あなたは今、「記事広告ってなんなの?」と思っているのだろう。
そこで本日は、記事広告について徹底解説していく。
ぜひじっくり読んで、どんな広告なのか理解してほしい。
目次
1.記事広告とは
記事広告とは、「貴社の商品・サービスの紹介記事を、特定のWebメディアに載せる広告」のことだ。(参考:Web広告の種類)
別名、タイアップ広告と呼ばれている。
スマホ広告にもよく用いられる。
他のWeb広告とは違い、商品・サービスの内容を詳しく伝えられるため、高い広告効果を見込める。
2.記事広告の3つのメリット
記事広告のメリットは3つだ。
詳しく説明していく。
記事広告のメリット1:商品・サービスの内容を詳しく伝えられる
記事広告では、貴社の商品・サービスを2,000〜5,000字の記事にまとめる。
伝えられる情報量が多いため、商品・サービスの内容を深く理解してもらえるのだ。
結果、購入率が高くなって、売上に大きく貢献する。
記事広告のメリット2:ターゲット層への認知度を上げられる
Webメディアごとにユーザー層が異なる。
ユーザー層が貴社の商品・サービスのターゲット層と近いWebメディアに記事広告を出稿することで、ターゲット層への認知度を上げられる。
記事広告からの直接購入がなかったとしても、「時間が経過した後の購入」や「口コミによる第三者の購入」が見込める。
記事広告のメリット3:会社の信用力が上がる
後ほどご説明するが、記事広告は高額である。
記事広告を出稿することで、世間は「金銭的に余裕がある会社」と認識をするため、信用力を得られる。
結果、「商談がスムーズに進む」といった企業活動をする上でのプラスがある。
3.記事広告の2つのデメリット
記事広告のデメリットは2つだ。
詳しく説明していく。
記事広告のデメリット1:広告出稿代金が高額
記事広告の広告出稿代金は、非常に高額である。Web広告の中で、最も高い。
したがって、広告が失敗したとき、金銭的ダメージが大きくなる。
記事広告のデメリット2:出稿までに時間がかかる
記事広告を出稿するには、紹介記事を作成しなくてはいけない。
紹介記事を作成するには、最低10日間はかかる。そして、修正が必要であれば、さらに5〜10日間かかる。
また、広告出稿をするWebメディア側も、ユーザー満足度を維持するために、記事広告の出稿ペースを調整している。広告出稿が詰まっている場合、20〜30日間待たされることもある。
このように記事広告を出稿するには時間がかかる。
「どうしてもこの日に記事広告を出したい」といった場合は、広告出稿先(または広告代理店)と早めの打ち合わせをしておいた方が良いだろう。
4.記事広告の種類
記事広告の種類は、下記の条件で分けられる。
- SEO対策の有無
- 期間設定の有無
それぞれの特徴を説明していく。
記事広告の種類1:SEO対策有
SEO対策有りの記事広告の特徴は、長期的かつ安定的にPV数が見込めるということだ。
記事広告公開直後のPV数が良くなかったとしても、徐々にSEOが効いてきて、徐々に検索順位が上がっていく。それに伴って、PV数も増えていくのだ。
また、SEO対策をしていれば、検索順位の変動が少ない。そのため、長期的かつ安定的にPV数を確保できる。
記事広告の種類2:SEO対策なし
SEO対策なしの記事広告の特徴は、貴社が書きたい内容の紹介記事を作成できるということだ(※ SEO対策をする場合は、SEO仕様の記事を書かなくてはいけないため、書きたいことを書けない)。
したがって、広告出稿するWebメディアのユーザーに、本当に伝えたいことを伝えられるのだ。
ただし、検索結果には表示されないため、長期的かつ安定的なPV数は見込めない。おそらく広告出稿から2ヶ月目以降は、ほとんどPV数がないだろう。
記事広告の種類3:期間設定有
期間設定有りの記事広告の場合、下記のようなオプションが付いている。
- 1ヶ月間トップページに掲載
- 3日に1回メルマガ購読者に告知
- 最低PV数保証
したがって、短期間で爆発的なPV数を見込める。
ただし、期間が終わったら、記事広告が消されてしまうため、長期的な流入は見込めない。
記事広告の種類4:期間設定なし
期間設定なしの記事広告の特徴は、長期的にPV数があるということだ。
Webメディア上には、記事広告が残り続ける。ユーザーが過去の記事を見たときに、貴社が出稿した記事広告が読まれるのだ。
ただし、過去の記事を見るユーザーは非常に少ない。広告を出稿して1年以上経過した場合、多くても月50PV程度しか見込めないだろう。
5.記事広告の料金相場
記事広告の料金相場は、下式の通りだ。
「紹介記事の想定PV数×20〜120円」
なお、下記の条件次第で1PVあたりの単価は変動する。
- 条件1:紹介記事を出稿するWebメディアのブランド力
ブランド力が高くなるほど、1PVあたりの単価が高くなる。例えば、「MERY」や「C-CHANNEL」といった超人気Webメディアの場合、1PVあたりの単価は90〜120円に設定されている。一方で、無名メディアの場合、1PVあたり20〜50円に設定されている。 - 条件2:Webメディアのユーザー層
ユーザー層の購買確率が高くなるほど、1PVあたりの単価が高くなる。例えば、ユーザー層が平均年収1,000万円以上の女性の場合、購買確率が非常に高いため、1PVあたりの単価は100〜120円になる。一方で、ユーザー層が子供の場合、購買確率がほぼないため、1PVあたりの単価は5〜10円になる。 - 条件3:記事広告の種類
「想定PV数を上回る」と予想できる記事広告の種類ほど、1PVあたりの単価が高くなる。例えば、SEO対策を施した期間設定なしの記事広告の場合、今後Google検索からの大きな流入が期待できる。したがって、1PVあたりの単価は90〜120円になる。一方で、SEO対策を施していない期間設定有りの記事広告の場合は、想定PV数を上回ることはまずないので、1PVあたり50〜70円程度になる。 - 条件4:掲載箇所
掲載箇所が良い場所になるほど、1PVあたりの単価は高くなる。例えば、トップページの一番目立つところに掲載する場合は、1PVあたりの単価が通常料金の1.2〜1.5倍になる。
上記4つの条件によって、記事広告の料金が決まっているため、一概にいくらとは断言できない。上記の料金はあくまで目安として考えてほしい。
6.記事広告の4つの効果
記事広告には、4つの効果がある。
それぞれ説明していく。
記事広告の効果1:認知度向上
下記のユーザーが、貴社の商品・サービスの記事広告を見る。
- Webメディアのファン
- Google検索でWebメディアに訪れたユーザー
多くのユーザーの目に触れるため、認知度が大きく向上する。
記事広告の効果2:購入される
記事広告は、商品・サービスの内容をしっかりと伝えられる。
紹介記事を読んだユーザーは、貴社の商品・サービスを深く理解するため、購入率が高くなる。
結果、購入数も多くなるのだ。
記事広告の効果3:ブランド力向上
記事広告を出稿することで、「◯◯で特集された」と言えるようになる(※「◯◯」に入るのはWebメディア名)。
広告出稿したWebメディアが、貴社のターゲット層の中で有名であれば、商品・サービスへの信用度が高くなる。
結果、ブランド力が向上する。
記事広告の効果4:SEO対策
「記事の質が高い」「記事数が多い」といった理由から、WebメディアはSEOが強い。
貴社では検索上位を取れないキーワードでも、Webメディアが紹介記事を載せれば、検索上位を取れる。
7.記事広告の事例
こちらは、20〜30代女性から圧倒的支持を集めている「MERY」が掲載した、ダイソンのヘアスタイル商品の記事広告である。
記事の冒頭
記事の最後
第三者的立場からダイソンのヘアスタイル商品を紹介している。
「どのような髪型をセットできるのか」といった具体的な効果を書いて、購入意欲を高めるような文章構成になっている。
そして、記事の最後では、「購入」と「イベントへの参加」を促している。
記事広告のその他事例は、「記事広告の事例23選」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
8.記事広告を出稿するWebメディアの選び方
下記の4つのポイントを考慮して、Webメディアを選んでほしい。
- ポイント1:予算
Webメディアごとに記事広告の出稿費用が異なる。同じPV数だったとしても、2倍以上の差があることもある。広告出稿費用を確認して、予算内で収まるWebメディアを選んでほしい。 - ポイント2:ユーザー層
広告出稿するWebメディアのユーザー層と貴社の商品・サービスのターゲット層が近いほど、良い成果を得られる。なぜなら、購入率が高くなるからだ。ユーザー層を考慮して、Webメディアを選んでほしい。なお、記事広告のおすすめ媒体のユーザー層は、「ネイティブ広告の媒体20選」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。 - ポイント3:検索流入数
検索流入が多いWebメディアの方が、購入率が高い。なぜなら、検索をするということは、何か悩みを抱えているからだ。その分購買意欲が高いのである。購入数を増やすことを目的で、記事広告を出稿するのであれば、検索流入が多いWebメディアを選ぶようにしてほしい。一方で、認知度を広げたいだけなのであれば、検索流入数はあまり気にしなくていい。 - ポイント4:記事広告の種類
Webメディアによって、出稿できる記事広告の種類が異なる。「4.記事広告の種類」で説明した種類別の特徴を参考にして、希望の種類の記事広告を出稿できるWebメディアを選んでほしい。
最後に
記事広告は、広告効果が非常に高い。一方で、広告出稿費用が高額なため、失敗したときの金銭的ダメージが大きい。
しかし、ユーザー層が貴社の商品・サービスのターゲット層と近いWebメディアに広告を出稿すれば、失敗する確率は極めて低くなる。
記事広告を出稿するのであれば、なるべく多くの情報を手に入れてから、広告出稿先を決めてほしい。
そうすることで、失敗確率を極限まで下げた状態で、高い広告効果を得られるようになる。
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また、おすすめの代理店を下記の3つの記事で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選