率 | 40% |
目標コンバージョン数の算出時と同様に、1コンバージョンあたりの利益を算出するときは、コンバージョンポイントに応じて商談率・成約率を考慮しなくてはいけない。
リスティング広告の目標CPA設定方法2:LTVから逆算
LTVから逆算して、リスティング広告の目標CPAを設定する方法だ。
継続購入商材で主に用いる。
手順は下記の通りだ。
- 過去データからLTVを算出
- 確保したい利益率を設定
- 「LTV×(100%−確保したい利益)」で目標CPAを算出
例えば、下表の条件の場合、目標CPAは10万円(={2万円−1万円}×20回×{100%−50%})となる。
商材単価 | 2万円 | |
製造・販売コスト | 1万円 | |
顧客1人あたりの生涯平均購入回数 | 20回 | |
確保したい利益率 | 50% |
確保したい利益率は、競合以下の数値にしなくてはいけない。そうしなければ、競合に負けてしまうため、目標コンバージョン数を達成できない。
リスティング広告の予算を決める手順3:予算を算出
「目標コンバージョン数」と「目標CPA」の2つを基に、リスティング広告の予算を算出する。
計算式は、下記の通りだ。
「予算=目標CPA×目標コンバージョン数」
例えば、下表の条件の場合、予算は100万円となる。
目標CPA | 5万円 | |
目標コンバージョン数 | 20件 |
運用代行業者を利用する場合は、算出された予算に運用手数料を加えた金額が本当の予算となる。
ここまででリスティング広告全体の予算の設定は完了だ。
リスティング広告の予算を決める手順4:日予算を算出
手順3で算出したリスティング広告の予算を基に、日予算(=キャンペーン予算)を算出する。
手順は下記の通りだ。
- 1日の広告予算を算出
- キーワードごとのクリック単価相場を調査
- 想定クリック率を調査
- 「月間検索数÷30」でキーワードごとの1日の検索数を算出
- 「クリック単価相場×1日の検索数×想定クリック率」でキーワードごとの1日の想定広告費用を算出
- キャンペーン内の全キーワードの1日の想定広告費用を足して、キャンペーンごとの1日の想定広告費用を算出
- 購入意欲が高いキーワードのキャンペーンから順に日予算を割り振る
例えば、表1の条件だった場合、表2が日予算となる。
表1 | ||
広告予算 | 60万円 | |
運用期間 | 30日間 | |
1日の広告予算 | 2万円(=60万円÷30日間) |
表2 | |||||||
キャンペーン | 購入意欲 | キーワード | クリック単価相場 | 1日の検索数 | 想定クリック率 | 1日の広告費用 | 日予算 |
A | 高 | D | 500円 | 200回 | 10% | 14,000円(=500円×200回×10%+400円×100回×10%) | 14,000円 |
E | 400円 | 100回 | |||||
B | 中 | F | 300円 | 200回 | 5% | 4,800円(=300円×200回×5%+200円×180回×5%) | 4,800円 |
G | 200円 | 180回 | |||||
C | 低 | H | 200円 | 1,000回 | 1% | 2,500円(=200円×1,000回×1%+100円×500回×1%) | 1,200円(=2万円−14,000円−4,800円) |
I | 100円 | 500回 |
広告予算を割り振れないキャンペーンがあった場合、そのキャンペーンへの広告配信は停止する。購入意欲が低いキーワードへの広告配信数が減るため、費用対効果が改善する。
なお、「時期」や「競合動向」等によってクリック単価が変動するため、日予算は定期的に調整しなくてはいけない。
ここまででリスティング広告の予算設定は終了だ。
最後に
リスティング広告を運用するとき、予算の設定が必要不可欠だ。
万が一設定しなければ、広告配信キーワードを最適化できないため、費用対効果を最大化できない。また、払いきれないほどの広告費用が発生する恐れもある。
満足のいく成果を得るためにも、本記事で紹介した内容を忠実に実践して、貴社に最適な予算を設定してほしい。
現在、公式LINEで「たった6ヶ月で利益を平均80.4%増やすWebマーケティング手法」を無料で発信している。弊社のクライアントがWebマーケティングに取り組み、実際に成果を出したやり方・考え方が分かる。
「Adell公式LINEの登録ページ」にて3秒で登録できる。今すぐクリックして、QRコードを読み込んでほしい。
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
クライアント様に実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPAの変化、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事2:リスティング広告の代理店10選
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:インターネット広告代理店30社のおすすめランキング
参考記事5:インターネット広告代理店9選を徹底比較