あなたは今、「Web広告を打つときの予算の決め方が分からない」と悩んでいるのではないか?
そこで本日は、Web広告を打つときの最適な予算の決め方を5つ紹介していく。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
目次
1.【種類別】Web広告の最低必要予算
Web広告の種類ごとに、最低必要予算が違う。なぜならば、広告出稿費用が異なるからだ。
Web広告の種類別の最低必要予算は、下記の通りだ。
- リスティング広告:10万円
- アドネットワーク:10万円
- SNS広告:10万円
- メール広告:30万円
参考記事1: - DSP広告:50万円
- 動画広告:50万円(※ 動画を作成済みなら20万円)
- アフィリエイト広告:100万円
- バナー広告:100万円
- 記事広告:120万円
上記の数値は最低広告出稿費用ではない。検証・改善にかかる料金を含めた最低限必要な費用を、最低必要予算として提示している。
Web広告の種類別の費用相場は、「Web広告の費用」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
2.Web広告の予算の決め方5選
Web広告の予算の決め方は5つある。
それぞれ詳しく説明していく
決め方1:Web広告の種類ごとに予算を配分
出稿するWeb広告の種類を決めて、適当に予算を配分する方法だ。
例えば、下記の4種類のWeb広告を出したい場合、
- リスティング広告:20万円
- アドネットワーク:10万円
- メール広告:30万円
- 記事広告:140万円
といった具合に、ざっと予算を配分していく。
この方法で予算を決めた場合、広告の成果を測定して、予算の配分比率を改善していかなくてはいけない。今後の面倒な手間が増える。
しかし、予算を決めるのに無駄な手間がかからないため、すぐにWeb広告を打てる。また、大雑把に予算を決めることで、「数字を追い続ける」という精神的ストレスがかからない。
「ちょっとWeb広告をやってみたい」という人におすすめの予算の決め方である。
決め方2:抽象的な目標からWeb広告の予算を逆算
抽象的な目標から逆算して、Web広告の予算を決める方法だ。
例えば、「認知度を向上させる」という目標がある場合、下記の流れで予算を決める。
- 目標を数値化:100万人に広告を届ける
- 仮定を立てる:広告が表示された人のうち25%が広告を見ると仮定
- 行動を数値化:広告を100万人に届けるには、広告を400万回表示させる必要がある
- 手段を決定:バナー広告を400万回表示させる
- 予算決定:1〜5円×400万回=400〜1,000万円(※ バナー広告の表示1回あたりの単価は1〜2.5円)
この方法であれば、どんな目標に対しても予算を決められる。
目標が明確化していない人におすすめの予算の決め方だ。
Web広告の目標設定方法は、「Web広告のKPI設定方法」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
決め方3:売上からWeb広告の予算を逆算
売上から逆算して、Web広告の予算を決める方法だ。
例えば、単価2万円のサービスを100万円分売り上げたい場合、下記の流れで予算を決める。
- 成約数を計算:100万円の売上を出すには、成約が50件必要
- 手段を決定:リスティング広告で50件成約する
- 1クリックあたりの成約数を仮定する:1クリックあたりの成約数を2件と仮定
- クリック数を計算:50件成約するには、250クリック必要
- 平均クリック単価を調べる:平均クリック単価は500円
- 予算決定:500円×250クリック=5万円
この方法であれば、売上ありきで予算を決められる。
「Web広告を打って、直近の売上を増やしたい」という人におすすめの予算の決め方だ。
決め方4:LTVからWeb広告の予算を逆算
LTVから逆算して、Web広告の予算を決める方法だ。
LTVとは、「顧客が生涯でもたらす利益」のことだ。
例えば、LTVを1,000万円得たい場合、下記の流れで予算を決める。
- 顧客データから1人あたりの平均LTVを計算:10万円
- 獲得顧客数を計算:LTVを1,000万円得るためには、顧客を100人獲得する必要がある
- 手段を決定:記事広告で顧客を100人獲得する
- 表示回数1回あたりの顧客獲得人数を仮定:表示回数1回あたり顧客獲得人数を01人と仮定
- 必要表示回数を計算:顧客を100人獲得するには、1万回表示される必要がある
- 予算決定:30〜150円×1万回=30〜150万円(※ 記事広告の表示回数1回あたりの単価は30〜150円)
この方法であれば、LTVありきで予算を決められる。
継続購入が生まれやすい商材を扱っている人におすすめの予算の決め方だ。
決め方5:競合他社のWeb広告の予算を丸パクリ
競合他社のWeb広告(Web広告)の予算を丸パクリして、予算を決める方法だ。
下記の運用型広告では、競合他社がどのような広告を出しているかが分かる。
- リスティング広告
- アドネットワーク
- SNS広告
- アフィリエイト広告
そして、下記の項目を分析すれば、大まかな予算が分かる。
- 出稿キーワード
- クリック単価
- ターゲット設定
- 出稿時間
- 成果報酬額
この方法であれば、難しいことを考えなくても、高い精度の予算を立てられる。
「Web広告をやりたいけど、何から手をつければいいのか分からない」という人におすすめの予算の決め方だ。
3.Web広告の予算を決めるときの3つの注意点
Web広告の予算を決めるときの注意点を3つ説明していく。
必ず守るようにしてほしい。
注意点1:Web広告の予算は目安として考える
Web広告の予算をガチガチに決めると、予算を変更しづらくなるため、下記の2つのデメリットが生じる。
- 効果が悪い媒体に広告を出し続ける
- 効果が良い媒体への予算を増やせない
無駄な出費が増える上に、収益機会を逸脱してしまう。
Web広告の予算は、あくまで目安として考えてほしい。
注意点2:Web広告の予算を決めるのに時間をかけない
Web広告の成果の良し悪しは、検証・改善の回数で決まる。
予算を決めるのに時間をかけすぎると、検証・改善が遅くなるため、成果が出るまでに時間がかかる。
そのため、Web広告の予算を決めるのに、極力時間をかけないようにしてほしい。
検証・改善のやり方は、「Web広告の効果測定」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
注意点3:他人の意見を参考にしすぎない
Web広告の予算の決め方に正解はない。
Web広告をやっている知人から意見をもらったところで、その人の意見が正しいとは限らない。
広告が失敗するのも、成功するのも、全てあなたの責任である。
知人の言うことは参考程度に考えて、あなたが正しいと思えるやり方で、予算を決めてほしい。
最後に
本日紹介した方法でWeb広告の予算を決めれば、貴社にとって最適な予算を決められるだろう。
ただし、最適な予算を決めただけでは、良い成果は得られない。
良い成果を得るためには、Web広告を打って、検証・改善を繰り返す必要がある。
予算を決める時間を極力削って、なるべく早く広告を打つようにしてほしい。
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おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:アプリ広告の代理店10選
参考記事5:TikTok広告代理店10社