ハッシュタグチャレンジとは?特徴と有効活用方法【TikTok広告の人気No.1メニュー】

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あなたは最近、TikTokのハッシュタグチャレンジの存在を知ったのだろう。しかし、「どれだけ調べても、概要を理解できない」と悩んでいるのではないか?

そう悩むのも無理はない。

正式リリースが2018年7月のため、正確な情報が出回っていない。また、既存のWeb広告と仕組みが大きく異なる。

何も理解できないのは当然だ。

しかし安心してほしい。この記事を読めば、ハッシュタグチャレンジの全てが分かる。

じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。

目次

1.ハッシュタグチャレンジとは

ハッシュタグチャレンジとは、「TikTok内でユーザーに企業コンテンツの作成・投稿を促す広告」のことだ。

別名、#チャレンジ・#Challenge・タグチャレと呼ばれている。

ネイティブ広告のカスタム広告の一種だ。(参考:ネイティブ広告とは

TikTok広告のメニューの中で最も人気が高く、出稿企業が日に日に増加している。

ハッシュタグチャレンジの仕組み

ハッシュタグチャレンジの拡散の仕組み

TikTokのおすすめフィードに公式動画を配信することで、ユーザーが公式動画に興味を持つ。

発見ページ内の下記2つからチャレンジページに移行後、公式動画を真似た動画を作成・投稿する。注.公式動画を真似た動画を、「チャレンジ動画」と呼ぶ)

  • バナー
  • おすすめハッシュタグ

投稿が拡散して、多数のユーザーにリーチするのだ。

なお、ハッシュタグチャレンジ開催直後は投稿数が少ないため、チャレンジ動画参加率が低くなってしまう。そういった事態を回避するために、インフルエンサーが作成した動画2〜3本をチャレンジページの最初に載せておく。

ハッシュタグチャレンジの広告配信面

ハッシュタグチャレンジの広告配信面の一覧
広告配信面 役割
起動画面広告 公式動画への興味喚起
インフィード広告
発見ページ バナー チャレンジ参加意欲の促進
おすすめハッシュタグ
公式楽曲
チャレンジページ 下記2つを実行する場所
1.二次創作
2.投稿

ハッシュタグチャレンジの種類

ハッシュタグチャレンジは4種類ある。

それぞれ詳しく説明していく。

種類1:スタンダードハッシュタグチャレンジ

スタンダードハッシュタグチャレンジとは、「通常のハッシュタグチャレンジ」のことだ。

別名、「#Challenge」と書く。

仕組みはここまで話した通りである。

TikTok広告の看板メニューで、4種類の中で最も人気が高い。

費用 1,500万円
発見ページ バナー 掲載開始から最初の6日間表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
奇数日:「1枚目→4枚目→6枚目」
偶数日:「2枚目→3枚目→6枚目」
おすすめハッシュタグ 掲載開始から最初の6日間表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
奇数日:「2番目→3番目→6番目」
偶数日:「2番目→4番目→6番目」
公式動画 最大6本
掲載期間 2ヶ月
保証imp数 起動画面広告 650万imp×1日
インフィード広告 900万imp

種類2:ハッシュタグチャレンジプラス

ハッシュタグチャレンジプラスとは、「ブランドコミュニケーションを加えたハッシュタグチャレンジ」のことだ。

別名、「#Challenge Plus」と書く。

スタンダードハッシュタグチャレンジに比べて、ブランド認知度向上力が高い。

費用 1,700万円
発見ページ バナー 掲載開始から最初の奇数日5日間のみ表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
「1枚目→4枚目→1枚目→4枚目→6枚目」
おすすめハッシュタグ 掲載開始から最初の奇数日5日間のみ表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
「2枚目→3枚目→2枚目→3枚目→6枚目」
公式動画 最大6本
掲載期間 2ヶ月
保証imp数 起動画面 650万imp×1日
インフィード 650万imp

種類3:バトルハッシュタグチャレンジ

バトルハッシュタグチャレンジとは、「2つのハッシュタグを対戦させるハッシュタグチャレンジ」のことだ。

別名、「Battle #Challenge」と書く。

競争が生まれるため、より多くのユーザーから興味を獲得できる。

スタンダードハッシュタグチャレンジに比べて、拡散力・チャレンジ参加率が高い。

費用 2,000万円
発見ページ バナー 掲載開始から最初の3日間表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
1つ目のハッシュタグ:「1枚目→2枚目→3枚目」
2つ目のハッシュタグ:「4枚目→4枚目→4枚目」
おすすめハッシュタグ 掲載開始から合計3日間表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
1つ目のハッシュタグ:「2番目→2番目→3番目」
2つ目のハッシュタグ:「4番目→4番目→4番目」
公式動画 最大6本×2
掲載期間 2ヶ月
保証imp数 起動画面 650万imp
インフィード 360万imp

種類4:ベーシックハッシュタグチャレンジ

ベーシックハッシュタグチャレンジとは、「格安タイプのハッシュタグチャレンジ」のことだ。

別名、「Basic #Challenge」と書く。

新規顧客のみ購入可能だ。

インプレッション数が少ないため、スタンダードハッシュタグチャレンジに比べて、チャレンジ参加ユーザーが少ない。

費用 1,000万円
発見ページ バナー ×
おすすめハッシュタグ 掲載開始から最初の偶数日3日間のみ表示。
下記の通りに1日おきに順位が変動。
「4番目→4番目→4番目」
公式動画 最大6本
掲載期間 2ヶ月
保証imp数 TopView 650万imp×1日
インフィード 330万imp
 
注.TopViewとは、「5〜15秒の動画を起動画面に表示させる広告」のこと。表示時間が長いことから、起動画面広告よりもユーザーに強い印象を与えられる。

ハッシュタグチャレンジのオプション機能

ハッシュタグチャレンジでは、下表2種類のスタンプをオプションで付けられる。

種類 概要
クリッカブルスタンプ チャレンジ動画作成時に、専用スタンプをユーザーが使用できるオプション。クリックすると、外部LPに遷移する。効率的なコンバージョン獲得が可能。
マストバイスタンプ 商品に印刷されたQRコードを読み取ると、チャレンジ動画作成時に専用スタンプをユーザーが使用できるオプション。店舗での販売促進に効果的。

ユーザーのチャレンジ動画作成意欲が高まるため、チャレンジ動画の投稿数が増えて、拡散力が強くなるのだ。

ただし、別途費用が500万以上かかる。資金に余裕がある方のみ、利用を検討してほしい。

オプション機能「スタンプ」の概要は、後日掲載の記事で詳しく説明する。それまで楽しみにしていてほしい。

ハッシュタグチャレンジと相性の良い商材・場面

ハッシュタグチャレンジは、低単価のBtoC商材の販促キャンペーンと相性が良い。

具体例は、下記の通りだ。

  • お菓子の新商品発売キャンペーン
  • CDのリリースキャンペーン
  • ポケットWifiの初月無料キャンペーン

短期間で特定商材・特定期間の認知度を上げられる上に、認知だけで購入が発生するため、多大な売上創出が可能なのだ。

言い換えれば、「BtoB商材」や「高単価商材」とは相性が悪い。この点は十分注意すべきだ。

2.ハッシュタグチャレンジが大人気の5の理由

ハッシュタグチャレンジが大人気の理由が5つある。

それぞれ詳しく説明していく。

ハッシュタグチャレンジが大人気の理由1:ユーザーを巻き込める

ハッシュタグチャレンジは、ユーザー参加型の広告だ。

ユーザーを楽しませられるため、広告主に親近感を抱きやすい。

その他SNS広告に比べて、ブランド認知度が自然に上がっていくのだ。

ハッシュタグチャレンジが大人気の理由2:拡散力が強い

ハッシュタグチャレンジでは、ユーザーが公式動画を二次創作する。

そして、TikTokはレコメンド機能の精度が高いため、投稿が拡散しやすい。

その他SNS広告に比べて、多くのユーザーに一気にリーチできるのだ。

ハッシュタグチャレンジが大人気の理由3:頭に残りやすい

ハッシュタグチャレンジのチャレンジ動画には、特定の音楽・ダンスが用いられる。

また、TikTokでは動画が全画面に表示される。

「Twitter」と「TikTok」の動画表示面積の比較

「視覚」と「聴覚」の両方に強く訴求できるため、ユーザーの頭の中に残りやすいのだ。

ハッシュタグチャレンジが大人気の理由4:費用対効果の上限が高い

企画が成功すれば、ハッシュタグチャレンジへの参加者は無限に増える上に、チャレンジ動画が拡散しやすくなる。

また、広告費用は定額だ。

理論上は費用対効果を無限に上げられるのだ。

ハッシュタグチャレンジの費用対効果は、「TikTok広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

ハッシュタグチャレンジが大人気の理由5:10〜20代に効率的にリーチ可能

TikTokの国内ユーザーは約6割が10〜20代の男女で、アクティブユーザーが約570万人(=総アクティブユーザー数950万人×60%)もいる。注.公式の調査結果が公表されていないため、正確な数値は不明)

ハッシュタグチャレンジでチャレンジ動画が拡散することで、10〜20代に効率的にリーチできるのだ。

ハッシュタグチャレンジで10〜20代に効率的にリーチできる仕組み

3.ハッシュタグチャレンジの掲載開始までの流れ

ハッシュタグチャレンジを掲載するまでの流れは、下図の通りだ。

ハッシュタグチャレンジの掲載開始までの流れ

基本的には上図の通りに準備すればいい。

ただし、「編集ミス」や「インフルエンサーとの調整不具合」等が原因で、動画作成に時間がかかることが多い。掲載開始希望日が決まっているのであれば、前倒しで進めるべきだ。

ハッシュタグチャレンジを掲載するまでに準備すべきもの【一覧表】

ハッシュタグチャレンジを掲載するまでに準備すべきものを下表にまとめた。

ぜひ参考にしてほしい。

準備すべきもの 説明
バナー 下記2種類を用意
1.起動画面広告用(※ 動画素材を使うのであれば必要なし)
2.発見ページ用
動画素材 起動画面広告用の動画
3〜4.9秒で作成
音楽データ 公式動画で用いる音楽のデータ
15〜60秒で作成
ジャケット画像 下記4箇所で表示する音楽用画像
1.公式楽曲ページ
2.楽曲選曲ページ
3.公式動画右下
4.チャレンジ動画右下
1枚用意
音楽許諾書 音楽の使用許可書
作詞家・作曲家のサインが必要
アイコン画像 チャレンジページのトップ画像
1枚用意
背景画像 チャレンジページの背景画像
1枚用意
公式動画 おすすめフィードに配信する動画
15〜60秒で作成
1〜6本用意
インフルエンサー動画 インフルエンサーのチャレンジ動画
15〜60秒で作成
一般的に1〜3本用意

4.ハッシュタグチャレンジを有効活用するための5のポイント

ハッシュタグチャレンジを有効活用するためのポイントは5つある。

それぞれ詳しく説明していく。

ハッシュタグチャレンジを有効活用するためのポイント1:目を引くバナー・動画素材を作成

下記の2つに目を引くバナー・動画素材を設置することで、より多くのユーザーから注目を集められる。

  • 起動画面
  • 発見ページ

開催中のハッシュタグチャレンジの認知度が上がるため、チャレンジ参加ユーザーが増えるのだ。

作成時のポイントは、下記の6つだ。

  1. 赤・青・黒などの強い色を使う
  2. 文字数を15字以内に収める
  3. 文字に太めのアウトラインを付ける
  4. 数字を使う
  5. 「!」や「?」等の感嘆符を使う
  6. 人の写真を挿入

ただし、目立たせすぎると、広告審査に落ちてしまう。十分注意すべきだ。

「5.ハッシュタグチャレンジのプロモーション事例:ドミノピザ」で具体例を載せている。ぜひ参照してほしい。

ハッシュタグチャレンジを有効活用するためのポイント2:リズミカルな音楽を作成

ハッシュタグチャレンジの公式動画でリズミカルな音楽を用いると、音声が耳に残りやすくなる。

より多くのユーザーが興味を引きつけられるため、下記の2つが生じるのだ。

  • チャレンジ参加ユーザーの増加
  • チャレンジ動画が拡散しやすくなる

ただし、素人では作成できない。プロの作曲家に依頼すべきだ。

ハッシュタグチャレンジを有効活用するためのポイント3:簡単なダンスを考案

ハッシュタグチャレンジの公式動画のダンスを簡単にすることで、ユーザーが真似しやすくなる。

チャレンジ参加の障壁を下げられることから、チャレンジ動画の投稿数が増えるのだ。

考案時のポイントは、下記の3つだ。

  1. 振り付けが単純
  2. 3〜4秒おきに振り付けが変わる
  3. 音楽に合わせる

ただし、簡単にしすぎると、やりがいがなくなるため、チャレンジ参加率が低下する。複数のダンスを作った後に、ターゲット層にアンケートして、チャレンジ参加意欲が最も高まるダンスを見つけるべきだ。

ハッシュタグチャレンジを有効活用するためのポイント4:公式動画でチャレンジ参加を呼びかける

UQのハッシュタグチャレンジの公式動画

上図のように公式動画内でチャレンジ参加を促すことで、下記の2つを実行できる。

  • ハッシュタグチャレンジが開催していることを確実に認知
  • 興味を持ったユーザーをチャレンジ参加に確実に誘導

結果、チャレンジ動画の投稿数が増加するのだ。

文字にこだわる必要はなく、音声でも問題ない。

ハッシュタグチャレンジを有効活用するためのポイント5:ターゲット層から人気の高いインフルエンサーに動画投稿を依頼

ターゲット層から人気の高いインフルエンサーにチャレンジ動画の投稿を依頼することで、ターゲットユーザーからのチャレンジ参加数が増える。

一般ユーザーのフォロワーは似た属性のユーザーの割合が大きいことから、ターゲット層に効率的にリーチできるのだ。

フォロワー傾向を徹底的に調査して、最適なインフルエンサーを見つけてほしい。

広告効果に与える影響が大きいのに、見落としがちなポイントだ。十分注意した方がいい。

5.ハッシュタグチャレンジのプロモーション事例:ドミノピザ

ドミノピザのハッシュタグチャレンジのクリエイティブ・広告配信面一覧

ドミノピザのハッシュタグチャレンジのプロモーション事例だ。

「日給100万円の1日限定CCO募集キャンペーン」で実施した。

ハッシュタグは「#ドミノチーズ100万」だった。

ドミノピザのハッシュタグチャレンジのプロモーション事例で参考にすべき点

ドミノピザのハッシュタグチャレンジでは、起動画面広告のバナーに「100万円!?」と具体的な数字を記載して、ユーザーの興味を引いている。

公式動画ではチーズの伸び方をアピールして、食欲も掻き立てている。振り付けも簡単だ。

有名TikTokerに動画投稿を依頼することで、全ユーザーのチャレンジ参加意欲を高めている。そして、購入者のみが参加可能な企画にして、販売を自然に促している。

正確な数値は公表されていないが、おそらく高い広告効果を得られただろう。

ドミノピザのハッシュタグチャレンジのプロモーション事例で改善すべき点

ドミノピザのハッシュタグチャレンジのプロモーション事例では、音楽のリズミカルさが欠けていた。

公式動画の面白みが半減しているため、下記2種類のユーザーの取りこぼしが生じてしまった。

  • 1日限定CCOに興味がないユーザー
  • 単純に企画を楽しみたいユーザー

この点を改善していれば、より大きな成果を得られたはずだ。

最後に

本記事では、TikTok広告の人気No.1メニュー「ハッシュタグチャレンジ」を徹底解説した。

内容は下記の通りだ。

  1. 概要
  2. 大人気の5の理由
  3. 掲載開始までの流れ
  4. 有効活用するための5のポイント
  5. プロモーション事例

まずは1〜3の内容を確実に理解してほしい。そして、出稿するのであれば、4と5の内容を確実に理解してほしい。

そうすることで、満足のいく結果を得られる。

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おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。

参考記事1:TikTok広告代理店10社
参考記事2:
インターネット広告代理店おすすめランキング30社
参考記事3:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事4:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事5:アプリ広告の代理店10社

 

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