Web広告の効果測定方法と効果を上げる5の手法【完全保存版】

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あなたは今、「Web広告の効果測定方法が分からない」と悩んでいるのではないか?そして、「どうやって改善すればいいの?」と疑問に思っているのだろう。

そう悩むのも無理はない。

Web広告の効果測定方法を詳細に解説している本はない。

また、考え方次第で改善案は無数に出てくるため、知識がなければ、どれが最適なのか判別できない。

しかし安心してほしい。この記事を読めば、最適な効果測定方法と効率的に効果を上げる手法が分かる。

じっくり読んで、ぜひ実践してほしい。

1.Web広告の効果

Web広告で得られる効果は3つだ。

それぞれ説明していく。

効果1:認知度向上

Web広告を打つことで、下記の3つが多くに人の目に触れる。

  • 貴社名
  • サービス名
  • サービス内容

結果、認知度が向上する。

効果2:成約数増加

Web広告を打つと、多くの人が広告物を見る。

その分、貴社サービスに興味を持つ人が増えるため、成約数(または購入数)が増加するのだ。

効果3:ブランド力向上

Web広告を打つことで、多くの人が広告物を複数回見る。

多くの人の頭の中に貴社サービスが刷り込まれて、「◯◯といえば、あの会社」というブランディングができるのだ。

2.Web広告の効果測定方法

Web広告の効果測定方法を説明していく。

じっくり読んで、ぜひ実践してほしい。

Web広告で効果測定すべき9の指標

指標1:CPA

CPAとは、1コンバージョンあたりにかかった広告費用のことだ。

数値が低いほど、効率的に集客できている。

指標2:ROAS

ROASとは、広告費用に対する売上の倍率を示す指標だ。

例えば、広告費用100万円・売上300万円だった場合、ROASは3(=300万円÷100万円)になる。

数値が高いほど、効率的に集客できたということだ。

指標3:ROI

ROIとは、広告費用に対する利益の倍率を示す指標だ。

例えば、広告費用300万円・利益450万円だった場合、ROIは1.5(=450万円÷300万円)になる。

数値が高いほど、効率的に集客できたということだ。

指標4:LTV

LTVとは、一人の顧客が生涯で生み出す売上のことだ。

例えば、平均購入単価5万円・生涯購入回数5回だった場合、LTVは25万円(=5万円×5回)になる。

数値が高いほど、効率的に売上を立てられるということだ。

指標5:インプレッション数

インプレッション数とは、広告物が表示された回数のことだ。

数値が高いほど、より多くの人に認知を広げられている。

指標6:CTR(クリック率)

CTR(クリック率)とは、インプレッションに対するクリックの割合だ。

例えば、インプレッション数10万回・クリック数100回だった場合、CTRは0.1%(=100回÷10万回×100)になる。

数値が高いほど、ユーザーの興味を引ける広告物ということだ。

指標7:CV数(コンバージョン数)

CV数(コンバージョン数)とは、成果が発生した回数のことだ。

例えば、問い合わせが100件発生した場合、CV数は100回である。

数値が高いほど、売上が向上する。

指標8:CVR(コンバージョン率)

CVR(コンバージョン率)とは、LPの訪問者数に対するCV数の割合だ。

例えば、LPの訪問者1,000人・CV数50回だった場合、CVRは5%(=50回÷1,000人×100)になる。

数値が高いほど、優良見込み客をLPに集められていて、なおかつLPの完成度が高いということだ。

指標9:成約率

成約率とは、CV数に対する成約の割合だ。

例えば、問い合わせ100件・成約数40件だった場合、成約率は40%(=40件÷100件×100)になる。

成約率が高いほど、優良見込み客からCVを得られているということだ。

Web広告の効果測定で押さえるべき10のポイント

Web広告の効果測定をするときに必ず押さえるべき10のポイントを紹介する。

じっくり読んで、確実に実践してほしい。

ポイント1:目的に応じた指標を設定

Web広告の効果測定をする上で、目的に応じた指標を設定してほしい。

例えば、目的が認知度向上の場合、下記の2つの指標を設定する。

  • インプレッション数
  • CTR

一方で、利益向上が目的の場合、下記の5つの指標を設定する。

  • CPA
  • ROI
  • CTR
  • CVR
  • 成約率

このように、目的に応じた指標を設定することで、検証改善がやりやすくなるため、最短で目的を達成できる。

ポイント2:KGIの達成に近づいているか確認する

設定した指標の改善に気を取られすぎて、KGIの達成に近づいていないときがある。

例えば、CTRを上げ過ぎると、CVRが下がるため、売上が低下する。

こういった事態を避けるために、Web広告の効果測定をするときは、KGIの達成に近づいているか確認してほしい。

注.KGIとは、数値化した目標のことだ。例えば、Web広告の目標が売上向上の場合、「3ヶ月で1,000万円の売上向上」等がKGIになる。

ポイント3:KGIとKPIが連動しているか確認する

KGIとKPIが連動していない場合、どれだけ改善案を実施しても、KGIを達成できない。

そういった事態を避けるために、Web広告の効果測定をするときは、KGIとKPIが連動しているか確認してほしい。

注.KPIとは、KGIを達成するための数値化された中間目標のことだ。詳しくは「Web広告のKPI設定方法」で説明している。ぜひ参考にしてほしい。

ポイント4:施策別に効果測定をおこなう

Web広告の施策別に効果測定をおこなうことで、下記の2つが明確になる。

  • 改善すべき施策
  • 改善点

検証改善がやりやすくなるため、最短で目的を達成できる。

ポイント5:全体の効果測定をおこなう

ある特定のWeb広告打ったとき、別の種類のWeb広告の数値が改善する。

例えば、記事広告を打った場合、貴社サービスを検索する人が増えるため、リスティング広告の成果が良くなる。

施策別の効果測定だけで改善案を決めると、全体の広告効果が落ちる可能性がある。

そういった事態を回避するためにも、Web広告全体の効果測定をおこなってほしい。

ポイント6:LPの直帰率を必ず計測する

LPの完成度次第で、CV数は大きく変動する。

完成度が少しでも低くなると、CVRが30%以上下がってしまう。

LPの検証改善の質を高めるために、Web広告の効果測定をするときは、CVRだけでなく、直帰率も計測をしてほしい。

ポイント7:CVの質を計測する

CVが生まれたとしても、成約が決まらなければ、売上は向上しない。むしろ、営業コストが増えて、利益が減ってしまう。

Web広告の効果測定をするときに、下記の2つをおこなって、CVの質を計測してほしい。

  • 成約率の計測
  • ユーザーアンケートを実施

そうすることで、利益向上の改善案が練りやすくなる。

ポイント8:CVした人の属性データを取る

Web広告の効果測定をするときに、CVした人の属性データを取ることで、想定外に反応が良かったユーザー層が見つかる。

そのユーザー層を新たなターゲットにして広告を打つことで、売上が向上するのだ。

ポイント9:SNS広告の数字には要注意

SNS広告は、会社ごとにCVの定義が違う。

その他の広告に比べて、CVRが異様に高いといった事態が起きる。

そのため、SNS広告の効果測定をするときは、CVを貴社が使っている指標に直してほしい。

ポイント10:iPhoneユーザーの計測には要注意

iPhoneのデフォルトブラウザのSafariでは、CVの計測に利用しているcookiesがブロックされる。

Web広告の効果測定をするとき、「iPhoneからのCVが異常に少ない」という事態が必ず起きるので、注意してほしい。

Web広告の効果測定に役立つツール4選

Web広告の効果測定に役立つツールを4つ紹介する。

貴社が打つWeb広告に適したツールがあれば、ぜひ利用してみてほしい。

ツール1:GoogleAnalytics

GoogleAnaliticsとは、LPに訪れた人の行動を把握できるツールだ。

下記の4つの指標を計測できる。

  • PV数(=クリック数)
  • 直帰率
  • CV数
  • CVR

無料ツールなので、必ずインストールしてほしい。

ツール2:ADPLAN

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ADPLANとは、株式会社オプトが開発した広告効果測定ツールだ。

下記の3つの特徴がある。

  1. 全てのWeb広告の効果測定が可能
  2. シンプルな使用画面
  3. スマートフォンサイトの解析が可能

Web広告を打ち始めたばかりの会社にオススメだ。

ツール3:ADEBiS

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ADEBiSは、株式会社ロックオンが開発した広告効果測定ツールだ。

特徴は下記の3つである。

  1. 1万円から利用可能
  2. 全てのWeb広告の効果測定が可能
  3. テレビCMとSEOを含めた広告全体の効果測定が可能

Web広告以外に、複数のマーケティング施策をおこなっている会社にオススメだ。

ツール4:WebAntenna

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WebAntennaとは、株式会社ビービットが開発した広告効果測定ツールだ。

特徴は下記の4つである。

  1. 全てのWeb広告の効果測定が可能
  2. ABテストの計測が可能
  3. 媒体ごとの効果測定が可能
  4. 担当者のサポート付き

検証・改善を高速でおこないたい会社にオススメだ。

3.Web広告の効果を上げる5の手法

Web広告の効果を上げる5の手法を紹介する。

ぜひ改善案を考えるときの参考にしてほしい。

手法1:Web広告の種類を変える

商材によって、最適なWeb広告の種類が異なる。

例えば、「交通事故の治療」といった突発的な問題を解決する商材であれば、リスティング広告が効果的だ。一方で、「不動産投資」や「生命保険」といった不特定多数の人がターゲットの商材であれば、SNS広告や純広告が効果的だ。

このように、貴社の商材に適した種類のWeb広告に変えることで、広告効果が上がる。

全種類のWeb広告を「Web広告の種類」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。

手法2:広告掲載先を変える

広告掲載先ごとにユーザー層が異なる。

ユーザー層が貴社のターゲットに近い広告掲載先を選ぶことで、下記の2種類の人が増える。

  • 広告物に興味を示す人
  • 貴社サービスに魅力を感じる人

CTRとCVRの両方が向上するため、Web広告の効果が上がるのだ。

おすすめの広告掲載先は、「Web広告のおすすめ媒体25選」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。

手法3:広告掲載箇所を変える

広告掲載箇所によって、CTRが異なる。

例えば、バナー広告の場合、記事下に掲載したときのCTRは、サイドバー右上に掲載したときのCTRの2倍だ。

CTRが高い箇所に広告を掲載することで、CV数が向上するため、Web広告の効果が上がる。

手法4:広告物を変える

LPやバナーといった広告物によって、下記の2つの数値が異なる。

  • CTR(クリック率)
  • CVR(コンバージョン率)

質の高い広告物に変えることで、上記2つの数値が向上するため、Web広告の効果が上がるのだ。

手法5:Web広告代理店の担当者を変える

Web広告代理店の担当者によって、検証改善の質が異なる。

検証改善の質が高い担当者であれば当然、広告効果は上がりやすい。一方で、質が低い担当者であれば、いつまで経っても広告効果は上がらない。

下記のいずれかをおこなって、優秀な担当者に変えてほしい。

  • 担当者の変更を申し出る
  • 競合他社に乗り換える

4.効果的なWeb広告の事例5選

効果的なWeb広告の事例を5つ紹介する。

真似できるところを真似て、ぜひ実践に活かしてほしい。

事例1:b→dashのTrueView

マーケティングオートメーションツール「b→dash」のTrueViewだ。

芸能人を起用している上に、動画構成が非常に面白い。

多くの人がつい広告を見てしまうため、認知度が大きく向上しただろう

注.TrueViewとは、YouTubeで動画再生前に流れる動画広告のことだ。

事例2:オープンハウスのLinkedin広告

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オープンハウスのLinkedin広告だ。

「投資のバランスに偏りはありませんか?」と問いかけをして、広告物に注目を集めている。また、ターゲットを年収2,000万円以上に限定している。

高いCTRを生み出して、多くのコンバージョンを生んだだろう。

事例3:楽天オーネットのLINE広告

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楽天オーネットのLINE広告だ。

通常記事のタイトルと同じ文調のタイトルにすることで、広告色を消している。また、「かわいい奥さんと結婚」と記載して、強いメリットを伝えている。

高いCTRを生み出して、多くのCVを生んだだろう。

事例4:バンクイックのバナー広告

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三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」のバナー広告だ。

「当行口座不要」とキャッチコピーに記載している。

簡便性が強く伝わることから、高いCTRを記録しただろう。

事例5:ラクスパートナーズの記事広告

lig-rakuspartners-tieup-content充実した就職支援でキャリアのプラスに!プログラミングスクール9選を徹底比較

Web制作メディア「LIG」に掲載されたプログラミングスクール「ラクスパートナーズ」の記事広告だ。

「プログラミングスクール 比較」というキーワードでSEO対策をしている。また、通常記事と全く同じ文調にして、広告色を消している。

多大な流入が見込める上に、CVRが高くなるため、今後多くのコンバージョンを生むだろう。

※ 効果的なWeb広告の事例は、「Web広告の事例10選」でも紹介している。ぜひ参考にしてほしい。

最後に

本記事では、Web広告について下記の4つを説明した。

  1. 得られる3の効果
  2. 効果測定方法
  3. 効果を上げる5の方法
  4. 効果的な事例5選

適切な方法で効果測定をおこなって、質の高い改善案を実施してほしい。

そうすることで、広告効果はどんどん上がっていって、貴社の目的を達成できる。

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おすすめの代理店を下記の7つの記事で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。

参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:リスティング広告の代理店10選
参考記事5:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事6:アプリ広告の代理店10選
参考記事7:TikTok広告代理店10社

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