あなたは今、「Web広告のKPIの設定方法が分からない」と悩んでいるのではないか?そして、「KPIを達成するための施策は、どのように導き出せばいいの?」と疑問に思っているのだろう。
そこで本日は、下記の2点を徹底解説していく。
- Web広告のKPI設定方法
- 目標達成するための施策を導き出す方法
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
目次
1.Web広告におけるKPIとは
Web広告におけるKPIとは、「Web広告でのゴールを達成するために、クリアしなくてはいけない数値化された目標」のことだ。
例えば、「Web広告からの売上を100万円にする」というゴールを設定した場合、下記のような目標がKPIとなる。
- ROASを200%にする
- 契約を50件取る
- 100個販売する
KPIを設定することで、ゴールを達成するためにおこなうべき施策が明確になる。
無駄な施策を取らなくなるため、最短でゴールを達成できるのだ。
2.Web広告におけるKPIの設定方法
Web広告におけるKPIの設定方法を説明していく。
非常に重要なので、じっくり読んでほしい。
Web広告でKPIを設定すべき3つの指標
Web広告でKPIを設定すべき指標を3つ紹介する。
ぜひ参考にしてほしい。
指標1:CPA
CPAとは、「1コンバージョンを獲得するのにかかった広告費用」のことだ。
下式で計算できる。
「CPA=広告費用の合計÷コンバージョン数」
数値が低いほど、費用対効果が高いということだ。
したがって、CPAを低くすることを目指すべきである。
指標2:ROAS
ROASとは、「広告費用の何倍の売上が立ったのか」を示す指標だ。
下式で計算できる。
「ROAS=Web広告経由の売上÷広告費用」
数値が高いほど、費用対効果が高いということだ。
したがって、ROASを高くすることを目指すべきである。
指標3:ROI
ROIとは、「広告費用の何倍の利益が出たのか」を示す指標だ。
下式で計算できる。
「ROI=(Web広告経由の売上−原価−諸経費)÷広告費用」
数値が高いほど、費用対効果が高いということだ。
したがって、ROIを高くすることを目指すべきである。
Web広告のKPIを設定する4の手順
Web広告のKPIを設定する4の手順を説明していく。
ミスがないように、一つ一つ丁寧におこなってほしい。
手順1:Web広告のKGIを設定する
まずは、Web広告のKGIを設定してほしい。
KGIとは、数値化したゴールのことだ。
例えば、売上を増やすことがゴールの場合、「Web広告で1,000万円の売上を作る」といった設定をする。
手順2:KGIを達成するために解決すべき課題を考える
KGIを達成するために解決すべき課題を考えてほしい。
Web広告における課題の具体例は、下記の通りだ。
-
- バナー広告から問い合わせがこない
- リスティング広告の運用が上手くいっていない
- 記事広告で集客できない
このとき、思いつく限りの課題を挙げていってほしい。
手順3:課題の解決案を考える
手順2で考えた課題の解決案を考えてほしい。
例えば、「バナー広告から問い合わせがこない」という課題がある場合、下記の解決案が考えられる。
- クリック率を上げる
- コンバージョン率を上げる
- インプレッション数を増やす
このとき、課題が生じている原因を探して、その原因を解消する策を出せば、効率よく解決案を挙げられる。
手順4:解決案を数値化する
手順3で考えた解決案を数値化してほしい。
例えば、手順3の例を数値化した場合、下記の通りになる。
- クリック率を上げる→クリック率を3%にする
- コンバージョン率を上げる→コンバージョン率を10%にする
- インプレッション数を増やす→月間インプレッション数を10万にする
このように数値化された解決案がWeb広告のKPIである。
Web広告でKPIを設定するときの3のポイント
Web広告でKPIを設定するときには、3つのポイントがある。
必ず守ってほしい。
ポイント1:達成可能なKPIを設定する
現実的に達成可能なKPIを設定してほしい。
なぜなら、モチベーションが上がらないからだ。
例えば、「クリック率が10%以上のバナーを作る」といった達成不可能なKPIを設定すると、「絶対に無理」と思ってしまうため、モチベーションが上がらない。行動を起こす気すら失せるため、低めのKPIを設定したときよりも、クリック率は向上しない。
したがって、現実的に達成可能なKPIを設定してほしい。
ポイント2:KPIに優先順位をつける
KPIに優先順位をつけてほしい。
なぜならば、KPIを全て達成することは、時間的に不可能だからだ。(充てる人数が多いなら別だが)
効果が大きい順に、優先順位をつけてほしい。
ポイント3:見落としがないか確認する
「課題」または「解決案」を考えるとき、見落としがないか確認してほしい。
見落としがあったら、KPIを達成できない。後々見つかったとしても、その分達成が遅れてしまう。
そのため、見落としがないか入念に確認してほしい。
3.Web広告でKPIを達成するための施策を導き出す3の手順
Web広告でKPIを達成するための施策を導き出す3つの手順を説明する。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
手順1:Web広告のKPIを達成するための方法を考える
Web広告のKPIを達成するための方法を考えてほしい。
例えば、「クリック率を3%にする」というKPIを達成するための方法は、下記の通りだ。
- ユーザー層がターゲット層に近い媒体に広告を出す
- クリック率が高い広告掲載箇所に変える
- 人の目を引くバナーデザインにする
これらをおこなうことで、KPIを達成できる。
手順2:最小KPIを設定する
手順1で挙げた方法を数値化してほしい。
例えば、手順1の例を数値化すると、下記の通りだ。
- ユーザー層がターゲット層に近い媒体に広告を出す→ユーザー層の80%が貴社のターゲット層と被っている媒体に広告を出す。
- クリック率が高い広告掲載箇所に変える→平均クリック率が1%以上の箇所に広告を掲載する
- 人の目を引くバナーデザインにする→100人アンケートを取って、90人以上が「興味をそそる」と答えるバナーを作る
このように数値化された方法を、最小KPIと呼ぶ
手順3:最小KPIを達成するための具体的行動を考える
手順2で挙げた最小KPIを達成するための具体的行動を考えてほしい。
例えば、「100人アンケートを取って、90人以上が『興味をそそる』と答えるバナーを作る」という最小KPIを達成するための具体的行動は、下記の通りだ。
- 赤色を使う
- キャッチコピーを変える
- 女性の写真を入れる
こうすることで、KPIを達成するための施策が導き出せる。
4.Web広告でKPIを達成するための改善案を導き出す方法
最小KPIを達成するための具体的行動をおこなっていても、KPIが達成に近づいていかないときがある。
そのときの改善案を導き出す方法を、3つ紹介する。
方法1:その他の具体的行動がないか考える
最小KPIを達成するための具体的行動を見落としているケースがある。
見落としがないかを確認して、もし見落としがあれば、新たな具体的行動をおこなってほしい。
方法2:別の最小KPIを達成する
現在達成しようとしている最小KPIが、KPIと連動していないケースがある。
本当に連動しているのかを検証して、もし連動していないのであれば、別の最小KPIを達成してほしい。
効果測定のやり方を、「Web広告の効果測定」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
方法3:その他の最小KPIがないか考える
最小KPIを見落としているケースがある。
他にKPIと連動している最小KPIはないかを考えて、もし見落としがあったら、新たな最小KPIを達成してほしい。
5.Web広告のKPIを全て達成したのにKGIが達成できていないときの対策
Web広告のKPIを全て達成したのに、KGIが達成できていないときの対策は、「Web広告以外の手法を組み合わせる」ということだ。
所詮、Web広告は集客ツールの一つだ。
下記のような手法でも、KGIは達成できる。
- SEO
- SNS運用
- メルマガ
- メディア露出
- テレアポ
- 飛び込み営業
思い切って、その他の手法を取り組んで、KGIを達成してほしい。
最後に
本日は、大きく分けて下記の2つを説明した。
- Web広告のKPI設定方法
- Web広告のKPIを達成するための方法
KPIを設定しただけでは、何も意味はない。必ず具体的行動まで落とし込んで、実際に行動を起こしてほしい。
そうすることで、KPIを達成していって、最終的には貴社が目指しているゴールを達成できる。
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おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:アプリ広告の代理店10選
参考記事5:TikTok広告代理店10社