あなたは今、キーワードのマッチタイプを設定しているのだろう。しかし、「部分一致の使い方が分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。部分一致の広告配信範囲は曖昧なため、知識・経験がなければ思い通りに使いこなせない。
しかし安心してほしい。この記事を読めば全てが分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
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これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
目次
1.部分一致とは
部分一致とは、「設定キーワードの全ての関連キーワードにリスティング広告を配信するマッチタイプ」のことだ。
具体例は下表の通りだ。
設定キーワード | 広告配信キーワード |
「リスティング広告 代理店」 |
「リスティング広告 代理店」 |
「代理店 リスティング広告」 | |
「代理店 ランキング リスティング広告」 | |
「ppc広告 運用代行」 | |
「yahoo 広告 業者」 | |
「株式会社アナグラム」 | |
「おすすめ google adwords 専門家」 |
キーワード設定時に記号なしで「キーワード」と入力すれば適用される。
部分一致とその他マッチタイプの違い
部分一致と下記3種類のマッチタイプの違いは、設定キーワードと表記が違う関連キーワードに広告が配信されるかどうかだ。
- 完全一致
- フレーズ一致
- 絞り込み部分一致
部分一致では配信される一方で、その他3種類のマッチタイプでは設定キーワードが含まれたキーワードにしか広告が配信されない。
マッチタイプ別の広告配信キーワード例を、「マッチタイプ」で紹介している。ぜひ参照してほしい。
媒体による部分一致のキーワード拡張度の違い
媒体によって部分一致のキーワード拡張度が異なる。
詳しくは下表の通りだ。
媒体 | キーワード拡張度 |
Google広告 | 狭め |
Yahoo!プロモーション広告 | 広め |
例えば、Google広告で「リスティング広告 代理店」を設定した場合、有名代理店名での検索結果に広告が配信される。一方で、Yahoo!プロモーション広告では無名代理店名での検索結果にも広告が配信される。
除外キーワード設定時の部分一致は機能が異なる!
除外キーワード設定時の部分一致は、キーワード設定時の絞り込み部分一致と同等の機能だ。設定キーワードを含むキーワードのみを除外する。
意図したキーワードを除外するためにも、この点だけは十分注意すべきだ。
詳しくは「除外キーワード」で説明している。ぜひ参照してほしい。
2.部分一致のメリット・デメリット
部分一致のメリット・デメリットを詳しく説明していく。
じっくり読んで、確実に理解してほしい。
部分一致のメリット:機会損失が最小化
キーワードのマッチタイプを部分一致に設定すると、設定キーワードと表記が違う関連キーワードに広告が配信される。
キーワード選定で抽出しきれなかったキーワードにも広告を配信できるため、コンバージョンの取りこぼしを防げるのだ。
部分一致の2のデメリット
部分一致のデメリット1:CPAが高騰
キーワードのマッチタイプを部分一致に設定すると、1つの設定キーワードに対する広告配信キーワードの数が膨大になる。
「入札単価」と「リンク先」の2つを広告配信キーワードごとに最適化できないため、下記の2つが生じる。
- クリック単価の高騰
- コンバージョン率の低下
また、関連性の低いキーワードにも広告が配信されることから、無駄なクリックが増えてしまう。
部分一致のデメリット2:除外キーワード設定が面倒
キーワードのマッチタイプを部分一致に設定すると、コンバージョン発生しないキーワードにも広告が配信される。
目標CPAを達成するためには、そういったキーワードを一個一個除外設定しなくてはいけない。
また、広告グループ同士で広告配信キーワードの重複が生じる。

重複キーワードの「入札単価」と「広告」の2つを最適化するためには、部分一致の広告配信キーワードが含まれた広告グループで重複キーワードを除外しなくてはいけない。
3.部分一致の効果的な3の使い方
部分一致の効果的な使い方は3つある。
それぞれ詳しく説明していく。
部分一致の効果的な使い方1:コンバージョン発生しにくいキーワードに設定
選定キーワードを下表の4種類に分けた後、その他キーワードを部分一致で設定する。
種類 | 具体例 |
指名キーワード | 「会社名」 |
「商材名」 | |
「ブランド名」 | |
購入キーワード | 「商材ジャンル 購入」 |
「商材ジャンル 通販」 | |
「商材ジャンル 販売」 | |
比較検討キーワード | 「商材ジャンル 評判」 |
「商材ジャンル 比較」 | |
「商材ジャンル 料金」 | |
その他キーワード | 「関連キーワード 方法」 |
「関連キーワード ノウハウ」 | |
「関連キーワード おすすめ」 |
関連キーワードに幅広く広告配信できるため、機会損失を限りなくゼロに近づけられる。また、新たなコンバージョン発生キーワードを効率的に発見できる。
ただし、全く関係ないキーワードに広告が配信される可能性がある。入札単価はできる限り下げるべきだ。
部分一致の効果的な使い方2:主要な単一キーワードに設定
主要な単一キーワードを10〜15個選定して、それぞれを部分一致で設定する。
大半の主要キーワードに広告が配信されるため、コンバージョン発生キーワードを一気に抽出できる。
キーワード選定の時間を削減したいときにおすすめの使い方だ。
ただし、無駄な広告費用が大量に発生することから、金銭的に余裕がないのであれば実施すべきではない。
部分一致の効果的な使い方3:自動入札と組み合わせる
全ての主要キーワードを部分一致に設定して、同時に自動入札を使用する。
一通りのコンバージョン発生キーワードに広告配信できる上に、広告配信キーワードごとの入札単価が入札戦略通りに自動で設定される。
機会損失を抑えつつ、貴社の要望に沿った成果を得られるのだ。
ただし、AIの精度がまだ低いことから、入札単価の最適化は不可能だ。より大きな成果を得たいのであれば、手動で設定すべきだ。
最後に
本記事では、キーワードのマッチタイプ「部分一致」を徹底解説した。
解説した内容は、下記の通りだ。
- 概要
- メリット・デメリット
- 効果的な3の使い方
まずは1と2の内容を確実に覚えてほしい。そして、3の内容を忠実に実践してほしい。
そうすることで、リスティング広告の運用成果を効率的に上げられる。
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