純広告とは?これを読めば全てが分かる!【徹底解説】

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あなたは今、「純広告ってなんなの?」と疑問に思っているのではないか?

そこで本日は、純広告について徹底解説していく。

じっくり読んで、理解を深めてほしい。

 

目次

1.純広告とは

純広告とは、「特定のWebメディアの広告枠を買い取って、出稿する広告」のことだ。

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下記のようなその他Web広告とは異なり、広告枠を買い取っている期間中は、貴社の広告が必ず掲載される。(参考:Web広告の種類

  • アドネットワーク広告(GDN、YDN)
  • アフィリエイト広告

そのため、メディア側の都合で、広告を変えられるといった心配がない。(上記2つのWeb広告は広告枠を買い取っていないため、メディア側の都合で広告が変えられる)

 

2.純広告の種類

純広告には、6種類ある。

それぞれ詳しく説明していく。

 

純広告の種類1:リッチ広告(マイページジャック広告)

リッチ広告(マイページジャック広告)とは、Webメディア上で大きな占有率を占める純広告のことだ。

先ほどお見せしたYahooトップページの広告が、リッチ広告にあたる。

占有率が大きい分、ユーザーの目につきやすいため、大きな広告効果を見込める。

 

純広告の種類2:バナー広告

バナー広告とは、記事上・記事中・記事下にバナーを差し込む純広告のことだ。

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バナーをクリックすると、LP(ランディングページ)に飛んで、商品・サービスの紹介をおこなえる。

バナーの質が良いほど、クリック率が上がる。その上、リッチ広告に比べ、広告出稿代金は安い。

したがって、工夫次第で費用対効果が高くなる。

バナー広告の概要は、「バナー広告とは」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

注.クリック率を上げることに固執しすぎると、コンバージョン率(=購入率or問い合わせ率)が落ちて、最終的なコンパージョン数が少なくなる。「検証→改善」を繰り返して、コンバージョン数が最大になるようなバナーを作成してほしい。

 

純広告の種類3:記事広告(タイアップ広告)

記事広告(タイアップ広告)とは、商品・サービスの紹介記事を特定のWebメディアに掲載する広告のことだ。

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ネイティブ広告の一種だ。

紹介記事は2,000〜4,000字で作成される。

伝えられる情報量が多いため、広告を読んだユーザーの貴社サービスへの理解度が高くなる。

結果、下記のようなメリットを得られる。

  • 購入率が高い
  • 口コミが生まれる

記事広告の概要は、「記事広告とは」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

 

純広告の種類4:テキスト広告

テキスト広告とは、リンクが貼ってある文章が、記事中で表示される純広告のことだ。

リンクをクリックすると、LP(ランディングページ)に飛んで、商品・サービスの紹介をおこなえる。

目立ちづらいため、クリック率は悪い。ただし、その分広告出稿代金は安い。

したがって、費用に見合った効果は得られる。

注.2020年現在、テキスト広告を受け付けているWebメディアは少ない。貴社の商品・サービスと相性の良いメディアが見つからないこともあるので、その点だけ注意してほしい。

 

純広告の種類5:動画広告

動画広告とは、「YouTube」や「TVer」といった動画サイトで、貴社の商品・サービスの紹介動画を流す純広告のことだ。

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LP(ランディングページ)に直接飛べないため、主に認知度向上目的で利用する。

動画は伝えられる情報量が多いため、紹介動画を見たユーザーの貴社サービスへの理解度は高くなる。また、動画サイトには多くのユーザーが集まるため、紹介動画も多くの人の目に触れる。

動画サイト経由の購入がなかったとしても、「口コミによる購入」や「時間が経った後の購入」を多く見込める。

注.YouTubeの動画の途中で表示される広告は、純広告ではない。なぜなら、再生ごとにオークションがおこなわれて、広告出稿者が決まるからだ。広告枠は買っていない。

 

純広告の種類6:メール広告

メール広告とは、貴社の商品・サービスをメルマガで紹介する純広告のことだ。

メルマガ読者の10%程度は、Webサイトの熱狂的なファンである。

「見当はずれな広告」「高額すぎる」といった理由がない限り、熱狂的なファンの10〜20%は購入または問い合わせのどちらかをおこなうため、一定の成果を見込める。

メール広告の概要は、「メール広告とは」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

 

3.純広告の7の契約形態

純広告の契約形態は、7つだ。

それぞれ詳しく説明していく。

 

純広告の契約形態1:期間保証タイプ

広告の掲載期間を保証する契約形態だ。

インプレッション数(表示回数)やクリック数は一切保証されない。

下記のような場合は、クリック数を得られないため、費用対効果が格段に悪い。

  • メディアが突如不調になった場合:インプレッションされない
  • バナーや記事広告といった広告物の質が悪い:クリック率が悪い

しかし、安定しているメディアに広告を出稿すれば、インプレッション数は確保できる。また、バナーや紹介記事といった広告物のクオリティが高ければ、クリック率も高くなる。結果、クリック数が増えて、費用対効果は高くなる。

 

純広告の契約形態2:インプレッション保証タイプ

インプレッション数(表示回数)を保証する契約形態だ。

メディア側が定めたインプレション数だけ広告が表示される。

バナーや紹介記事といった広告物のクオリティが高ければ、その分クリック数が多くなるため、費用対効果は高くなる。

 

純広告の契約形態3:インプレッション課金タイプ

インプレッション数に応じて、料金が発生する契約形態だ。

広告物のクオリティが高ければ、1インプレッションあたりのクリック数が増えるため、費用対効果は高くなる。

ただし、1インプレッションあたりの単価は、インプレッション保証タイプに比べ高額に設定されている。

 

純広告の契約形態4:クリック保証タイプ

クリック数を保証する契約形態だ。

メディア側が定めたクリック数に到達するまで、広告が表示される。

とにかく目立つだけの広告物を作成してしまうと、質の悪い見込み客までクリックしてしまうため、費用対効果が悪くなる。

一方で、質の高い見込み客のみがクリックする広告物を作成することで、1クリックあたりの購入数(または問い合わせ数)が増えて、費用対効果は高くなる。

 

純広告の契約形態5:クリック課金タイプ

クリック数に応じて、料金が発生する契約形態だ。

「契約形態4.クリック保証タイプ」と同様で、質の高い見込み客がクリックする広告物を作成することで、1クリックあたりの購入数(または問い合わせ数)が増えて、費用対効果は高くなる。

ただし、クリック保証タイプに比べ、1クリックあたりの単価は高額に設定されている。

 

純広告の契約形態6:成果報酬タイプ

下記のような成果が発生するたびに、料金が発生する契約形態だ。

  • 購入
  • 資料請求
  • 問い合わせ

メール広告で多く用いられている契約形態である。

成果報酬なので、広告失敗のリスクはほとんどない。しかし、その分成果報酬額は高額に設定されている。

 

純広告の契約形態7:配信数保証タイプ

メール広告で、配信数を保証する契約形態だ。

メディアが定めた配信数の分だけ、メルマガ読者に広告を送る

下記の場合、クリック数を得られないため、費用対効果は悪くなる。

  • メルマガ読者層と貴社の商品・サービスのターゲット層が合っていない
  • メールの文章の質が悪い

一方で、メルマガ読者層と貴社の商品・サービスのターゲット層が合っていて、なおかつメールの文章の質が良ければ、質の高いクリックを集められるため、費用対効果は高くなる。

 

4.純広告の4のメリット

純広告には、4つのメリットがある。

それぞれ説明していく。

 

純広告のメリット1:契約中は貴社の広告が掲載される

「1.純広告とは」でご説明した通り、純広告とは「広告枠を買い取って、出稿する広告」のことだ。

契約が満たされるまでは、広告が掲載される。

メディア側の都合で、勝手に広告を消されるといった心配がない。

 

純広告のメリット2:認知度が向上する

純広告を出稿すると、貴社の商品・サービスが多くの人の目に触れる。結果、認知度が向上する。

広告から直接購入されなかったとしても、「口コミによる購入」や「時間が経過した後の購入」が生まれて、売上向上に貢献する。

 

純広告のメリット3:購入される(または問い合わせがくる)

掲載している広告を見て、貴社の商品・サービスに興味を持った人は、LPに飛ぶ。

そして、LPを見て、貴社の商品・サービスに納得した人が、購入(または問い合わせ)をするのだ。

結果、貴社の売上向上に貢献する。

 

純広告のメリット4:信用力が向上する

後ほどご説明するが、純広告は高額である。

純広告を出稿することで、世間の人は「金銭的に余裕のある会社」と認識するため、信用力が向上するのだ。

結果、「商談がスムーズに進む」といった企業活動をする上でのプラスになる。

 

5.純広告の2のデメリット

純広告には、2つのデメリットがある。

それぞれ説明していく。

 

純広告のデメリット1:小さく始められない

純広告を出稿する場合、広告枠を買い取らなければいけない。

広告を1個出稿するだけでも、最低20万円はかかってしまう。

「小さく広告を出して、成果が良かったら、大きく広告を出す」ということができない。

 

純広告のデメリット2:失敗したときのリスクが大きい

繰り返しになるが、純広告は高額である。

もちろん、思い通りの成果が出なかったとしても、広告出稿費用は発生してしまう。

したがって、広告が失敗したときの金銭的リスクが大きいのだ。

※ 純広告のメリット・デメリットを、「純広告の5のメリットと3のデメリット」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

 

6.純広告の料金相場

純広告の料金相場【種類別】

純広告の種類別の料金相場は、下表の通りだ。

運用体制 特徴
リッチ広告(マイページジャック広告) 想定インプレッション数×1〜0.5円/月
バナー広告 想定インプレッション数×1〜2円/月
参考:バナー広告の料金
記事広告(タイアップ広告) 想定PV数×50〜150円/記事
参考:記事広告の料金
テキスト広告 想定インプレッション数×1〜0.5円/月
動画広告 想定PV数×1〜0.5円/月
メール広告 メール配信数×10〜20円/通
参考:メール広告の料金

純広告の料金相場は、「純広告の料金相場」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

 

純広告の単価の3の変動要因

前章の「【種類別】純広告の料金相場」をご覧になって分かる通り、単価に大きな振り幅がある。(※ 単価とは、1アクションあたりの金額だ。例えば、リッチ広告の場合、「0.1〜0.5円」が単価である)

単価の変動要因は、下記の3つだ。

 

純広告の単価変動要因1:契約形態

「3.純広告の契約形態」でご説明した7つの契約形態によって、単価が変動する。

一般的に、保証が強い契約形態ほど、単価は高くなる。

例えば、インプレッション数保証タイプのバナー広告を出した場合は、1インプレッションあたり1.5〜2円程度かかる。

ただし、契約形態による単価の変動は、広告を出稿するWebメディアによって大きく異なる。一概にいくらかは断言できないので、Webメディアまたは広告代理店のどちらかに直接確認してほしい。

 

純広告の単価変動要因2:Webメディアのブランド力

広告を出稿するWebメディアのブランド力が高いほど、単価は高くなる。

例えば、20〜30代女性に圧倒的支持を集めている「MERY」というメディアに、記事広告を出稿する場合、1PVあたり100〜150円かかる。

 

純広告の単価変動要因3:Webメディアのユーザー層

広告を出稿するWebメディアのユーザー層の購買力が強いほど、単価は高くなる。なぜならば、購入率が高いからだ。

例えば、富裕層向けメディアの場合、ユーザーの購買力は強い。バナー広告であれば1インプレッションあたり2円以上かかる。

一方で、子供向けメディアの場合、ユーザーの購買力は弱い。単価が低くなるため、バナー広告であれば、1インプレッションあたり0.1〜0.3円で済む。

ここで説明した3つの要因が絡み合って、単価が決まっている。そのため、一概にいくらと断言はできない。あくまで目安として考えてほしい。

 

7.純広告の事例3選

メジャーなWebメディアの純広告の事例を、3つ紹介していく。

 

純広告の事例1:Yahoo!トップページ

下図は、冒頭でもご紹介したYahoo!トップページの純広告だ。

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「Yahoo!プレミアム広告」と呼ばれる広告である。

受け付けている広告の種類は、リッチ広告(マイページジャック広告)のみである。

広告出稿には、6,600万円/週かかる。

Yahoo!トップページのPV数は175億PV/週のため、1インプレッションあたり0.0028円で済む。

ただし、Yahoo!トップページには不特定多数の人が集まるので、費用に対する購入数は低い。どちらかといえば、認知度向上の意味合いが強い。

 

純広告の事例2:YouTube

下図は、YouTubeの純広告だ。

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「マストヘッド」と呼ばれる広告である。

受け付けている広告の種類は、動画広告のみである。

広告出稿には、500〜800万円/日かかる。(※ 曜日や時期によって金額が変動)

動画は情報量が多いため、動画を見た人の商品・サービスへの理解度は深い。したがって、費用に対する購入数は高くなる。また、認知度も大きく向上する。

 

純広告の事例3:LINE

LINEでは、「ビジネスアカウント」を作成すれば、メッセージ広告を送れるようになる(※ これがLINEの純広告である)。

月額基本料金が15,000円で、45,000通までなら無料で広告を送信できる。

45,000通以上になると、1通あたり0.1〜3円の費用がかかる(送信する広告数によって変動する)。

 

8.純広告を出稿するWebメディアの選び方

下記の2つの条件を考慮して、純広告を出稿するWebメディアを選んでほしい。

  • 条件1:予算
    Webメディアによって、広告出稿費用が大きく異なる。必ず広告出稿費用を確認して、予算内で収まるWebメディアを選んでほしい。
  • 条件2:目的
    下記のどちらを目的にするのかで、適切なWebメディアが異なる。
    1.認知度向上
    2.商品・サービスの購入
    目的が認知度向の場合は、PV数の多いWebメディアに広告出稿するのが良いだろう。一方で、目的が商品・サービスの購入の場合は、Webメディアのユーザー層と貴社の商品・サービスのターゲット層が近いWebメディアに広告を出稿した方が良い。購入率が高くなるため、購入数も多くなる。

 

最後に

純広告は高額だ。

他のWeb広告に比べ、失敗したときの金銭的ダメージが大きい。

しかし、ユーザー層が貴社の商品・サービスと近いWebメディアに広告を出稿すれば、失敗する確率は極めて低い。

そして、下記のような工夫をすれば、大きな成果を得られる。

  • 質の高いバナーを作る
  • 質の高い記事を作る

もし、純広告を出稿するのであれば、入念な準備を忘れないでほしい。

純広告以外にも様々なWebマーケティング施策がある。より効果的なものがあるかもしれない。全15種類のWebマーケティング施策を、「Webマーケティング手法」で詳しく説明している。ぜひ一度、参照してみてほしい。

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参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:TikTok広告代理店10社

 

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