あなたは今、リスティング広告のキーワード選定をしようとしているのだろう。しかし、「正しいやり方がよく分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
キーワードの候補は無数にある。知識・経験がなければ、何も分からないのも当然だ。
しかし安心してほしい。この記事を読めば、貴社に適したキーワードを選定できる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
【読まないと損するかも?】
リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
- 弁護士事務所
- 投資用不動産販売会社
- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
1.リスティング広告のキーワード選定で重要なこと
リスティング広告のキーワード選定では、重要キーワードを網羅することが重要だ。
網羅できなければ、下記の2つが生じてしまう
- 成果が出やすいキーワードの見落とし
- 穴場キーワードの見落とし
広告予算が大きい場合、成果が出にくいキーワードへの配信数が増えて、費用対効果が悪化してしまう。
重要キーワードを全て抽出しなくてはいけないのだ。
2.リスティング広告のキーワード選定手順【7STEP】
リスティング広告のキーワード選定手順は7つだ。
それぞれ詳しく説明していく。
リスティング広告のキーワード選定手順1:目標設定
リスティング広告のキーワード選定では、目標設定を最初におこなう。
設定項目は、下記の3つだ。
- 目標コンバージョン数
- 目標CPA
- 広告予算
目標利益から全ての目標値を逆算することで、より正確な数値を導き出せる。
なお、リスティング広告の運用が初めてなのであれば、広告予算が総売上の10%未満に収まるように全ての目標値を設定する。
リスティング広告のキーワード選定手順2:キーワード候補をなるべく多く抽出
目標設定をした後は、リスティング広告の出稿キーワード候補をなるべく多く抽出する。
やり方は4つだ。
キーワード候補の抽出方法1:キーワードプランナー
キーワードプランナーを使って、リスティング広告のキーワード候補を抽出する方法だ。(注.Yahoo!プロモーション広告上では、「キーワードアドバイスツール」と呼ぶ)
検索窓にキーワードを入力することで、関連キーワードが表示される。
入力キーワードを変えて繰り返し実施すれば、大量のキーワード候補を抽出できる。
「検索数」や「競合性」といった詳細情報も分かるので、そちらもメモにしておくと後々便利だ。
ただし、月間検索数が10回未満のキーワードは表示されないため、その点だけは注意してほしい。
キーワードプランナーの使い方は、下記の2つの記事で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:キーワードプランナーについて|Google広告ヘルプ
参考記事2:キーワードアドバイスツールとは|Yahoo!プロモーション広告ヘルプ
キーワード候補の抽出方法2:サジェストツール
サジェストツールを使って、リスティング広告のキーワード候補を抽出する方法だ。
代表的なツールは、下記の2つだ。
検索窓にキーワードを入力することで、複合キーワードが全て表示される。
キーワードを変えて繰り返し実施すれば、大量のキーワード候補を抽出できる。
キーワードプランナーとは異なり、月間検索数10回未満のキーワードも分かる。
キーワード候補の抽出方法3:SimilarWeb
SimilarWebを使って、リスティング広告のキーワード候補を抽出する方法だ。
競合他社のURLを入力することで、競合他社の広告配信キーワードが分かる。
5〜10サイトを分析すれば、全体の80〜90%の関連キーワードを抽出できる。
ただし、有料ツールなので、予算に余裕がない場合は無理に実施しなくていい。
SimilarWebの使い方は、公式ブログの「SimilarWebPROを使って効率よくリスティング広告の運用を行う3つの方法」で詳しく説明しているので、ぜひ参照してほしい。
キーワード候補の抽出方法4:アンケート
「見込み顧客」や「既存顧客」からアンケートを取って、リスティング広告のキーワード候補を抽出する方法だ。
キーワードツールでは表示されなかった穴場キーワードを抽出できる。
人力でおこなうと多大な労力がかかるので、「SNS」や「メルマガ」等のコミュニケーションツールを使って効率的に実施すべきだろう。
リスティング広告のキーワード選定手順3:成果が出ないキーワードを省く
手順2で抽出したリスティング広告のキーワード候補の中から、成果が出ないキーワードを省く。
具体的には、下表の通りだ。
省くキーワード | 具体例 |
情報収集キーワード | 1.「◯◯とは」 2.「◯◯ 概要」 3.「◯◯ 意味」 |
商材特性に合わないキーワード | 渋谷のセレブ向けマッサージ店の場合、下記の通り。 1.「◯◯ 大阪」 2.「◯◯ 整形外科」 3.「◯◯ 激安」 |
ただし、ランディングページの改善次第で情報収集キーワードからは成果が出るため、広告予算が大きい場合は残しておくべきだ。(注.広告予算が大きいと、出稿キーワード数を増やさなくてはいけない)
リスティング広告のキーワード選定手順4:成果の出しやすさを3段階で評価
ここまでで残ったリスティング広告のキーワード候補の全てを、成果の出やすさで3段階評価する。
具体的には、下表の通りだ。
成果の出しやすさ | キーワード | 具体例 |
3 | 指名キーワード | 「商材名」 |
「ブランド名」 | ||
「会社名」 | ||
購入キーワード | 「商材ジャンル 購入」 | |
「商材ジャンル 通販」 | ||
「商材ジャンル 資料請求」 | ||
2 | 比較検討キーワード | 「商材ジャンル 比較」 |
「商材ジャンル おすすめ」 | ||
「商材ジャンル 費用」 | ||
「商材ジャンル 地名」 | ||
1 | その他キーワード | 「関連キーワード 効果」 |
「関連キーワード 使い方」 | ||
「関連キーワード 方法」 |
この手順次第でキーワード選定の精度が大きく変わるので、面倒臭がらずに入念におこなう必要がある。
リスティング広告のキーワード選定手順5:キーワードごとの真の競合性を調査
リスティング広告のキーワード候補の全てで、真の競合性を調査する。
具体的には、下表の通りだ。
真の競合性 | 広告掲載企業 |
強 | 大半が大企業 |
中 | 「大企業」と「アフィリエイター」が半々 |
弱 | 大半がアフィリエイター or 広告掲載企業ほぼなし |
このとき時間に余裕があれば、下記の2点もメモしておく。
- 広告文が最適化されているか
- 広告文とランディングページに関連性があるか
真の競合性によって入札単価が大きく変わるので、この手順は入念におこなう必要がある。
リスティング広告のキーワード選定手順6:目標達成に必要なキーワードを選択
リスティング広告のキーワード候補の中から、手順1で設定した目標コンバージョン数の達成に必要なキーワードを選択していく。
成果が出やすく真の競合性が弱い順に、下表の想定で実施する。
想定クリック率 | 3% |
想定コンバージョン率 | 5% |
簡単な例だが、目標コンバージョン数5件で下表の場合、選択キーワードは「キーワードB」と「キーワードD」の2つになる。
キーワード | 検索数 | 成果の出しやすさ | 真の競合性 | 想定コンバージョン数 (=検索数×想定クリック率×想定コンバージョン数) |
A | 1,000 | 2 | 強 | 1.5件 |
B | 1,500 | 2 | 弱 | 2.25件 |
C | 5,000 | 1 | 中 | 7.5件 |
D | 2,000 | 3 | 弱 | 3件 |
このとき、セールスポイントと一致したキーワード候補があれば、そのキーワードを優先的に選択する。
具体例は、下表の通りだ。
セールスポイント | 優先キーワード例 |
安さ | 「◯◯ 費用」 |
「◯◯ 料金」 | |
「◯◯ 最安値」 | |
効き目 | 「◯◯ 効果」 |
「◯◯ 効能」 | |
「◯◯ 効き目」 |
こうすることで、目標コンバージョン数を最大の費用対効果で達成可能なキーワードを選定できる。
ここまでで運用開始前のキーワード選定は終了だ。
「想定クリック率」と「想定コンバージョン率」の2つをキーワード別・業種別に調整することで、より正確なキーワード数を選定できる。下記の2つの記事でそれぞれの数値を紹介しているので、ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告のクリック率の目安
参考記事2:リスティング広告のコンバージョン率の目安
リスティング広告のキーワード選定手順7:検索語句レポートからキーワードを抽出
リスティング広告の運用を開始した後は、検索語句レポートからキーワードを抽出する。
広告運用ツールの検索語句タブを開くと、広告配信キーワードが表示される。
その中からコンバージョン発生キーワードをピックアップする。
この手順を定期的に実施することで、キーワードの漏れが減っていく。
検索語句レポートの使い方は、下記の2つの記事で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:検索語句レポートを表示する|Google広告レポートヘルプ
参考記事2:検索クエリーレポート|Yahoo!プロモーション広告ヘルプ
なお、コンバージョンが一切発生していないキーワードは、除外キーワードに設定してほしい。
3.リスティング広告のキーワード選定でよくある3の失敗
リスティング広告のキーワード選定でよくある失敗を3つ紹介する。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
リスティング広告のキーワード選定でよくある失敗1:時間をかけすぎ
リスティング広告のキーワード選定では必ず漏れが発生する。その上、運用開始後に検索クエリを調べれば、いくらでも修正が効く。
入念に実施することは重要だが、時間をかけすぎても意味がないのだ。
むしろ、モチベーションが低下して、運用改善の作業効率が落ちてしまう。
キーワードをある程度選定できたら、思い切って運用を始めた方がいいのだ。
リスティング広告のキーワード選定でよくある失敗2:キーワードを選定しすぎ
リスティング広告のキーワードを選定しすぎると、目標達成の過程で成果が出にくいキーワードへの広告配信数が増える。
結果、無駄な広告費用が発生する。
費用対効果を最大化させるためには、最低限必要なキーワードだけを選定する必要があるのだ。
最も多い失敗パターンなので、この点は強く注意すべきである。
リスティング広告のキーワード選定でよくある失敗3:感覚に頼りすぎ
リスティング広告のキーワード候補は無数にあり、キーワードツールで表示されないキーワードも存在する。
そういったキーワードを感覚で抽出する作業は重要だが、感覚だけで全てのキーワードを抽出するのは不可能だ。
「キーワードツール」と「感覚」の2つをバランス良く使うことを心掛けなくてはいけない。
最後に
本記事では、リスティング広告のキーワード選定を徹底解説した。
内容は下記の通りだ。
- 選定時に重要なこと
- 7の選定手順
- 選定時によくある3の失敗
1と3の内容を確実に押さえながら、2の内容を忠実に実施してほしい。そして、「マッチタイプ」を参考にしながら、キーワードを設定してほしい。
そうすることで、貴社の満足のいく結果を得られる。
現在、公式LINEで「たった6ヶ月で利益を平均80.4%増やすWebマーケティング手法」を無料で発信している。弊社のクライアントがWebマーケティングに取り組み、実際に成果を出したやり方・考え方が分かる。
「Adell公式LINEの登録ページ」にて3秒で登録できる。今すぐクリックして、QRコードを読み込んでほしい。
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
クライアント様に実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPAの変化、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事2:リスティング広告の代理店10選
参考記事3:インターネット広告代理店30社のおすすめランキング
参考記事4:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事5:東京都のインターネット広告代理店10選