あなたは今、「不動産のWeb広告を出したいが、どの種類のWeb広告を出せばいいのか分からない」と悩んでいないだろうか?
そこで本日は、不動産会社に適した4種類のWeb広告を徹底解説する。
この記事を読み終わったら、どのWeb広告を出すのが良いのか分かるだろう。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
目次
1.不動産会社に適した4種類のWeb広告とは
不動産会社に適した4種類のWeb広告をそれぞれ説明していく。
不動産会社に適したWeb広告1:リスティング広告
リスティング広告とは、「GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示される広告」のことだ。
リスティング広告の4つの特徴
リスティング広告の特徴は、下記の4つだ。
- キーワードに対して広告を出稿:
キーワードごとに広告を出稿できる。キーワード選定を入念におこなうことで、質の高い見込み客を確保できる。 - クリック課金制:
クリックされるたびに、料金が発生する。 - オークションでクリック単価が決定:
競合が多いほど、クリック単価が向上する。例えば、「不動産 購入」「不動産 資料請求」といった購買意欲の高い人が調べるキーワードの場合、競合が非常に多いため、クリック単価は4,000〜5,000円する。 - 広告配信地域の指定が可能:
商圏範囲外の人への広告配信を防ぐことで、不要なクリックを削減できる。結果、無駄な広告費用を減らせる。
リスティング広告の費用
リスティング広告の費用は、下式で表される。
「リスティング広告費用=クリック単価×クリック数」
代表的な不動産関連キーワードの平均クリック単価は、下記の通りだ。
- 「不動産 購入」:714円
- 「不動産 セミナー」:2,617円
- 「不動産 資料請求」:2,298円
- 「不動産 投資 セミナー」:2,470円
- 「建売 内見」:964円
- 「ワンルームマンション 購入」:671円
上図の平均クリック単価に、クリック数を掛けて算出された数値が、リスティング広告の費用だ。
なお、「時期」や「不動産市況」によって、平均クリック単価は変動する。あくまで参考程度に考えておいてほしい。
リスティング広告の費用は、「リスティング広告の費用」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
リスティング広告の検証改善方法
リスティング広告をおこなうときは、下記の3つの数値を、出稿キーワードごとに検証・改善していってほしい。
- クリック率:
クリック率が高くなるほど、クリック単価は下がる(※ Googleが単価を下げてくれる)。結果、費用対効果が良くなる。なお、広告のタイトルを改善することで、クリック率は向上する。
参考:リスティング広告のクリック率の改善方法 - 資料請求率:
資料請求率が高くなるほど、売上が向上する。なお、ランディングページの内容を改善することで、資料請求率は向上する。
参考:リスティング広告のコンバージョン率 - CPA(1クリックあたりの売上):
CPAが上がれば当然、売上も向上する。しかし、キーワードによってはCPAがマイナスになる場合もある。いくら改善してもCPAがプラスにならないキーワードは、出稿を取り消してほしい。
参考:リスティング広告のCPA
不動産会社のリスティング広告を成功させる8つのポイントを、「不動産会社のリスティング広告」で詳しく説明している。ぜひ参照してほしい。
リスティング広告がオススメな人
下記の2つの条件が揃っている人に、リスティング広告はオススメだ。
- 予算が50万円未満:リスティング広告は少額から出稿可能
- 商圏が決まっている:リスティング広告は配信地域の制定が可能
なお、予算が潤沢にある人は、「リスティング広告」と「以降に説明するその他種類の広告」を組み合わせるのが良いだろう。
不動産会社に適したWeb広告2:Facebook広告
Facebook広告とは、「Facebookのフィードに表示される広告」のことだ。
Facebook広告の5つの特徴
Facebook広告の特徴は、下記の5つだ。
- ターゲット指定が可能:
ターゲットを指定して広告を配信できる。例えば、20〜30代のサラリーマンに広告を配信するといった設定が可能だ。 - 広告配信地域の指定が可能:
商圏範囲外の人への広告配信を防ぐことで、不要なクリックを削減できる。結果、無駄な広告費用を減らせる。 - 2種類の課金制:
「クリック課金制」と「インプレッション課金制」の2つの課金方法がある。クリック課金制では、1クリックごとに料金が発生する。一方で、インプレッション課金制では、1,000インプレッションごとに料金が発生する。 - オークションで単価が決定:
競合が多いほど単価は高くなる。例えば、「40〜50代の会社経営者」といった購買力が強い人をターゲットにした場合、競合が多いため、1クリックあたり250〜400円程度する。 - 問い合わせ率(または資料請求率)が低い:
「不動産の情報を知りたい」と思って、Facebookのフィードを見ている人はほとんどいない。そのため、広告がクリックされたとしても、問い合わせ率が低い。ただし、その分料金が安いため、費用対効果は高い。
Facebook広告の費用
課金制別のFacebook広告費用は、下式で表される。
- クリック課金制:クリック数×クリック単価
- インプレッション課金制:インプレッション数×インプレッション単価
不動産のFacebook広告の「クリック単価」と「インプレッション単価」は、下記の通りだ。
- クリック単価=300〜500円
- インプレッション単価=300〜600円
上記の数値に「クリック数」または「インプレッション数」を掛けた数値が、Facebookの広告費用である。
ただし、ターゲットの絞り方によって、単価は大きく変動する。上記の数値はあくまで参考程度に考えておいてほしい。
Facebook広告の検証改善方法
課金制ごとに、下記の数値を重点的に検証・改善をしてほしい。
- クリック課金制:問い合わせ率または資料請求率(←ランディングページを改善することで、問い合わせ率(または資料請求率)が向上する)
- インプレッション課金制:クリック率(←タイトルとリード文の両方を改善することで、クリック率は向上する)
そうすることで、大きな成果を得られるだろう。
Facebook広告がオススメな人
下記の2つの条件が揃っている人に、Facebook広告はオススメだ。
- ターゲットが決まっている:Facebook広告はターゲット指定が可能
- 予算が30万円未満:Facebook広告は少額から出稿可能
不動産会社に適したWeb広告3:バナー広告
バナー広告とは、「特定のWebメディアの広告枠を買い取って、バナーを掲載する広告」のことだ。
バナー広告の3つの特徴
バナー広告の特徴は、3つだ。
- 期間契約:
バナー広告は基本的に、期間単位で購入する。「オークションで競合に負けたせいで、広告が表示されない」といった心配がない。 - クリック率が高い:
不動産の購入意欲が高い層をユーザーに抱えているWebメディアにバナー広告を出稿することで、大半のユーザーが貴社に興味を示す。結果、クリック率が高くなって、売上も向上する。 - 問い合わせ率(または資料請求率)が高い:
Webメディアに集まっている人は、何か情報を求めている人だ。広告にも高い興味を示すため、問い合わせ率が高くなる。
バナー広告の費用
不動産のバナー広告の出稿費用相場は、下式の通りだ。
「バナー広告の費用=想定インプレッション数×2〜2.5円」
なお、Webメディアに訪れるユーザーの購買力によって、単価は変動する。例えば、富裕層向けWebメディアにバナー広告を掲載するのでれば、単価が2.5円以上になる場合もある。一方で、新卒サラリーマン向けのWebメディアであれば、単価が1〜2円で済む場合もある。
バナー広告の費用は、「バナー広告の料金」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
バナー広告の検証改善方法
下記の項目を重点的に、検証・改善していってほしい。
- クリック率:
バナーの質を改善することで、クリック率は向上する。(参考:バナー広告のクリック率を上げる13のコツ) - 問い合わせ率(または資料請求率):
ランディングページを改善することで、問い合わせ率は向上する。
バナー広告がオススメな人
下記の2つの条件が揃っている人に、バナー広告はオススメだ。
- ターゲットが決まっている:ユーザー層がターゲット層に近いWebメディアにバナー広告を出すことで、大きい成果を得られる。
- 予算が50万円以上:不動産のバナー広告を出すには、最低でも50万円はかかる。
不動産会社に適したWeb広告4:記事広告
記事広告とは、「特定のWebメディアに紹介記事を掲載する広告」のことだ。
記事広告の2つの特徴
記事広告の特徴は、下記の2つだ。
- 1記事単位で購入:
1記事ごとに購入する。 - 問い合わせ率(または資料請求率)が高い:
紹介記事は2,000〜4,000字で作成される。伝えられる情報量が多いため、紹介記事を読んだ人は、貴社の商品・サービスを深く理解する。結果、問い合わせ率が高くなるのだ。
記事広告の費用
不動産の記事広告の出稿費用相場は、下式の通りだ。
「記事広告の出稿費用=紹介記事の想定PV数×100〜150円」
なお、下記の4つの要因によって、単価は変動する。
- Webメディアのブランド力:ブランド力が高いWebメディアほど、単価が高くなる。
- Webメディアのユーザー層:ユーザー層の購買力が高いほど、単価が高くなる。
- 掲載期間:掲載期間が長いほど、単価が高くなる。
- SEO対策の有無:SEO対策をおこなうと、単価が高くなる。
ただし、単価を非常に高額に設定しているWebメディアもある。上記の出稿費用相場は、あくまで目安として考えてほしい。
記事広告の費用は、「記事広告の料金」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
記事広告の検証改善方法
下記の項目を重点的に、検証・改善していってほしい。
- ランディングページへのクリック率:紹介記事の質を良くすることで、ランディングページへのクリック率は向上する。
- 問い合わせ率(または資料請求率):ランディングページを改善することで、問い合わせ率は向上する。
記事広告がオススメな人
下記の2つの条件が揃っている人に、記事広告はオススメだ。
- 購入数を増やしたい:記事広告は購入率が高いため、購入数も多くなる。
- 予算が100万円以上:不動産の記事広告を出すには、最低でも100万円はかかる。
2.問い合わせ数を最大化させる不動産会社のWeb広告の出し方
Web広告からランディングページに訪れた人を、下記の流れで誘導すると、問い合わせ数は向上する。
「資料請求→メルマガ→問い合わせ」
不動産の価格は非常に高額である。最低でも1,000万円以上するだろう。
そのため、問い合わせまでのハードルが高い。
資料請求と問い合わせの間にメルマガ配信を挟むことで、資料請求をした人の購買意欲が高まる。結果、問い合わせ数が増えるのだ。
なお、メルマガの内容は、「リスティング広告のやり方」で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてほしい(※ タイトルには「リスティング広告」と書いてあるが、その他種類の広告にも応用可能だ)。
3.不動産のWeb広告に役立つ3種類のマーケティングツール
不動産のWeb広告に役立つマーケティングツールを、3つ紹介していく。
種類1:Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、「ランディングページに訪れた人の動きを分析するツール」だ。
ランディングページに訪れた人のうち、何人が問い合わせ(または資料請求)をしたのかが分かる。
無料ツールなので、必ずインストールしてほしい。
種類2:キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、「検索キーワードの『検索数』と『競合性』の両方を分析するツール」だ。
主に、リスティング広告を出稿するときに使用する。
なお、リスティング広告を出稿すれば、無料でインストールできる。
種類3:Ubersuggest
Ubersuggestとは、キーワードプランナーと同じ機能のツールである。
唯一の違いは、リスティング広告を出稿しないでも、無料でインストールできることだ。
リスティング広告を出稿しないのであれば、Ubersuggestをインストールしておこう。
4.不動産のWeb広告に適した媒体5選
不動産のWeb広告に適した媒体を、5つ紹介していく。
媒体1:ZUU online
株式会社ZUUが運営する「ZUU online」だ。
ZUU onlineのデータは、下記の通りだ。
- 金融・経済の情報を発信しているWebメディア
- 月間1,500万PV
- 主なユーザー層は、富裕層・経営者・投資家
- 掲載広告は、「記事広告」のみ
主なユーザー層が富裕層・経営者・投資家なので、1億以上の投資用不動産との相性が良い。記事広告を出すことで、大きな成果を見込めるだろう。現に、過去の不動産の記事広告では、1記事で資料請求を50件も獲得している。
媒体2:MONEY VOICE
株式会社まぐまぐが運営する「MONEY VOICE」だ。
MONEY VOICEのデータは、下記の通りだ。
- 投資家のための金融情報Webメディア
- 月間410万PV
- 主なユーザー層は、40歳以上の個人投資家
- 掲載広告は、記事広告のみ
主なユーザー層が40歳以上の個人投資家なので、1億以上の投資用不動産との相性が良いだろう。
媒体3:不動産投資の教科書
株式会社不動産投資の教科書が運営する「不動産投資の教科書」だ。
不動産投資の教科書のデータは、下記の通りだ。
- 不動産投資情報のWebメディア
- 月間20万UU
- 主なユーザー層は、30〜40代の高収入サラリーマン
- 掲載広告は記事広告のみ
主なユーザー層が高収入サラリーマンなので、投資用ワンルームマンションとの相性が良いだろう。
媒体4:RoomClip
ルームクリップ株式会社が運営する「RoomClip」だ。
RoomClipのデータは、下記の通りだ。
- 住まいとインテリアのWebメディア
- 月間9億PV
- 主なユーザー層は、30歳以上の子持ち女性
- 掲載広告は、記事広告とメール広告
住まいとインテリアのWebメディアなので、注文住宅や建売住宅との相性が良いだろう。
媒体5:ロイター.co.jp
トムソンロイターが運営する「ロイター.co.jp」だ。
ロイター.co.jpのデータは、下記の通りだ。
- 世界最大級の金融情報メディア「トムソンロイター」の日本語版Webメディア
- 月間1930万PV
- 主なユーザー層は、年収800万円以上の35〜44歳男性
- 掲載広告は、記事広告とバナー広告
主なユーザー層が年収800万円以上の35〜44歳男性なので、投資用ワンルームマンションと相性が良いだろう。
最後に
本日は、不動産会社に適した4種類のWeb広告を徹底解説した。
- リスティング広告
- Facebook広告
- バナー広告
- 記事広告
種類ごとに、どういった人にオススメなのかが異なる。
よく検討して、貴社に合ったWeb広告をおこなってほしい。
なお、Web広告を出稿するときは、下記3種類のマーケティングツールも忘れずにインストールしておいてほしい。
- Googleアナリティクス
- キーワードプランナー
- Ubersuggest
そうすることで、広告効果を検証しやすくなって、短期間で効果の高いWeb広告を打てるようになる。
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