TikTok広告とは?概要と出稿手順を完全ガイド【人気爆発中】

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あなたは今、TikTok広告に興味を持っているのだろう。そして、「効果が高いなら出稿してみたい」と思っているのではないか?

そう思うのも無理はない。

Web広告の出稿企業数は、年々増加している。それに伴って広告費用が高騰しているため、費用対効果が悪くなっている。

新たな媒体への広告出稿を検討するのは当然だ。

そこで本日は、TikTok広告を徹底解説していく。

じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。

1.TikTokとは

TikTokのロゴ

TikTokとは、「ショートムービーに特化したSNS」のことだ。

シンガポール系企業のByteDance株式会社が運営している。

口パク動画のテレビCMが「うざい」と話題になったことで、国内で一躍有名となった。

TikTokの特徴

TikTokに投稿できるのは、5〜60秒の動画のみだ。

全ての動画がスマートフォンサイズになっていて、Instagramのストーリーズに似ている。

ヒカキンの「TikTokの投稿動画」と「Instagramのストリーズ動画」の比較

その他SNSと異なり、動画編集機能が付いている。「BGMの設置」や「再生スピードの変更」等が可能なため、誰でも簡単に面白い動画を作成できる。

TikTokの動画編集機能を使って動画を作成する流れ

再生数の増加を上回る勢いでエンゲージメント数が増加していて、2020年現在はSNSの中で最もエンゲージメント率が高い。

また、レコメンド機能の精度が高いため、ユーザー1人あたりの平均視聴時間が44分もある。

TikTokの視聴時間が長くなる仕組み

TikTokの公式サイトは「TikTok公式サイト」だ。ダウンロードして、一度使ってみてほしい。

TikTokの利用状況

TikTokの利用状況を説明していく。

じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。

TikTokのアプリダウンロード数

TikTokアプリのダウンロード数の四半期ベース推移

TikTokのアプリダウンロード数は、累計15億回を超えている。

2018年から急増していて、2018年第1四半期〜2019年第2四半期は世界一だった。

TikTokのユーザー数

TikTokのユーザー数は、下表の通りだ。

国内 950万人
全世界 5億人

今後も増加傾向が続き、「国内ユーザー数」と「世界ユーザー数」ともに現在の1.5〜2倍になると予想されている。

TikTokのユーザー属性

TikTokの全世界でのユーザー属性は、下図の通りだ。

TikTokのユーザー属性割合の円グラフ

女性の方が多い印象だが、実際は男性の方が多い。しかし、国内ユーザーに限定すると、女性が65%を占めると言われている。注.調査が実施されていないため、国内ユーザー属性の正式データは存在しない。)

10〜20代が66%を占めていて、30代以降になるとユーザー数が一気に少なくなる。

TikTokの話題動画3選

TikTokで話題の動画を3つ紹介する。

じっくり見て、投稿内容のイメージを湧かせてほしい。

TikTokの話題動画1:HIKAKIN

ヒカキンのTikTok投稿動画HIKAKINのTikTok動画

YouTuber「HIKAKIN」のTikTokに投稿された動画だ。

26.1万いいねを獲得している。

リズミカルなBGMを付けることで、ポップな動画に仕上がっている。

また、別のYouTuberとコラボしているため、興味を抱くユーザーが多い。

TikTokの話題動画2:井手上漠

井手上漠のTikTok投稿動画井手上漠のTikTok動画

モデル「井手上漠」のTikTokに投稿された動画だ。

18.9万いいねを獲得している。

BGMに合わせて変顔することで、可愛さを前面に押し出せている。

また、簡素な動画なので、リピート視聴されやすい。

TikTokの話題動画3:タロー社長@フォーエイト

タロー社長@フォーエイトのTikTok投稿動画タロー社長@フォーエイトのTikTok動画

インフルエンサー「タロー社長@フォーナイト」のTikTokに投稿された動画だ。

14万いいねを獲得している。

カップルでハートを描くことで、幸せ感が強く伝わっている。

また、使用者が少ない機能を利用しているため、ユーザーが興味を持ちやすい。

2.TikTok広告とは

TikTok広告とは、「TikTok上で表示される全ての広告」のことだ。

本章では、概要を詳しく説明していく。

TikTok広告の種類

TikTok広告は3種類ある。

それぞれ詳しく説明していく。

TikTok広告の種類1:ハッシュタグチャレンジ

嵐のハッシュタグチャレンジ

TikTokのハッシュタグチャレンジとは、「特定のハッシュタグでの投稿をユーザーにお勧めする広告」のことだ。

ユーザーがチャレンジ動画を見ることで、チャレンジ動画が拡散する。多数のユーザーが同一ハッシュタグでの動画を作成するため、ブランド認知度が大きく向上するのだ。

TikTok広告「ハッシュタグチャレンジ」でブランド認知度が向上する流れ

ハッシュタグチャレンジの概要は、「TikTokのハッシュタグチャレンジとは」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

ハッシュタグチャレンジのメニュー一覧

TikTokのハッシュタグチャレンジには、下表の4つのメニューがある。

メニュー 料金(2ヶ月単位) 特徴
スタンダードハッシュタグチャレンジ 1,500万円 特になし
ハッシュタグチャレンジプラス 1,700万円 ブランドコミュニケーション機能が追加。ブランド認知度の向上力が大幅増加。
バトルハッシュタグチャレンジ 2,000万円 2つのハッシュタグを競わせる。拡散力が大幅増加。
ベーシックハッシュタグチャレンジ 1,000万円 新規顧客限定のメニュー。機能はスタンダードハッシュタグチャレンジと同様。
ハッシュタグチャレンジの効果的な使い方

下記のいずれかの場面で、TikTokのハッシュタグチャレンジを使うのが効果的だ。

  • 新商品発売
  • 記念日
  • イベント開催

短期間でブランド認知度を上げられるため、特定の日を一気に盛り上げられるのだ。

TikTok広告「ハッシュタグチャレンジ」を実施したときに特定の日が盛り上がる流れ

例えば、江崎グリコでは、11月11日の「ポッキー&プリッツの日」に合わせて実施した。たった5日間で動画投稿件数が23,600本に達し、動画閲覧ユーザーの来店率を37.4%も増やした。

TikTok広告の種類2:起動画面広告

TikTokの起動画面広告

TikTokの起動画面広告とは、「アプリ起動時に必ず表示される広告」のことだ。

下記の2つの理由から、認知度を大幅に上げられる。

  1. ユーザーが必ず視聴
  2. 1日1社限定
TikTok広告「起動画面広告」を実施したときに認知度が向上する流れ

ランディングページへの誘導も可能だ。

「3秒間の静止画」または「5秒間の動画」のいずれかを設定する。

なお、動画は音声再生に対応していない。

起動画面広告の料金

TikTok起動画面広告の料金は、下表の通りだ。

料金 500万円/日
料金形態 インプレッション課金型
想定インプレッション数 650万imp
インプレッション単価 770円/1,000imp
起動画面広告の効果的な使い方

TikTokの起動画面広告は、若年層から認知を獲得したいときに使うのが効果的だ。

10〜20代のユーザーが66%を占める上に、全ユーザーに広告が表示される。若年層に効率的に広告配信できるのだ。

TIkTok広告「起動画面広告」を実施したときに若年層からの認知後が向上する流れ

TikTok広告の種類3:インフィード広告

トラノコのTikTokインフィード広告

TikTokのインフィード広告とは、「おすすめ投稿内に表示される広告」のことだ。

ネイティブ広告の一種で、通常投稿の形式に最も似ている。

全種類の広告の中で視聴時間が最も長いため、大量の情報を伝えられる。ユーザーが商材の内容を深く理解できるのだ。

TikTok広告「インフィード広告」を実施したときにユーザーが商材内容を深く理解する流れ

下記の2つが可能だ。

  • ランディングページへの誘導
  • CTAボタンの設置

5〜60秒の動画を設定する。

インフィード広告の概要を、下記の8つの記事で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

参考記事1:ネイティブ広告とは
参考記事2:アプリ広告とは
参考記事3:Web広告の種類
参考記事4:スマホ広告の種類

インフィード広告のメニュー一覧

TikTokのインフィード広告には、下表の3つのメニューがある。

メニュー 料金 特徴
TopView 625万円/日 おすすめ投稿の最初に15秒動画を配信。1日1社限定。
Brand Premium 42万円/日〜 性別・年齢・興味関心等でターゲティングが可能。ターゲティング・契約期間によって料金が変動。
OneDayMax 300万円/日 おすすめ投稿の4番目に広告配信。初接触のユーザーにのみをターゲティング。
インフィード広告の効果的な使い方

TikTokのインフィード広告は、コンバージョン獲得に使うのが効果的だ。

伝えられる情報量が多い上に、CTAボタンを20種類以上の中から選べる。3種類のTikTok広告の中で、コンバージョン率が最も高いのだ。

TikTok広告「インフィード広告」を実施したときに高確率でコンバージョン発生する仕組み

TikTok広告が人気の3の理由

TikTok広告が人気の理由は3つある。

それぞれ詳しく説明していく。

TikTok広告が人気の理由1:若年層へのアプローチが可能

全てのSNSの中で、TikTokは10〜20代のユーザー数が圧倒的に多い。

また、下記の2つが進行している。

  • テレビ視聴者の高齢化
  • 紙媒体の衰退

現在TikTok広告は、若年層に最も効率的にアプローチできる広告手法なのだ。

「TikTok」と「その他SNS・マスメディア」のユーザーの比較

TikTok広告が人気の理由2:訴求力が抜群に高い

TikTok広告は、フルスクリーンで表示される。

また、面白いクリエイティブを作成できれば、確実に広告が拡散する。

多数のユーザーにブランドイメージを強く根付かせられるのだ。

TikTok広告を実施したときにブランドイメージが強く根付く流れ

TikTok広告が人気の理由3:費用対効果が高い

TikTokが誕生したのは2016年だ。

累計の広告出稿数が少ないため、ユーザーが広告慣れをしていない。

また、その他Web広告と比べると、参入企業数が少ない。

広告が見られやすいため、費用対効果が高いのだ。

TikTok広告の費用対効果が高くなる仕組み

TikTok広告の費用対効果は、「TikTok広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。

TikTokには運用型広告のプラットフォーム「TikTok For Business」が存在!

2018年12月に、TikTokの運用型広告のプラットフォーム「TikTok For Business」がリリースされた。

ByteDance株式会社が運営のアプリに動画広告を配信できる。TikTokでは、インフィード広告を配信可能だ。

TikTokの運用型広告「TikTok Ads」で広告配信可能なアプリ一覧

料金形態は下記の3種類だ。

  • クリック課金型
  • インプレッション課金型
  • 再生課金型

「11種類のターゲティング機能」と「カスタムオーディエンス(既存顧客データを基にしたターゲティング)」の2つを搭載している。自動入札を用いた場合は、AIによる高精度ターゲティングが可能だ。

詳しくは「TikTokの運用型広告「TikTok For Business」とは」で説明している。ぜひ参照してほしい。

3.TikTok広告の出稿方法

TikTok広告の出稿方法を、手順ごとに詳しく説明していく。

じっくり読んで、忠実に実行してほしい。

TikTok広告の出稿手順1:「運営会社」または「代理店」のいずれかに問い合わせる

TikTok広告を出稿するときは、下表のいずれかに問い合わせる。

問い合わせ先 特徴
運営会社 1.TikTok広告の知識が豊富
2.その他Web広告の知識が乏しい
3.全体的なWeb広告施策を踏まえた上での提案が不可
4.TikTok For Businessの運用代行を依頼不可
参考:ByteDance株式会社の問い合わせフォーム
インターネット広告代理店 1.運営会社と比べると、TikTok広告の知識が乏しい
2.その他Web広告の知識が豊富
3.全体的なWeb広告施策を踏まえた上での提案が可能
4.一部の代理店は独自ノウハウを保有
5.クリエイティブ制作を依頼可能
6.TikTok For Businessの運用代行を依頼可能
参考:TikTok広告代理店10社
参考:インターネット広告代理店おすすめランキング30社
参考:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考:東京都のインターネット広告代理店10選
参考:アプリ広告の代理店10社

どちらに依頼したとしても、料金は変わらない。特徴を見比べた上で、貴社に適した方に問い合わせしてほしい。

「運営会社」または「インターネット広告代理店」のいずれかに問い合わせるまでの流れ

1日1社限定の広告メニューの場合、広告配信希望日が他社に取られる可能性がある。最低45日前には連絡すべきだ。

TikTok広告の出稿手順2:メニューを決定

「運営会社」または「代理店」のいずれかに問い合わせをした後は、TikTok広告のメニューを決定する。

「2.TikTok広告とは|TikTok広告の種類」で説明した通り、料金・機能がそれぞれで異なる。担当者と入念な打ち合わせをした上で、「目的」と「予算」の2つに適したメニューを選ばなくてはいけない。

TikTok広告の広告メニューを決定する流れ

TikTok広告の料金は全体的に高額なので、この手順は慎重に実施すべきだ。

TikTok広告の出稿手順3:クリエイティブを制作

TikTok広告のメニューを決定した後は、クリエイティブを制作する。

ポイントは下記の5つだ。

  1. 大きさをスマホサイズに合わせる
  2. 雰囲気を通常投稿に似せる
  3. 初めの1秒でインパクトを残す
  4. リズミカルなBGMを設定
  5. ユーザーが真似しやすい振り付けにする

クリエイティブは、成果に大きな影響を及ぼす。満足いくまで何度も作り直すべきだ。

TikTok広告のクリエイティブ制作の流れ

TikTok広告の出稿手順4:審査

クリエイティブを納品したら、運営会社が審査をする。

期間は2〜3営業日だ。

ガイドラインを満たしていれば、TikTok広告の配信が認められる。

万が一、審査に落ちた場合は、クリエイティブを再度制作しなくてはいけない。

TIkTok広告のクリエイティブ審査の流れ

TikTok広告の出稿手順5:配信開始

審査が完了したら、いよいよTikTok広告の配信が始まる。

広告配信終了から7営業日以内にレポートが送付される。

TIkTok広告を配信開始してからレポート送付までの流れ

最後に

本記事では、TikTok広告を徹底解説した。

内容は下記の通りだ。

  1. TikTokとは
  2. TikTok広告とは
  3. 出稿方法

まずは1と2の内容を確実に理解してほしい。そして、広告出稿するのであれば、3の内容を忠実に実践してほしい。

そうすることで、TikTok広告をスムーズに始められる。

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