あなたは今、リスティング広告のアカウントを構成しているのだろう。しかし、「広告グループの正しい作り方が分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
広告グループの作成パターンは無数にある。知識・経験がなければ、何も分からないのは当然だ。
しかし安心してほしい。この記事を読めば、貴社に最適な広告グループの作成方法が分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
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リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
- 弁護士事務所
- 投資用不動産販売会社
- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
目次
1.リスティング広告の広告グループとは
広告グループとは、リスティング広告のアカウント構成要素だ。
キャンペーンの一階層下に属している。
下表の2つの一元管理が可能である。
管理項目 | 説明 |
キーワード | 広告配信キーワードのこと。 設定項目 1.入札単価 2.マッチタイプ |
広告 | ユーザーに表示されるテキスト文のこと。 設定項目 1.広告見出し 2.説明文 3.表示URL 4.リンク先 |
設定可能項目は下記の3つだ。
- 除外キーワード
- 入札単価
- 広告表示オプション
特定の広告グループ内のキーワードをユーザーが検索したとき、同一広告グループ内の広告が上記3つの設定通りに表示される。
リスティング広告の広告グループの入稿規定
項目 | Google広告 | Yahoo!プロモーション広告 |
1キャンペーン内に設定可能な広告グループ数 | 20,000個 | 2,000個 |
1広告グループ内に設定可能なキーワード数 | 20,000個 | 2,000個 |
1広告グループ内に設定可能な広告数 | 50個 | 50個 |
リスティング広告における広告グループの重要性
広告グループの作成に失敗すると、下記の3つの事態が生じる。
- コンバージョン発生しないキーワードに高額入札
- 広告配信されないキーワードが発生
- キーワードに適さない広告が表示
つまり、広告費用が高騰する上に、コンバージョン数が減少してしまう。
リスティング広告の費用対効果を最大化させるためには、広告グループの最適化が不可欠なのだ。
2.リスティング広告の広告グループ作成方法2選
リスティング広告の広告グループの作成方法は2つある。
貴社に適したやり方を選んで、忠実に実践してほしい。
リスティング広告の広告グループ作成方法1:1広告グループ1キーワード
1つの広告グループに1つのキーワードを設定する方法だ。
リスティング広告の月間運用額が300万円以下の人におすすめである。
それでは詳しく説明していく。
1広告グループ1キーワードのメリット・デメリット
1広告グループ1キーワードのメリット
- キーワードに適した広告を確実に表示
- 全キーワードに最適な入札単価を設定可能
- 全キーワードで満遍なく広告が配信
1広告グループ1キーワードのデメリット
- 広告グループの設定数が多い
- 運用管理コストが高い
1広告グループ1キーワードの作成手順
1広告グループ1キーワードの作成手順1:キーワードごとに広告グループを作成
キーワードごとに広告グループを作成していく。
具体例は下表の通りだ。
広告グループ名 | キーワード |
商品名_通販 | 「商品名 通販」 |
商品名_評判 | 「商品名 評判」 |
商品ジャンル_激安 | 「商品ジャンル 激安」 |
1広告グループ1キーワードの作成手順2:キーワードに適した広告を設定
キーワードに適した広告を作成して、広告グループに設定していく。
作成時のポイントは、下記の2つだ。
- 広告見出し1にキーワードを含める
- キーワードと関連性の高いリンク先を設置
例えば、「リフォーム 無料 見積もり」というキーワードの場合、下表の通りになる。
広告見出し1 | リフォームの無料見積もり受付中〜 |
リンク先 | リフォームの無料見積もり申し込みページ |
キーワードの文字数が15文字(=広告見出し1の上限文字数)を超えている場合は、広告見出し1に含められなかったキーワードを、「広告見出し2」または「説明文」のいずれかに含める。
1広告グループ1キーワードの作成手順3:キーワードに適した広告表示オプションを設定
キーワードに適した広告表示オプションを下記の11種類から選んで、広告グループに設定していく。
- サイトリンク表示オプション
- 電話番号表示オプション
- コールアウト表示オプション
- アプリリンク表示オプション
- 価格表示オプション
- 住所表示オプション
- メッセージ表示オプション
- 販売者評価の広告表示オプション
- プロモーション表示オプション
- 構造化スニペット表示オプション
- アフィリエイト住所表示オプション
それぞれの特徴を「広告表示オプション」で説明しているので、そちらを選択材料にしてほしい。
ここまででリスティング広告の運用開始前の準備は終了だ。
1広告グループ1キーワードの作成手順4:コンバージョン発生キーワードを追加
リスティング広告を運用開始後、抽出できていなかったコンバージョン発生キーワードで新たな広告グループを作成する。
この手順を繰り返すことで、キーワードの漏れが減って、広告グループの精度が向上していく。
リスティング広告の広告グループ作成方法2:1広告グループ同一属性キーワード
1つの広告グループに同一属性のキーワードを全て設定する方法だ。
リスティング広告の月間運用額が300万円以上の人におすすめである。
それでは詳しく説明していく。
1広告グループ同一属性キーワードのメリット・デメリット
1広告グループ同一属性キーワードのメリット
- 広告グループの設定数が少ない
- 運用管理が楽
1広告グループ同一属性キーワードのデメリット
- 一部キーワードで適さない広告が表示
- 一部キーワードで不必要な高額入札
- 一部キーワードで広告が配信されない
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順1:キーワードをユーザーニーズでグルーピング
キーワードをユーザーニーズでグルーピングしていく。
具体例は下表の通りだ。
グループ | 具体例 |
商品名 口コミ | 「商品名 口コミ」 「商品名 評判」 「商品名 評価」 |
商材ジャンル 購入 | 「商材ジャンル 購入」 「商材ジャンル 通販」 「商材ジャンル 販売」 |
関連キーワード 方法 | 「関連キーワード 方法」 「関連キーワード やり方」 「関連キーワード ノウハウ」 |
広告グループを作成する上で最も重要な工程なので、面倒臭がらずに入念に実施すべきだ。
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順2:検索数が異なるキーワードを新たにグルーピング
ユーザーニーズでキーワードをグルーピングした後は、同一グループ内で検索数が明らかに異なるキーワードを新たにグルーピングする。
具体例は、下図の通りだ。
この手順を飛ばして広告グループを作成すると、同一広告グループ内に検索数が異なるキーワードが混在する。検索数が多いキーワードが広告予算を消化してしまうため、検索数が少ないキーワードでの広告表示回数が制限されるのだ。
そういった事態を防ぐためにも、この手順は入念に実施しなくてはいけない。
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順3:グループごとに広告グループを作成
ここまでで作成したグループごとに、広告グループを作成していく。
特に注意点もないので、気軽に実施すればいい。
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順4:ユーザーニーズに適した広告を設定
ユーザーニーズに適した広告を作成して、広告グループごとに設定していく。
作成時のポイントは、下記の2つだ。
- 広告グループ内で最も検索数が多いキーワードを広告見出し1に含める
- ユーザーニーズと関連性の高いリンク先を設置
例えば、表1の条件の場合、表2の通りになる。
表1 | ||
広告グループ | キーワード | 検索数 |
ダイエットサプリ_購入 | 「ダイエットサプリ 購入」 | 110 |
「ダイエットサプリ 通販」 | 90 | |
「ダイエットサプリ 販売」 | 90 |
表2 | |
広告見出し1 | ダイエットサプリを購入するなら〜 |
リンク先 | ダイエットサプリの購入ページ |
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順5:ユーザーニーズに適した広告表示オプションを設定
ユーザーニーズに適した広告表示オプションを選んで、広告グループごとに設定していく。
全11種類の広告表示オプションの概要を、「広告表示オプション」で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてほしい。
ここまででリスティング広告の運用開始前の準備は終了だ。
1広告グループ同一属性キーワードの作成手順6:運用データを基に再度グルーピング
リスティング広告を運用開始後は、下記の2つを実施して広告グループを再作成する。
- 抽出できていなかったコンバージョン発生キーワードをグルーピング
- 広告グループ内で広告表示回数が明らかに異なるキーワードをグルーピング
この手順を何度も繰り返すことで、広告グループの精度が上がっていく。
3.リスティング広告の広告グループ調整方法
リスティング広告の広告グループの調整方法は2つだ。
両方とも忠実に実践してほしい。
リスティング広告の広告グループ調整方法1:広告配信キーワードを除外
下記3種類のマッチタイプのいずれかを設定すると、異なる広告グループ同士で広告配信キーワードが被る。
- フレーズ一致
- 絞り込み部分一致
- 部分一致
結果、広告配信キーワードに適さない広告が表示されてしまう。
適さない広告が表示されている広告グループで、重複している広告配信キーワードを除外することで、広告配信キーワードに適した広告を表示できるのだ。
除外キーワードの設定方法は、「除外キーワード」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
リスティング広告の広告グループ調整方法2:コンバージョン発生キーワードを完全一致に設定
コンバージョン発生した広告配信キーワードを完全一致で設定していく。
完全一致のキーワードは優先表示されるため、その他広告グループで重複している広告配信キーワードが表示されなくなる。
結果、広告配信キーワードに適した広告を表示できるのだ。
最後に
本記事では、リスティング広告の広告グループの作成方法を詳しく解説した。
解説した内容は、下記の通りだ。
- 広告グループとは
- 広告グループの作成方法
- 広告グループの調整方法
まずは1の内容を確実に理解してほしい。そして、2と3の内容を忠実に実践してほしい。
そうすることで、リスティング広告の運用効率は大きく向上する。
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弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
クライアント様に実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPAの変化、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事2:リスティング広告の代理店10選
参考記事3:インターネット広告代理店30社のおすすめランキング
参考記事4:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事5:東京都のインターネット広告代理店10選