あなたは今、「Web広告の『メリット』と『デメリット』って何?」と思っているのではないか?
そこで本日は、Web広告の種類別のメリット・デメリットを徹底解説していく。
ぜひじっくり読みこんでほしい。
目次
1.Web広告自体のメリット・デメリット
Web広告の種類別のメリット・デメリットを説明する前に、Web広告自体のメリット・デメリットを説明する。
Web広告自体の3つのメリット
メリット1:少額から始められる
最も安い種類のWeb広告では、1円から広告出稿が可能だ。一ヶ月の予算が1万円しかなかったとしても、Web広告を始められる。
メリット2:効果測定しやすい
新聞広告やテレビCMとは異なり、Web広告では、広告を見た人の全ての行動を数値化できる。
- 何人が広告を見て、
- そのうち何人が広告をクリックして、
- クリックした人のうち何人が資料を請求したのか、
これら全てが分かるのだ。
Web広告の効果測定は、「Web広告の効果測定」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
メリット3:費用対効果が良い
2018年の総務省の調べでは、20〜60歳の95%がインターネットを利用している。これはテレビよりも多い数字だろう。
しかし、テレビ・新聞に比べ、広告出稿費用が安い。
したがって、費用対効果が良いのだ。
Web広告の平均費用対効果は、「Web広告の費用対効果」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
Web広告自体の2つのデメリット
デメリット1:Googleのアルゴリズムが変わると広告効果も変動する
インターネットは、Googleに依存している。Googleのアルゴリズムが変わると、広告出稿していたWebメディアもダメージを受ける(ex.PV数減少)。
結果、広告効果も悪くなってしまうのだ。
Web広告の仕組みを、「Web広告の仕組み」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
デメリット2:変化のスピードが早い
インターネットの世界は、次から次へと新しいサービスが登場する。「TikTok」や「YouTube」が良い例だ。
それに伴って、広告手法も変化している。変化に対応し続けていかなければ、良い成果を得られない。
2.Web広告の種類別のメリット・デメリット
Web広告の種類別にメリット・デメリットを紹介していく。
じっくり読んで、ぜひ参考にしてほしい。
リスティング広告のメリット・デメリット
リスティング広告のメリット・デメリットを説明していく。
リスティング広告の2つのメリット
メリット1:購買意欲が高い人に広告を届けられる
リスティング広告は、検索キーワードに対して、広告を出稿する。
「ジャンル名 購入」「ジャンル名 資料請求」といったキーワードに広告を出稿することで、購買意欲が高い人に広告を届けられるのだ。
メリット2:配信地域の指定が可能
リスティング広告では、配信地域の指定が可能である。商圏範囲外のユーザーへの広告配信を停止することで、無駄な広告費を削減できるのだ。
リスティング広告の2つのデメリット
デメリット1:広告出稿費が高騰している
リスティング広告は、最もメジャーなWeb広告だ。その分、競合も多い。
広告出稿費が年々高騰しているため、費用対効果が悪くなってきている。
デメリット2:運用が難しい
リスティング広告を成功させるには、下記のような数値をキーワードごとに検証・改善しなくてはいけない。
- クリック率
- クリック単価
- 1クリックあたりの売上
専門的な知識が必要な上に、業務量も多いため、運用が難しいのだ。
リスティング広告に月間100万円以上の予算を充てる場合は、リスティング広告運用代行業者を利用する必要があるだろう。
純広告のメリット・デメリット
純広告のメリット・デメリットを説明していく。
純広告の2つのメリット
メリット1:契約期間中は必ず広告が掲載される
純広告とは、「ある特定のWebメディアの広告枠を買って、バナーや紹介記事等を掲載する広告」のことだ。
契約期間中は必ず貴社の広告が掲載されるため、リスティング広告のように「クリック単価が競合に負けたせいで広告が掲載されない」といった心配がない。
メリット2:ターゲット層に広告を届けられる
Webメディアには、偏ったユーザーが集まっている。例えば、金融情報メディアの主なユーザー層は、高収入サラリーマンと経営者だ。
ユーザー層が貴社の商品・サービスのターゲット層と近いWebメディアに広告を出稿することで、ターゲット層に広告を届けられる。
得られる成果が大きくなって、費用対効果が良くなるのだ。
純広告の2つのデメリット
デメリット1:小さく始められない
純広告は基本的に、契約の単位が大きい。「1ヶ月契約」や「5,000クリック契約」が一般的である。
新聞広告やテレビCMに比べると安いが、Web広告の中では高額な部類である。
「小さく始めて、成果が良かったら、大きな広告を打つ」ということができない。
純広告の料金相場は、「純広告の料金相場」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
デメリット2:検証・改善の速度が遅くなる
純広告では、契約期間終了後に、「クリック率」や「資料請求率」といった数値が分かる。
逐一数値を確認できないため、その分検証・改善の速度が遅くなる。
DSP広告のメリット・デメリット
DSPのメリット・デメリットを説明していく。
DSP広告の2つのメリット
メリット1:詳細なターゲット設定が可能
DSP広告とは、「ユーザーの『属性』と『行動』の両方に合わせて、広告を表示する広告」のことだ。
「さっきまで貴社の商品・サービスと同じジャンルのサイトを見ていた、20〜30代男性」といったターゲット設定ができる。
詳細なターゲット設定をおこなえるため、購入率・問い合わせ率が高くなる。
メリット2:最適なターゲット層を提案してもらえる
過去のデータを元に、DSPの運営会社が最適なターゲット層を提案してくれる。
したがって、初心者でも、ある程度の成果を得られる。
DSPの2つのデメリット
デメリット1:運用が難しい
DSP広告で大きな成果を得るためには、下記のような項目を検証・改善して、ターゲット設定を詳細にしていかなくてはいけない。
- 性別
- 年齢
- 行動パターン
しかし、検証・改善の組み合わせが無数にあるので、本当に正解のターゲット設定に辿り着くのは不可能だ。ベテランのDSP担当者でも無理だろう。
また、専門知識も必要である。
したがって、運用が非常に難しいのだ。
デメリット2:月額料金がかかる
DSP広告を出すためには、運営会社に毎月管理料金を支払わなくてはいけない。
その分、費用対効果が悪くなってしまう。
アドネットワークのメリット・デメリット
アドネットワークのメリット・デメリットを説明していく。
アドネットワークの2つのメリット
メリット1:リターゲティング設定が可能
アドネットワークでは、「自社のランディングページに訪れた人へ広告を出す」という設定が可能だ。
一度逃してしまった見込み客を、再度ランディングページに呼び込める。結果、高い購入率を生み出すのだ。
メリット2:幅広い層に広告を届けられる
アドネットワークを取り入れているWebメディアは多い。
ターゲット設定を甘めにすることで、幅広い層に広告を届けられる。
結果、認知度が大きく向上するのだ。
アドネットワークの2つのデメリット
デメリット1:費用が読めない
アドネットワークの広告出稿費は、オークションで決まる。
「時期」や「市況」によって、広告出稿費が大きく変動するため、いくらかかるのか予測がつかない。
デメリット2:運用が難しい
アドネットワークを成功させるためには、下記のような項目を調整して、詳細なターゲット設定をしなくてはいけない。
- 性別
- 年齢
- 住所
成果が出やすいターゲットが複数存在するため、ターゲット設定も複雑になるのだ。
毎月100万円以上の予算を充てる場合は、アドネットワーク運用代行業者を利用する必要がある。
アフィリエイト広告のメリット・デメリット
アフィリエイト広告のメリット・デメリットを説明していく。
アフィリエイト広告の2つのメリット
メリット1:完全成果報酬
アフィリエイト広告は、下記のような成果が発生したら、広告費用がかかる。
- 購入
- 問い合わせ
- 資料請求
完全成果報酬なので、広告が失敗したときの金銭的リスクがない。
メリット2:広告運用コストが低い
アフィリエイト広告を出せば、アフィリエイターが勝手に商品を販売してくれる。
販売用のランディングページを作っておけばいいだけなので、広告運用コストが低い。
アフィリエイト広告の2つのデメリット
デメリット1:成果報酬額が高い
下記の2つの理由から、アフィリエイト広告の成果報酬額が高めに設定されている。
- 広告が失敗するリスクを、「広告代理店」と「アフィリエイター」の両方が背負っている
- 成果報酬額が低いと、アフィリエイターが広告を貼ってくれない
「継続購入型商品」または「高額商品」のどちらかでないと、広告費用を回収できない。
デメリット2:月額費用がかかる
アフィリエイト広告を出すときは、必ず広告代理店を通さなくてはいけない。
広告代理店と取引するにあたって、毎月3〜5万円の月額費用がかかってしまう。
記事広告のメリット・デメリット
記事広告のメリット・デメリットを説明していく。
記事広告の3つのメリット
メリット1:商品・サービスの良さを十分伝えられる
記事広告とは、「ある特定のWebメディアに紹介記事を掲載する広告」のことだ。
紹介記事は2,000〜4,000字で作成されるため、商品・サービスの良さを十分に伝えられる。
結果、購入率や問い合わせ率が高くなる。
メリット2:長期的流入を見込める
期間指定なしの記事広告を出稿した場合、Webメディアが存続限り記事広告も残る。
1回出稿費用を支払うだけで、今後も記事広告への流入を見込めるのだ。また、SEO対策を施した場合は、検索流入も見込める。
メリット3:会社の信用力が上がる
後ほど説明するが、記事広告の出稿費用は高額である。
記事広告を出稿することで、世間の人が「金銭的に余裕のある会社」と認識するため、会社の信用が上がるのだ。
「商談がスムーズに進む」といった企業活動をする上でのプラスを得られる。
記事広告の2つのデメリット
デメリット1:広告出稿費用が高額
記事広告の出稿費用相場は、下記の通りだ。
「出稿費用=紹介記事の想定PV数×30〜150円」
最低でも50万円以上の費用がかかってしまう。広告が失敗したときの金銭的ダメージが大きいのだ。
記事広告の料金相場は、「記事広告の料金」で紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
デメリット2:広告掲載まで時間がかかる
広告出稿先にもよるが、紹介記事を作成するのに、最低10日間はかかる。そして、修正等をおこなえば、さらに10日間程度かかってしまう。
今すぐ広告を出したいと思っても、広告を出せないのだ。
SNS広告のメリット・デメリット
SNS広告のメリット・デメリットを説明していく。
SNS広告の2つのメリット
メリット1:ターゲット設定が可能
SNS広告では、ターゲット設定が可能だ。
貴社の商品・サービスに合ったターゲット設定をおこなえば、高い購入率・問い合わせ率を見込めるだろう。
メリット2:多くのターゲットが広告を見る
SNSの利用者は非常に多い。
アクティブユーザー数の具体例は、下記の通りだ。
- Facebook:2800万人
- Twitter:4800万人
- TikTok:950万人
参考:TikTok広告とは
したがって、多くのターゲット層に広告を届けられる。
SNS広告の2つのデメリット
デメリット1:購入率(または問い合わせ率)が低い
SNSの利用者は、ぼーっとフィードを見ている。おそらく目的意識を持っている人は、1割にも満たないだろう。
興味本位で広告をクリックする人が大半なので、購入率・問い合わせ率が低いのだ。
デメリット2:運用が難しい
SNS広告を成功させるには、下記の2つを検証・改善していかなくてはいけない。
- リード文
- ターゲット設定
専門的な知識が必要な上に、業務量が非常に多いため、運用が難しいのだ。
動画広告のメリット・デメリット
動画広告のメリット・デメリットを説明していく。
動画広告の2つのメリット
メリット1:商品・サービスの良さを十分伝えられる
動画は、視覚と聴覚の両方から情報を得られる。言い換えれば、伝えられる情報量が多く、商品・サービスの良さを十分伝えられる。
結果、購入率・問い合わせ率は高くなるのだ。
メリット2:広告を注目する人が多い
動画広告をやっている会社は少ない。その分広告が目立つため、広告を注目する人が多いのだ。
結果、認知度が大きく向上する。
動画広告の2つのデメリット
デメリット1:検証・改善の速度が遅くなる
動画広告の成果を良くするためには、動画の質を上げなくてはいけない。
動画を作成し直すには時間がかかるため、検証・改善の速度が遅くなるのだ。
デメリット2:動画作成費用が高い
動画作成費用は高い。
30秒程度の質の高い動画を作ろうと思ったら、10万円前後かかってしまう。
検証・改善を繰り返すたびに、費用がかさんでしまうのだ。
メール広告のメリット・デメリット
メール広告のメリット・デメリットを説明していく。
メール広告の2つのメリット
メリット1:良質な見込み客に広告を届けられる
メール広告とは、「他人のメルマガで、商品・サービスを紹介してもらう広告」のことだ。
下記の2つの条件が揃っているメールリストであれば、良質な見込み客に広告を届けられる。
- メルマガ購読者が貴社の商品・サービスのターゲット層と近い
- メルマガの内容と、貴社の商品・サービスの内容が近い
結果、購入率・問い合わせ率は高くなるのだ。
メリット2:運用コストがかからない
メール広告は、メルマガで商品・サービスを紹介するだけだ。
販売用のランディングページを作っておけばいいだけなので、運用コストがかからない。
メール広告の2つのデメリット
デメリット1:検証・改善が難しい
メール広告における検証ポイントは下記の2つだ。
- メールの文面
- メールリスト
どちらも広告出稿した側では、管理できない項目なのだ。
そのため、検証・改善が難しい。
デメリット2:広告出稿費用が高額
メール広告の相場は、下記の通りだ。
「広告出稿費用=メルマガ登録者×10〜30円」
広告を1回打つのに、最低でも30万円はかかってしまう。
したがって、広告が失敗したときのリスクが大きいのだ。
メール広告の料金相場は、「メール広告の料金」で詳しく説明している。ぜひ参考にしてほしい。
3.最適なWeb広告を選ぶための3の基準
何を基準に、どの種類のWeb広告を選ぶのが良いのか説明していく。
基準1:予算
Web広告の種類によって、広告出稿費用が異なる。(参考:Web広告の費用)
予算ごとに最適なWeb広告は、下記の通りだ。
- 1〜50万円:リスティング広告、アドネットワーク、SNS広告
- 50〜200万円:リスティング広告、純広告、アドネットワーク、記事広告、SNS広告、メール広告
- 200万円〜:全種類の広告
基準2:目的
Web広告の種類によって、達成できる目的が異なる。
目的ごとの最適なWeb広告は、下記の通りだ。
- 購入数を増やす:全種類の広告
- 認知度向上:純広告、アドネットワーク、記事広告、動画広告
- ブランド力向上:記事広告、純広告
基準3:充てる人数
Web広告の種類によって、広告運用に必要な人数が異なる。
広告運用に充てる人数に応じた最適なWeb広告は、下記の通りだ。
- 1人:純広告、記事広告、メール広告、アフィリエイト広告
- 2〜4人:リスティング広告、純広告、DSP広告、アドネットワーク、記事広告、メール広告、アフィリエイト広告
- 5人〜:全種類の広告
なお、外注するのであれば、1人担当者を置けば、全種類の広告の運用が可能だ。
最後に
Web広告ごとに、メリット・デメリットが大きく違う。
徹底的にリサーチをして、貴社の商品・サービスに合ったWeb広告を打ってほしい。
そうすることで、短期間で良い成果を得られるだろう。
現在、公式LINEで「たった6ヶ月で利益を平均80.4%増やすWebマーケティング手法」を無料で発信している。弊社のクライアントがWebマーケティングに取り組み、実際に成果を出したやり方・考え方が分かる。
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参考記事1:インターネット広告代理店17社のおすすめランキング
参考記事2:インターネット広告代理店9選を徹底比較
参考記事3:東京都のインターネット広告代理店10選
参考記事4:アプリ広告の代理店10選
また、Web広告のおすすめ媒体を、「Web広告のおすすめ媒体24選」で紹介している。そちらも合わせてご一読してほしい。