あなたは今、バナー広告を打ち始めようとしているのだろう。そして、どの程度の成果が出るのか予測するために、平均クリック率を調べているのではないか?
そこで本日は、種類別・掲載箇所別にバナー広告の平均クリック率を紹介する。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
目次
1.バナー広告の平均クリック率が変動する3の要因
バナー広告の平均クリック率が変動する3つの要因を説明する。
「次章で紹介する平均クリック率」を元に、「本章で説明する3つの変動要因」を考慮して、貴社がバナー広告を出したときのクリック率を推測してほしい。
要因1:業種
バナー広告の平均クリック率が変動する最も大きな要因は、業種だ。
不動産や生命保険といった個人向け高額商材の場合、平均クリック率は低くなる。一方で、飲料水やトイレットペーパーといった日用品であれば、平均クリック率は高くなる。
次章の「2.【種類別】バナー広告の平均クリック率」で紹介する平均クリック率に、下記の数値を掛けてほしい。
- 個人向け高額商材系:3
- 日用雑貨:5
- BtoB商材:1
そうすることで、業種別の平均クリック率を推測できる。
要因2:広告掲載媒体
広告掲載媒体の特性によって、バナー広告の平均クリック率は変動する。
変動要因になる具体的な特性は、下記の3つだ。
- 検索流入比率:
検索流入比率が高いほど、購買欲求が強いユーザーが多い。その分、平均クリック率が高くなる。 - ユーザー層:
ユーザー層がバナー広告のターゲット層に近いほど、平均クリック率が高くなる。 - 指名検索数:
指名検索数が多いほど、その媒体のファンが多いということだ。バナー広告に対する信用度が高くなるため、クリック率が高くなる。
ここは感覚になってしまう。
「ユーザー層の50%がターゲット層だから、紹介された平均クリック率の1.3倍くらいが平均クリック率かな」といった具合で、平均クリック率を推測してほしい。
要因3:バナーの質
バナーの質によって、バナー広告の平均クリック率は変動する。
具体的な変動要因は、下記の2つだ。
- デザイン:
「目立つ色」や「媒体と同化する色」を使うことで、バナー広告を見る人が増える。その分、平均クリック率が高くなる。 - コピー:
広告を見た人がメリットを強く感じるコピーほど、平均クリック率が高くなる。
ここも感覚になってしまう。
「今回のバナーデザインがあまり良くないから、紹介された平均クリック率の0.8倍くらいが平均クリック率かな」といった具合で、平均クリック率を推測してほしい。
2.【種類別】バナー広告の平均クリック率
下記の2つのバナー広告の種類別に、平均クリック率を紹介する。
- 運用型バナー広告(=アドネットワーク)
- 純広告型バナー広告
なお、純広告型バナー広告では、掲載箇所別に平均クリック率を紹介していく。
じっくり読んでほしい。
運用型バナー広告の平均クリック率
GDNやYDNといった運用型バナー広告の平均クリック率は、0.07〜0.08%である。
ただし、運用担当者の腕によって、大きく変動する。
腕が良ければ、0.2%以上になる。しかし、腕が悪ければ、0.03%未満になってしまう。
もし、運用型バナー広告の平均クリック率を上げたいのであれば、腕の良い運用担当者を探すのがいいだろう。
純広告型バナー広告の平均クリック率
下記の掲載箇所別に、純広告型バナー広告の平均クリック率を紹介する。
- サイドバー右上
- サイドバー右下
- 記事上
- 記事下
- トップページ
ぜひ参考にしてほしい。
サイドバー右上にバナー広告を掲載したときの平均クリック率
サイドバー右上に純広告型バナー広告を掲載したときの平均クリック率は、0.2〜0.3%である。
バナーの大きさによって、平均クリック率が上下する。120×600(=横×縦)といった縦長のバナー広告であれば、その分多くの人の目に付くため、平均クリック率は上昇する。
サイドバー右下にバナー広告を掲載したときの平均クリック率
サイドバー右下に純広告型バナー広告を掲載したときの平均クリック率は、0.1〜0.2%である。
サイドバーの縦の長さによって、平均クリック率が上下する。縦が長くて、記事本文の終わり際にバナーが表示されるのであれば、目に付きやすいため、平均クリック率は上昇する。
記事上にバナー広告を掲載したときの平均クリック率
記事上に純広告型バナーを掲載したときの平均クリック率は、0.2%程度である。
記事の内容によって、平均クリック率が上下する。
例えば、「◯◯の方法」といった目的意識を持った人が読む記事であれば、平均クリック率は向上する。一方で、「△△とは?」といった興味本位の人が読む記事であれば、平均クリック率は低くなる。
記事下にバナー広告を掲載したときの平均クリック率
記事下に純広告型バナー広告を掲載したときの平均クリック率は、0.5〜1%である。
記事の質によって、平均クリック率が大きく上下する。
質が高いほど、その媒体の信用度が高くなる。それに伴ってバナー広告の信用度も高くなるため、平均クリック率は上昇するのだ。
トップページにバナー広告を掲載したときの平均クリック率
トップページにバナー広告を掲載したときの平均クリック率は、0.01〜0.2%である。
記事の方向性によって、平均クリック率が大きく上下する。
例えば、「効果的なGDNの運用方法」といった専門的な記事を書いているのであれば、目的意識を持った人が集まるため、平均クリック率は上昇する。一方で、「コストコのおすすめ商品10選」といった万人が興味を示す記事を書いているのであれば、興味本位の人が集まってしまうため、平均クリック率は低くなる。
4.バナー広告の平均クリック率を上げる3の方法
バナー広告の平均クリック率を上げる方法を3つ説明する。
方法1:広告出稿先を変える
ユーザー層がバナー広告のターゲット層に近いほど、平均クリック率は向上する。
なぜならば、興味を示す人が増えるからだ。
ユーザー層がターゲット層により近い媒体がないか探して、バナー広告を出稿してほしい。
方法2:バナーデザインを見直す
バナーデザインが良ければ、バナーを見る人が増える。
貴社の商品・サービスにメリットを感じる人が多くなるため、平均クリック率が向上するのだ。
バナーデザインを決めるときに役立つサイトを、「広告バナーのデザインサイトまとめ」で紹介している。また、優れたバナー広告の事例を「バナー広告の事例20選」で紹介している。それらを参考にして、人の目を引くバナーを作成してほしい。
方法3:バナーのコピーを見直す
バナーのコピーが魅力的であれば、貴社の商品・サービスにメリットを感じる人が多くなる。
結果、平均クリック率が向上するのだ。
魅力的なバナーのコピーの書き方を、「バナー広告のクリック率を上げる13のコツ」で詳しく説明している。そちらを参考にして、作成してほしい。
最後に
本記事では、下記の2つの条件別に、バナー広告の平均クリック率を紹介した。
- 種類
- 掲載箇所
上記2つの条件に加え、3つの変動要因を考慮した上で、平均クリック率を推測してほしい。そうすることで、より正確な数値を把握できる。
結果、バナー広告を打つことで得られる成果も正確に予想できる。
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おすすめの代理店を下記の3つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選