あなたは今、スマホ広告の出稿を検討しているのだろう。しかし、「種類が多すぎて、何が何だか分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
スマホ広告の種類は無数にある。それぞれで特徴が異なるため、何も知識がなければ、最適な広告を選ぶのは不可能だ。
しかし安心してほしい。この記事を読めば、主要7種類のスマホ広告を理解できて、なおかつ貴社に最適な広告が分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
1.スマホ広告の主要7種類を徹底解説!
主要7種類のスマホ広告を、それぞれ詳しく解説していく。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
スマホ広告の種類1:リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンでキーワード検索したときに、上位表示されるテキスト広告のことだ。
別名、検索連動型広告と呼ばれている。
2002年にGoogleがサービス開始して以降、右肩上がりで成長していて、現在では最もメジャーなWeb広告である。
リスティング広告の3のメリット
リスティング広告のメリット1:購買意欲が強いユーザーに広告を配信できる
リスティング広告は、キーワードに対して広告配信をおこなう。
下記のようなキーワードを選定することで、購買意欲が高いユーザーに広告を配信できる。
- 「不動産 資料請求」
- 「ダイエットサプリ 通販」
- 「注文住宅 見積もり」
結果、効率的にコンバージョンを得られるのだ。
リスティング広告のメリット2:成果がリアルタイムで分かる
リスティング広告には、専用の管理画面がある。
成果発生状況がリアルタイムで反映されているため、日次で検証改善をおこなえるのだ。
リスティング広告のメリット3:少額から出稿可能
リスティング広告は、1円から出稿が可能である。
「少額スタートして、成果が出始めたら、まとまった資金を投入する」という戦略を練れる。
リスティング広告の3のデメリット
リスティング広告のデメリット1:クリック単価が高騰している
リスティング広告を出稿している企業は非常に多い。
オークションでクリック単価を決定していることから、クリック単価が高騰しているのだ。
どんなに良くても、広告費用に対する売上が300%を超えない。
リスティング広告のデメリット2:認知度が向上しない
リスティング広告は、キーワードに対して広告配信をおこなう。
キーワード検索数には上限があるため、大きな認知度向上を見込めないのだ。
リスティング広告のデメリット3:運用管理が面倒
リスティング広告で成果を出すためには、下記の2つを調整しなくてはいけない。
- 出稿キーワード
- キーワード毎のクリック単価
作業量が膨大になるため、運用管理が面倒なのだ。
リスティング広告の料金
リスティング広告の料金形態
リスティング広告の料金形態は、「クリック課金型」のみだ。
どれだけインプレッションしたとしても、下記のような理由で、クリックが発生しなければ、料金は一切かからない。
- タイトルの質が低かった
- 出稿キーワードを間違えた
なお、クリック単価はオークションによって決定する。
リスティング広告の料金相場
リスティング広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場 | 料金相場 1〜9,999円/クリック |
費用例 | 1.「不動産 資料請求」:2,298円/クリック 2.「老人ホーム 入居」:326円/クリック 3.「在庫管理システム」:520円/クリック |
単価変動要因 | 競合性:購買意欲が強いユーザーが調べるキーワードほど、競合が多くなるため、単価が高くなる。 |
リスティング広告の費用相場は、「リスティング広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
リスティング広告のおすすめ媒体2選
リスティング広告のおすすめ媒体は、下表の2個だ。
媒体 | 説明 |
国内シェアNo.1の検索エンジン。月間利用者数は6,700万人。 | |
Yahoo! | 国内シェアNo.2の検索エンジン。月間利用者数は6,600万人。 |
リスティング広告の事例
掲載先:Google
LP:HISのランディングページ
Googleで「ハワイ 旅行」と検索したときに表示された、HISのリスティング広告だ。
具体的な数字をタイトルに入れることで、明確なベネフィットを伝えている。また、「早い者勝ち」と記載して、希少性を演出することで、ユーザーの購入意欲を高めている。
リスティング広告のその他事例を、「リスティング広告の事例20選」で紹介している。ぜひ参照してほしい。
スマホ広告の種類2:バナー広告
バナー広告とは、下記のような箇所にバナーを掲載する広告のことだ。
- サイドバー右上
- 記事下
下記の2種類に分かれている。
- 運用型バナー広告:ネットワークに加盟している媒体にバナーを配信する。
- 純広告型バナー広告:広告枠を買い取ってバナーを掲載(参考:純広告とは)
インターネット広告黎明期に誕生していて、定番のWeb広告である。
バナー広告の2のメリット
バナー広告のメリット1:インプレッション数が多い
ユーザーがバナー広告の掲載箇所に辿り着くたびに、バナーは表示される。
インプレッション数が非常に多いため、その分認知度が大きく向上するのだ。
バナー広告のメリット2:ビジュアル訴求が可能
バナーデザインは自由だ。
下記の3つを工夫することで、ユーザーの目に訴えかけられる。
- 色合い
- 使用写真
- 文字の大きさ
結果、高いクリック率を得られるのだ。
バナー広告の平均クリック率を、「バナー広告の平均クリック率」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
バナー広告の2のデメリット
バナー広告のデメリット1:障壁の高いコンバージョンが生まれにくい
バナー広告をクリックするユーザーは、商材に少し興味があるユーザーだ。
ニーズが顕在化していないため、どれだけ質の高いランディングページを作成しても、下記のような障壁の高いコンバージョンが生まれない。
- 問い合わせ
- 購入
上記のコンバージョンを生むためには、「メルマガ登録」や「資料請求」をコンバージョンに設定して、継続フォローをしていく必要がある。
バナー広告のデメリット2:効果測定が面倒
バナー広告を打つと、認知度が向上するため、下記のようなWeb広告の効果が高くなる。
- リスティング広告
- SNS広告
- 記事広告
適切な検証改善をおこなうためには、全体の効果測定をおこなった上で、バナー広告が与えた影響も測定しなくてはいけないのだ。
バナー広告の正しい効果測定方法を、「バナー広告の効果」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
バナー広告の料金
バナー広告の料金形態
バナー広告の料金形態は、下表の通りだ。
種類 | 料金形態 |
説明
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純広告型
|
期間契約型
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期間に応じて料金が発生する料金形態。契約期間中は必ずバナーが掲載される。料金設定は最も安い。 |
インプレッション保証型
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インプレッション数が保証されている期間契約型。期間契約型より料金設定が高い。 | |
クリック保証型
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クリック数が保証されている期間契約型。インプレッション保証型より料金設定が高い。 | |
運用型
|
インプレッション課金型
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インプレッションするたびに料金が発生する形態。課金型の中では料金設定が最も安い。 |
クリック課金型
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クリックが生じるたびに料金が発生する形態。インプレッション課金型より料金設定が高い。 |
バナー広告の料金相場
バナー広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場 | 純広告型 | 想定インプレッション数×0.2〜2円 |
運用型 | 400〜800円/1,000imp 100〜500円/クリック |
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単価変動要因
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純広告型 | 1.ユーザー層:購買力が強いユーザーを抱えている媒体ほど単価が高くなる。 2.ブランド力:人気のある媒体ほど単価が高くなる。 |
運用型
|
ターゲティング:競合性の高いターゲティングをするほど単価が高くなる。 |
バナー広告のおすすめ媒体5選
バナー広告のおすすめ媒体は、下表の5個だ。
種類 | 媒体 | 説明 |
純広告型 |
Yahoo!トップページ | 週間175億PVの日本最大のWebサイト。年齢・性別問わず、幅広い層のユーザーが利用している。 |
プレジデント・オンライン | 月間5,000万PVの日本最大級のビジネスメディア。主なユーザー層は、40代サラリーマンである。 | |
Compathy Magazine |
月間700万PVの日本最大級の旅行メディア。主なユーザー層は、30〜40代の女性。 | |
運用型
|
GDN | Googleが運営する運用型バナー広告のプラットフォーム |
YDN
|
Yahoo!が運営する運用型バナー広告のプラットフォーム。 |
バナー広告の事例
掲載先:プレジデント・オンライン
LP:BIZREACHのランディングページ
プレジデント・オンラインのトップページに掲載されていた、ハイキャリア転職サイト「BIZREACH」のバナー広告だ。
商材のニーズが高いユーザーが多い媒体に広告掲載している。また、女性の写真を使って、広告に対する心理的ハードルを下げている。
バナー広告のその他の事例を、「バナー広告の事例20選」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
スマホ広告の種類3:記事広告
記事広告とは、ある特定の媒体に紹介記事を掲載する広告のことだ。
ネイティブ広告の一種である。
通常コンテンツと似ていることから、ステマと誤解される。
2012年から急速に普及してきて、現在ではメジャーなWeb広告の一つである。
記事広告の3のメリット
記事広告のメリット1:深い認知を広げられる
紹介記事は2,000〜4,000字で作成される。
伝えられる情報量が多いため、その分深い認知を広げられるのだ。
記事広告のメリット2:運用管理コストがかからない
記事広告は、一度掲載すれば、それ以降の細かな調整が必要ない。
「SNS広告」や「リスティング広告」と違って、運用管理コストがかからないのだ。
記事広告のメリット3:間接効果が高い
記事広告を伝えられる情報量が多いため、その分多くのユーザーが商材に興味を抱く。
そして、そういったユーザーたちは、下記の情報をネット検索する。
- 活用事例
- 口コミ
- 他社比較
結果、「リスティング広告」や「過去に掲載した別の記事広告」といった検索表示されるWeb広告の費用対効果が高くなるのだ。
記事広告の効果は、「記事広告の効果」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
記事広告のメリット4:会社の信用力向上
詳しくは後述するが、記事広告は最も高額なWeb広告だ。
出稿することで、世間の人から「金銭的に余裕のある会社」を認識されるため、会社の信用力が向上するのだ。
記事広告の2のデメリット
記事広告のデメリット1:掲載料金が高額
記事広告は、最も高額なWeb広告だ。
どんなに安い媒体でも、20万円/記事はかかってしまう。
そのため、失敗したときの金銭的ダメージが大きい。
記事広告のデメリット2:掲載開始までに時間がかかる
紹介記事を作成するのには、最低でも2週間はかかる。
そして、媒体側の都合次第で、さらに1〜2ヶ月待たなくてはいけない。
このように掲載開始までに多大な時間がかかるのだ。
記事広告の料金
記事広告の料金形態
記事広告の料金形態は、下表の通りだ。
料金形態 |
説明
|
期間契約型
|
記事広告の掲載期間に応じて料金が発生する形態 |
PV保証型
|
PV数が保証された期間契約型のこと |
掲載保証型
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掲載箇所が保証された期間契約型のこと |
配信保証型
|
メルマガでの配信数が保証された期間契約型のこと |
記事広告の料金相場
記事広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場 | 想定PV数×20〜300円/記事 |
単価変動要因 | 1.ユーザー層:購買力が強いユーザーを抱えている媒体ほど単価が高くなる。 2.ブランド力:人気のある媒体ほど単価が高くなる。 3.オプション:想定PV数を上回る確率が高いオプションを付けると単価が高くなる。(ex.SEO対策オプション) |
記事広告の料金相場は、「記事広告の料金」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
記事広告のおすすめ媒体3選
記事広告のおすすめ媒体は、下表の3個だ。
媒体 |
説明
|
マイナビニュース
|
月間6,000万PVのビジネスパーソン向けの総合ニュースサイト |
Antenna
|
月間ユーザー数220万人の東京ライフに役立つ情報を発信しているメディアだ。主なユーザー層は、20〜30代男女である。 |
Compathy Magazine
|
月間700万PVの旅行メディアだ。主なユーザー層は、30〜40代女性である。 |
記事広告の事例
多くの富裕層が実践している「良い借金」で購入しているものとは?
金融メディア「ZUU Online」に掲載された、トラストシティの記事広告である。
借金することの正当性を訴えた後に、不動産投資の紹介をしている。また、あえて画像の使用枚数を減らして、広告色を消している。
記事広告のその他の事例を、「記事広告の事例23選」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
スマホ広告の種類4:インフィード広告
インフィード広告とは、「SNS」や「ニュースサイト」のタイムライン上に掲載される広告のことだ。
下記の3種類がある。
- ネットワーク型:インフィード広告のプラットフォームが形成しているネットワークにインフィード広告を配信する
- 運用型:ある特定の媒体でインフィード広告を運用する(SNS広告全般)
- 純広告型:ある特定の媒体の広告枠を買い取ってインフィード広告を掲載する。
ここ2〜3年で急成長していて、今、最も注目されているWeb広告だ。
インフィード広告の4のメリット
インフィード広告のメリット1:広告色が薄い
インフィード広告は、下記の3つの仕様が通常コンテンツと同じだ。
- 文体
- 文調
- デザイン
広告色が非常に薄いため、下記の2つの数値が高い。
- クリック率
- コンバージョン率
インフィード広告のメリット2:間接効果が高い
広告色が薄いことから、インフィード広告に拒絶反応を示すユーザーは少ない。
ランディングページの読了率が非常に高いため、多くのユーザーが商材に興味を抱いて、下記のような情報を検索する。
- 活用事例
- 口コミ
結果、「リスティング広告」や「SNS広告」から効率的にコンバージョンが生まれるのだ。
インフィード広告の効果は、「インフィード広告の効果」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
インフィード広告のメリット3:単価が安い
インフィード広告が普及したのは、ここ2〜3年である。
出稿企業が少ないため、単価が安いのだ。
インフィード広告のメリット4:短期間で成果が出る
インフィード広告を出稿している企業は少ない。
検証改善を2〜3回おこなうだけで、「クリック率」と「コンバージョン率」ともに高い数値が出る。
- ターゲティング
- タイトル
- ランディングページ
したがって、短期間で成果が出始めるのだ。
インフィード広告の3のデメリット
インフィード広告のデメリット1:運用コストが高い
インフィード広告で成果を上げるためには、媒体に適したランディングページを設置しなくてはいけない。
複数のランディングページを設置しなくてはいけないため、改善をおこなったときに発生する修正費用が高くなるのだ。
インフィード広告のデメリット2:最低料金が高額
下記の2種類のインフィード広告では基本的に、最低料金が30万円以上に設定されている。
- ネットワーク型
- 純広告型
「まずは3万円から始める」といった少額スタートができない。
インフィード広告のデメリット3:ノウハウが確立していない
インフィード広告が普及し始めたのは、ここ2〜3年である。
取り扱っているインターネット広告代理店が少ないため、ノウハウが確立していないのだ。
インフィード広告の料金
インフィード広告の料金形態
インフィード広告の料金形態は、下表の通りだ。
料金形態 |
説明
|
期間契約型
|
掲載期間に応じて料金が発生する形態。純広告型にのみ使われている。 |
インプレッション課金型 | インプレッションするたびに料金が発生する形態 |
クリック課金型 | クリックが生じるたびに料金が発生する形態 |
エンゲージメント課金型 | SNS広告でユーザーがアクションを起こすたびに料金が発生する形態 |
インフィード広告の料金相場
インフィード広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場
|
ネットワーク型
|
400〜800円/1,000imp
20〜60円/クリック |
|
運用型
|
SNS広告
|
50〜300円/エンゲージメント
|
|
SNS広告以外
|
0.5〜1.5円/imp
20〜70円/クリック |
||
純広告型
|
想定クリック数×10〜50円
0.2〜1.2円/imp |
||
単価変動要因
|
ネットワーク型・運用型
|
1.ターゲティング:競合性が高いターゲティングほど単価が高くなる。
2.クリック率:クリック率が上げれば単価が安くなる。 3.配信時期:「新商品発売時期」や「消費税増税前」といった時期には、広告配信する業者が増えるため、単価が高くなる。 |
|
純広告型
|
人気度:人気の高い媒体ほど単価が高くなる。
|
インフィード広告の料金相場は、「インフィード広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
インフィード広告のおすすめ媒体7選
インフィード広告のおすすめ媒体は、下表の7個だ。
種類 | 媒体 | 説明 |
ネットワーク型 |
logly lift | 月間インプレッション数2,750億回の世界最大のネットワーク型インフィード広告の媒体 |
popIn | 月間インプレッション数6億回の日本最大級のネットワーク型インフィード広告の媒体。台湾・韓国への配信に強い。 | |
ADMATRIX DSP | BtoB事業者向けのネットワーク型インフィード広告の媒体。「業種」や「売上規模」でのターゲティングが可能。 | |
運用型
|
国内月間アクティブユーザー数4,500万人のSNS。主なユーザー層は、20〜30代男女。 | |
Facebook
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国内月間アクティブユーザー数2,800万人のSNS。主なユーザー層は、30〜40代男性。 | |
TikTok
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国内アクティブユーザー数950万人のSNS。主なユーザー層は、10〜20代男女。 参考:TikTok広告とは |
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純広告型
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Wantedly People | ユーザー数300万人の名刺管理アプリ。主なユーザー層は、年収700万円以上の男性。 |
インフィード広告のおすすめ媒体を、「インフィード広告の媒体20選」でも紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
インフィード広告の事例
掲載先:SmartNEWS
LP:エン・エージェントのランディングページ
日本最大級のニュースアプリ「SmartNEWS」に掲載された、エン・エージェントのインフィード広告だ。
ユーザーニーズに合わせて、タイトルを最新情報風にしている。また、あえて目立たないアイキャッチ画像を使って、広告色を消している。
インフィード広告のその他の事例を、「インフィード広告の事例20選」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
スマホ広告の種類5:レコメンドウィジェット広告
レコメンドウィジェット広告とは、媒体のおすすめ記事欄に掲載する広告のことだ。
ネットワーク型インフィード広告と同様で、プラットフォームが形成しているネットワークに広告配信をおこなう。
現在最も勢いのある広告で、2015年に誕生して以来、市場規模が年々2倍になっている。
レコメンドウィジェット広告の2のメリット
レコメンドウィジェット広告のメリット1:拒絶反応を示すユーザーが少ない
レコメンドウィジェット広告は、通常コンテンツに紛れている。また、関連性の高いコンテンツに、広告が配信される。
広告色が薄い上に、広告に興味を示すユーザーが多いことから、その他Web広告に比べ、下記の2つの数値が高くなるのだ。
- クリック率
- コンバージョン率
レコメンドウィジェット広告のメリット2:単価が安い
レコメンドウィジェット広告の単価は、オークションによって決定する。
誕生したのが2015年ということから、出稿企業が少ないため、単価が安いのだ。
結果、高い費用対効果を得やすい。
レコメンドウィジェット広告の2のデメリット
レコメンドウィジェット広告のデメリット1:出回っている情報が少ない
レコメンドウィジェット広告が誕生したのは2015年だ。
歴史が浅いことから、取り扱いをしているインターネット広告代理店が少ない。そのため、出回っている情報も少ないのだ。
レコメンドウィジェット広告のデメリット2:最低料金が高額
レコメンドウィジェット広告の媒体は基本的に、最低料金を15万円以上に設定している。
「リスティング広告」や「SNS広告」のように、「3万円から始める」といった少額スタートができない。
レコメンドウィジェット広告の料金
レコメンドウィジェット広告の料金形態
レコメンドウィジェット広告の料金形態は、下表の通りだ。
料金形態 |
説明
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インプレッション課金型
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1,000インプレッションするたびに料金が発生する形態 |
クリック課金型 | クリックが生じるたびに料金が発生する形態 |
レコメンドウィジェット広告の料金相場
レコメンドウィジェット広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場 | 150〜600円/1,000imp 30〜70円/クリック |
単価変動要因 | ネットワーク型インフィード広告と同様 |
レコメンドウィジェット広告のおすすめ媒体3選
レコメンドウィジェット広告のおすすめ媒体は、下表の3個だ。
媒体 |
説明
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Outbrain
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月間ユーザー数275億人の世界最大の媒体 |
UZOU
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日本最後発の媒体。ターゲティング方法が簡単なので、気軽に始められる。 |
X-lift
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後発組の媒体。ユーザーの行動履歴に基づくターゲティングが得意。 |
レコメンドウィジェット広告のおすすめ媒体を、「レコメンドウィジェット広告の媒体12選を徹底比較」で詳しく紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
レコメンドウィジェット広告の事例
掲載先:MAG2NEWS
LP:副業アカデミーのランディングページ
MAG2NEWSのビジネスコンテンツに掲載されていた、副業アカデミーのレコメンドウィジェット広告だ。
ニーズがあるユーザーが読むコンテンツに広告配信している。また、クイズ形式にすることで、ユーザーの好奇心を刺激している。
スマホ広告の種類6:アプリ広告
アプリ広告とは、スマホのアプリ内で掲載される全ての広告のことだ。
主に下記の2種類がある。
- バナー広告
- インフィード広告
スマホの普及と同時に、成長している広告である。
アプリ広告の2のメリット
アプリ広告のメリット1:クリック率が高い
アプリ業界全体の認知度は高いが、アプリごとの認知度は低い。
一つのアプリに対して出稿している企業が少ないため、クリック率が高くなるのだ。
アプリ広告のメリット2:成果が出やすい
アプリは基本的に、ユーザー層が偏っている。
ターゲティングの精度が低かったとしても、媒体選びさえ間違えなければ、基本的に成果が出るのだ。
アプリ広告の2のデメリット
アプリ広告のデメリット1:システム不備が多い
アプリ業界は移り変わりが激しいことから、現存するアプリの大半は歴史が浅い。
万全なシステム構築ができていないアプリが多いため、「広告が表示されない」といった不備が発生してしまう。
アプリ広告のデメリット2:ノウハウが確立していない
広告募集しているアプリは、1,000を超えている。
一つのアプリに対して出稿している企業が少ないため、アプリごとの広告運用ノウハウが確立していないのだ。
アプリ広告の料金
アプリ広告の料金形態
アプリ内広告の料金形態は、下表の通りだ。
料金形態 |
説明
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期間契約型
|
掲載期間に応じて料金が発生する形態 |
インプレッション課金型
|
インプレッションするたびに料金が発生する形態 |
クリック課金型 | クリックが生じるたびに料金が発生する形態 |
アプリ広告の料金相場
アプリ広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場 | 期間契約型:想定インプレッション数×0.2〜1.2円 インプレッション課金型:0.5〜1.5円/imp クリック課金型:20〜70円/クリック |
単価変動要因 | 人気度:人気の高い媒体ほど単価が高くなる。 |
アプリ広告の料金は、「アプリ広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
アプリ広告のおすすめ媒体3選
アプリ広告のおすすめ媒体は、下表の3個だ。
媒体 |
説明
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Gunosy
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累計4,000万ダウンロードのニュースアプリ。運用型インフィード広告の掲載が可能。 |
LUCRA
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累計500ダウンロードの女性向けニュースアプリ。純広告型インフィード広告の掲載が可能。 |
RoomClip
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住まいと暮らしに特化したSNSアプリ。「バナー広告」と「純広告型インフィード広告」の掲載が可能。 |
アプリ広告の事例
掲載先:QRコードアプリ
LP:Googleアプリのダウンロードページ
QRコードアプリに掲載されていた、Googleアプリのバナー広告だ。
関連性が高い広告を配信している。また、「入手」という文言の色を変えることで、広告自体を目立たせている。
スマホ広告の種類7:動画広告
動画広告とは、媒体に商品紹介動画を掲載する広告のことだ。
下記の3種類がある。
- インストリーム動画:「Youtube」や「Tver」といった動画サイトで、動画再生前または動画再生途中に流れる動画広告のこと
- インバナー動画:バナー広告の枠に掲載する動画広告のこと
- インリード動画:Webサイトに掲載されていて、スクロールしたら自動で再生する動画広告のこと
2012年から普及し始めて、現在急成長している広告だ。
動画広告の3のメリット
動画広告のメリット1:目と耳の両方に訴求できる
動画広告では、下記の2つを両方とも自由に作成できる。
- 映像
- 音声
工夫次第で、ユーザーの目と耳の両方に訴えかけられる。
動画広告のメリット2:深い認知を広げられる
動画広告の情報量は、その他スマホ広告の情報量の5,000倍だ。
伝えられる情報量が非常に多いため、その分深い認知を広げられるのだ。
動画広告のメリット3:ブランディング効果が高い
その他スマホ広告に比べ、動画広告に興味を示すユーザーは多い。
視聴時間が長いため、下記の2つを工夫することで、ユーザーに会社の印象を強く植え付けられるのだ。
- 映像で使う色合い
- 登場人物
- 音声
動画広告の2のデメリット
動画広告のデメリット1:動画作成が面倒
紹介動画を作成するには、下記の作業をしなくてはいけない。
- 台本作り
- 登場人物の手配
- 撮影
- 編集
作業量が非常に多いため、完成するまでに多大な時間がかかる。
動画広告のデメリット2:通信環境次第で動画が再生されない
動画広告はデータ通信量が大きい。
下記のような事態が起きてしまうと、動画が再生されない。
- 媒体側のサーバートラブル
- スマホのパケット不足
料金形態によっては、意味ない広告費用が発生してしまう。
動画広告の料金
動画広告の料金形態
動画広告の料金形態は、下表の通りだ。
料金形態 |
説明
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期間契約型
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掲載期間に応じて料金が発生する形態 |
再生課金型 | 一定の再生時間に達したら料金が発生する形態 |
動画広告の料金相場
動画広告の料金相場は、下表の通りだ。
料金相場 | 想定再生回数×20〜200円 30〜80円/再生 |
単価変動要因 | 人気度:人気の高い媒体ほど単価が高い。ただし、人気のない媒体でも単価を高く設定しているケースもある。 |
動画広告のおすすめ媒体3選
動画広告のおすすめ媒体は、下表の3個だ。
媒体 |
説明
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YouTube | 世界最大の動画プラットフォーム。インストリーム動画の掲載が可能。 |
Antenna | 東京ライフに役立つ情報を発信しているWebメディア。インリード動画の掲載が可能。 |
MERY | 10〜20代女子向けのWebメディア。インリード広告の掲載が可能。 |
動画広告の事例
YouTubeに掲載された、マーケティングオートメーションツール「b→dash」の動画広告だ。
芸能人を起用している。また、コメディ風の構成にすることで、ユーザーの興味を引いている。
2.スマホ広告の種類【掲載方式別】
掲載方式別のスマホ広告の種類を説明していく。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
スマホ広告の種類1:ページ上部固定方式
ページ上部固定方式とは、コンテンツの上部に掲載されるスマホ広告のことだ。
ユーザーの目に必ず入るため、認知度が大きく向上する。
しかし、ユーザーの目的は広告下の記事を読むことなので、クリック率が低い。したがって、コンバージョン数も少ない。
スマホ広告の種類2:ページ中部固定方式
ページ中部固定方式とは、コンテンツの中部に掲載されるスマホ広告のことだ。
ユーザーの目に入るため、認知度は大きく向上する。
しかし、ユーザーはコンテンツを読んでいる途中なので、クリック率は極めて低い。したがって、コンバージョン数も少ない。
スマホ広告の種類3:ページ下部固定方式
ページ下部方式とは、コンテンツの下部に掲載されるスマホ広告のことだ。
ユーザーの目に入りにくいため、認知度の向上は見込めない。
しかし、下記の2つの理由から、クリック率が非常に高い。
- ユーザーが読みたい文章がそれ以降にない
- 読みたいコンテンツをユーザー探す
したがって、コンバージョンが生まれやすい。
スマホ広告の種類4:下部追従方式
下部追従方式とは、画面の下部に表示し続けるスマホ広告のことだ。
ユーザーの目に常に入るため、認知度が大きく向上する。また、ユーザーがコンテンツを読むのに疲れたときに、広告を表示できていることから、クリック率は高い。
しかし、掲載費用が高額なため、高い費用対効果は見込めない。
スマホ広告の種類5:全画面表示方式
全画面表示方式とは、画面一杯に掲載されるスマホ広告のことだ。
ユーザーの目に必ず入るため、認知度は大きく向上する。
しかし、ユーザーは条件反射的に広告を消してしまうため、クリック率は低い。したがって、コンバージョン数も少ない。
スマホ広告の種類6:視聴途中差し込み方式
視聴途中差し込み方式とは、動画再生前に商品紹介動画が流れるスマホ広告のことだ。
下記の2つの理由から、認知度が大きく向上する。
- ユーザーの目に必ず入る
- 5秒以上は必ず再生される
面白い動画構成にすることで、広告に興味を示すユーザーが増えるため、クリック率が高くなる。
3.ユーザーが嫌悪感を抱くスマホ広告の種類
ユーザーが嫌悪感を抱くスマホ広告が、2種類ある。
それぞれ詳しく説明していく。
ユーザーが嫌悪感を抱くスマホ広告の種類1:下部追従方式全般
下部追従方式のスマホ広告全般に、ユーザーは嫌悪感を抱く。
なぜならば、消したくても消せないからだ。
興味がない広告が常に表示され続けるため、「うっとうしい」とユーザーは思う。
おそらく最も嫌われているスマホ広告の種類だろう。
ユーザーが嫌悪感を抱くスマホ広告の種類2:全画面表示方式全般
全画面表示方式のスマホ広告全般に、ユーザーは嫌悪感を抱く。
なぜならば、下記のいずれかのタイミングで広告が表示されるからだ。
- コンテンツを読む直前
- コンテンツを読んでいる途中
ユーザーの行動をいきなり遮ってしまうため、ユーザーは嫌悪感を抱くのだ。
4.スマホ広告の種類を選ぶときの5のチェックポイント
スマホ広告の種類を選ぶときにチェックすべきポイントが5つある。
短期間で大きな成果を得るためにも、じっくり読んでほしい。
チェックポイント1:目的との親和性
スマホ広告の種類によって、目的の達成可能度が異なる。
例えば、バナー広告では、認知度向上を達成しやすいが、コンバージョン数増加は達成しにくい。一方で、リスティング広告では、認知度向上は達成しにくいが、コンバージョン数増加の達成はしやすい。
下記の3つのうち、どの目的を達成したいのかを決めて、目的の達成可能度が高いスマホ広告の種類を選んでほしい。
- 認知度向上
- コンバージョン数増加
- ブランド力向上
そうすることで、貴社の満足のいく結果を得られる。
チェックポイント2:商材との親和性
スマホ広告の種類によって、相性の良い商材が異なる。
例えば、記事広告であれば、伝えられる情報量が多いため、下記のような説明が難しい商材との相性が良い。
- 不動産投資(参考:不動産会社に適したWeb広告)
- 最先端技術を使ったサービス
一方で、バナー広告の場合は、伝えられる情報量が少ないため、説明の難しい商材との相性が悪い。「日用品」や「転職」といった分かりやすい商材との相性が良いだろう。
貴社の商材の特性を考えて、相性の良いスマホ広告の種類を選んでほしい。そうすることで、満足のいく結果を得られる。
チェックポイント3:ターゲティング方法
スマホ広告の種類によって、ターゲティング方法が異なる。
例えば、レコメンドウィジェット広告では、下記のようなデータを基にした詳細なターゲティングが可能だ。
- 年齢
- 性別
- 地域
一方で、記事広告では、詳細なターゲティングはできないが、媒体情報を調べることで、下記のようなパーソナルデータが似通ったユーザーに対して、広告を届けられる。
- 年収
- 職種
貴社のターゲット像を明確にして、そのターゲット像をより正確にターゲティングできるスマホ広告の種類を選んでほしい。そうすることで、満足のいく結果を得られる。
チェックポイント4:商材単価との適合性
スマホ広告の種類によって、掲載料金が大きく異なる。
例えば、バナー広告のクリック課金型であれば、100〜500円/クリックかかる。一方で、インフィード広告のクリック課金型であれば、20〜70円/クリックで済む。
商材の単価次第では、コンバージョン数を最大化させたとしても、赤字になってしまう。
そういった事態を避けるためにも、商材の単価に適したスマホ広告の種類を選んでほしい。
チェックポイント5:その他Webマーケティング施策との親和性
スマホ広告の種類によって、その他Webマーケティング施策との相性が異なる。
例えば、SNS広告であれば、SNS運用との相性が良い。一方で、リスティング広告の場合は、ニーズが顕在化しているユーザーを確保できることから、メルマガとの相性が良い。
貴社が既におこなっているWebマーケティング施策の特性を考えて、相性の良いスマホ広告の種類を選んでほしい。そうすることで、満足のいく結果を得られる。
最後に
本記事では、スマホ広告の種類について、下記の4点を徹底解説した。
- 主要7種類のスマホ広告
- スマホ広告の6種類の掲載方式
- ユーザーが嫌悪感を抱く2種類のスマホ広告
- スマホ広告の種類を選ぶときの5のチェックポイント
1と4の内容を基に、貴社に適したスマホ広告を選んでほしい。そして、実際に広告を打つときは、2と3の内容を参考にしてほしい。
そうすることで、満足のいく結果を得られるだろう。
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おすすめの代理店を下記の7つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:インターネット広告代理店おすすめランキングTOP7
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事5:リスティング広告の代理店10選
参考記事6:アプリ広告の代理店10選
参考記事7:TikTok広告代理店10社