あなたは今、リスティング広告の運用しているのだろう。しかし、「クリック単価の基準がどの程度か分からない」と悩んでいるのではないか?
そう悩むのも無理はない。
複数の条件によってリスティング広告のクリック単価は異なる。知識・経験がなければ、何も分からないのは当然だ。
しかし安心してほしい。この記事を読めば、全てが分かる。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
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リスティング広告で、本当に効果のあった改善策・改善後のCPAを、実例を用いて詳しく紹介!
弊社では、業種・規模を問わず、様々な企業のリスティング広告を運用している。
- 弁護士事務所
- 投資用不動産販売会社
- ECサイト
- 転職エージェント
- 医院・クリニック
- BtoB
これらのクライアント様のリスティング広告運用で、実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPA、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
1.リスティング広告のクリック単価とは
クリック単価とは、「ユーザーが広告をクリックするたびにかかる料金」のことだ。
リスティング広告では、キーワードごとに金額が異なる。
算出式は下記の通りだ。
「クリック単価=広告掲載順位が一個下の会社の広告ランク÷自社の品質スコア+1円」
具体例は下表の通りだ。
会社 | 品質スコア | 広告ランク | 広告掲載順位 | クリック単価 |
A | 5 | 200 | 2位 | 33円 |
B | 7 | 350 | 1位 | 30円 |
C | 4 | 160 | × | × |
「広告掲載順位が高い=クリック単価が高い」とは限らない。(参考:リスティング広告の仕組み)
リスティング広告でのクリック単価の重要性
リスティング広告の広告費用は下式で算出される。
「広告費用=平均クリック単価×合計クリック数」(参考:リスティング広告の費用)
つまり、クリック単価が費用対効果を左右する。
クリック単価を抑えられなければ、リスティング広告の成果は出ないのだ。
リスティング広告のクリック単価の変動要因4選
リスティング広告のクリック単価の変動要因は4つある。
それぞれ詳しく説明していく。
リスティング広告のクリック単価の変動要因1:競合数
上限クリック単価(=入札単価)が吊り上がることから、競合数が多い商材ほどリスティング広告のクリック単価が高額になる。
同一業種だったとしても、「コモディティビジネス」と「最新ビジネス」では2倍以上の差がある。
リスティング広告のクリック単価の変動要因2:商材単価
目標CPAが高いことから、高額商材ほどリスティング広告のクリック単価が高額になる。
例えば、「投資用不動産」と「賃貸不動産」では約3倍の差がある。
リスティング広告のクリック単価の変動要因3:配信時期
出稿企業数が増減することから、広告配信時期によってリスティング広告のクリック単価が変動する。
同一商材だったとしても、「繁忙期」と「閑散期」では平均1.5倍の差がある。
リスティング広告のクリック単価の変動要因4:配信媒体
ユーザー層が異なることから、広告配信媒体によってリスティング広告のクリック単価が異なる。
媒体ごとの特徴は、下表の通りだ。
媒体 | 特徴 |
Google広告 | BtoB商材のクリック単価が安い。 |
Yahoo!プロモーション広告 | BtoC商材のクリック単価が安い。 |
2.リスティング広告のクリック単価相場の調べ方
リスティング広告のクリック単価相場の調べ方を、下記の2つの媒体別に詳しく説明していく。
- Google広告
- Yahoo!プロモーション広告
非常に簡単なので、確実に理解してほしい。
【Google広告】リスティング広告のクリック単価相場の調べ方
手順1:管理画面内の「ツールと設定」を選択後、「キーワードプランナー」をクリック
手順2:「新しいキーワードを見つける」をクリック
手順3:「キーワードから開始」タブ内でキーワードを入力後、「結果を表示」をクリック
手順4:「ページ上部に掲載された広告の入札単価」を確認して、「低価格帯」と「高価格帯」の平均を算出
ここで算出された数値がGoogle広告のリスティング広告のクリック単価相場となる。
【Yahoo!プロモーション広告】リスティング広告のクリック単価相場の調べ方
手順1:スポンサードサーチタブ内の「ツール」を選択後、「キーワードアドバイスツール」をクリック
手順2:キーワードを入力後、「キーワードを抽出」をクリック
手順3:推定CPCを確認
ここに記載の金額がYahoo!プロモーション広告のリスティング広告のクリック単価相場となる。
3.リスティング広告の上限クリック単価の設定方法
リスティング広告を運用するときは上限クリック単価(=入札単価)を設定しなくてはいけない。
ここでは設定手順を詳しく説明していく。
リスティング広告の上限クリック単価の設定手順1:相場×120%に設定
前章の「2.リスティング広告のクリック単価相場の調べ方」で導出したクリック単価相場の+20%の金額を、上限クリック単価に設定する。
例えば、クリック単価相場が500円だった場合、上限クリック単価を600円(=500円×120%)にする。
設定金額が低いと、インプレッション数が減って機会損失が生じるので、「上限クリック単価=クリック単価相場×120%」は必ず守るべきだ。
リスティング広告の上限クリック単価の設定手順2:インプレッションシェアが低いキーワードで引き上げ
リスティング広告を運用開始後は、インプレッションシェアが低いキーワード(=機会損失が生じているキーワード)の上限クリック単価を引き上げる。
ただし、一度で大幅に引き上げると、システムエラーが生じて、上限クリック単価が設定金額を超過する。
一回の引き上げ率は30%未満に抑えるべきだ。
リスティング広告の上限クリック単価の設定手順3:運用成果に応じて調整
運用成果に応じて、リスティング広告の上限クリック単価を調整する。
具体的な施策は、下記の2つだ。
- 目標CPA内でコンバージョンを獲得できているキーワードの上限クリック単価を引き上げ
- 目標CPA内でコンバージョンを獲得てきていないキーワードの上限クリック単価を引き下げ
ただし、大幅な変更を一度に加えると、運用成果が大幅に悪化する可能性がある。最大±10%で調整するのがいいだろう。
品質スコア次第で最適な上限クリック単価は変動するため、この工程は定期的に実施すべきだ。
上限クリック単価の調整方法は「リスティング広告の入札」でも詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
4.リスティング広告のクリック単価を抑える方法2選
リスティング広告のクリック単価を抑える方法は2つある。
それぞれ詳しく説明していく。
リスティング広告のクリック単価を抑える方法1:品質スコアを改善
リスティング広告のクリック単価は、下式で決まる。
「クリック単価=広告掲載順位が一個下の会社の広告ランク÷自社の品質スコア+1円」
品質スコアを改善すれば、クリック単価を抑えられるのだ。
やり方は下記の2つだ。
- 広告文を最適化(参考:リスティング広告の文字数)
- ランディングページを最適化
ただし、品質スコアを9〜10にするのは非常に難しいので、目標値は8にするべきだ。
品質スコアの改善方法は、「品質スコアの改善」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
リスティング広告のクリック単価を抑える方法2:完全一致での予算消化率を上げる
完全一致での予算消化率を上げることで、リスティング広告のクリック単価を抑えられる。
手順は下記の通りだ。
- コンバージョン発生キーワードを抽出
- 1で抽出したキーワードのマッチタイプを完全一致に設定
- 目標CPA以下になるように上限クリック単価を設定(参考:リスティング広告の目標CPA)
キーワードごとの上限クリック単価が最適化するため、無駄に高額なクリック単価が発生しなくなる。
なお、完全一致の予算消化率は90%以上が理想だ。
最後に
本記事では、リスティング広告のクリック単価を徹底解説した。
解説した内容は、下記の通りだ。
- 概要
- 相場の調べ方
- 上限クリック単価の設定方法
- 抑える方法2選
まずは1〜3の内容を参考に上限クリック単価を設定してほしい。そして、4の内容を実践して、クリック単価を抑えてほしい。
そうすることで、貴社の満足のいく成果を得られる。
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クライアント様に実際におこなった改善策や改善の流れ、改善後のCPAの変化、などを「リスティング広告の成功事例集」で詳しく紹介している。
ぜひ参照してほしい。
おすすめの代理店を下記の5つの記事で紹介している。ぜひ参照してほしい。
参考記事1:リスティング広告代理店ランキングTOP10
参考記事2:リスティング広告の代理店10選
参考記事3:インターネット広告代理店30社のおすすめランキング
参考記事4:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事5:東京都のインターネット広告代理店10選